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マルクス・エンゲルス『ドイツ・イデオロギー』解説 (マルクス主義基本文献学習シリーズ6) 新書 – 2002/6/15


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商品の説明

内容紹介

マルクスとエンゲルスによる『ドイツ・イデオロギー』は、1845年11月末から翌年の7~8月に執筆されたと推定されます。この原稿のためのマルクスとエンゲルスの共同作業(討論と執筆の全過程)こそが、マルクス主義がマルクス主義としてその基本骨格を形成した飛躍の現場でした。
森尾誠著『マルクス・エンゲルス「ドイツ・イデオロギー」』は、このマルクス・エンゲルスの飛躍と格闘を全面的・本格的に読み解こうとするものです。
いま「『ドイツ・イデオロギー』は……マルクス主義がマルクス主義としてその基本骨格を形成した飛躍の現場」と述べましたが、どういうことでしょうか?
マルクスは、『ヘーゲル法哲学批判序説』(1844年)から『経済学・哲学草稿』(1844年)における国民経済学(ブルジョア経済学)への批判という形で、現実の世界=地上の世界の矛盾の現実的分析に踏みこみました。そして、『経済学・哲学草稿』における「疎外された労働」の分析と把握のなかで「私有財産の実践的本質は賃労働」という結論を導き出しました。
しかし、マルクスが『経済学・哲学草稿』でめざした現実の社会の分析・把握を全面的に推進していくためには、さらに質的な飛躍が求められました。つまり、歴史の唯物論的把握(唯物史観)、資本制社会の歴史的特殊性の解明、そして共産主義の歴史的必然性の把握が求められていたのです。この作業は、エンゲルスとの共同作業としての『聖家族』(1845~46年)をへて、さらにフォイエルバッハ・テーゼ(1845年7月以降と推測される)をとおして大きく前進し、そして決定的には『ドイツ・イデオロギー』において大きなブレークスルー(突破口を開くこと)をかちとりました。
このように『ドイツ・イデオロギー』は、唯物史観をもって資本主義を人類の歴史的発展のなかにおける特殊歴史的な社会として、最後の階級的敵対形態のもとにある社会としてとらえることに基本的に成功しています。しかも、この『ドイツ・イデオロギー』においてマルクスとエンゲルスは初めて、みずからを「実践的唯物論者つまり共産主義者」と規定しました。だからこそ『ドイツ・イデオロギー』は、その後の『哲学の貧困』(1847年)、『賃労働と資本』(1847年講演、49年発表)、『共産党宣言』(1847年末から執筆、48年2月革命の前後に発行)へと一挙にかけのぼる決定的な跳躍台となったのです。

出版社からのコメント

『マルクス主義基本文献学習シリーズ 6 マルクス・エンゲルス「ドイツ・イデオロギー」』は、『新訳 ドイツ・イデオロギー』の訳文に依拠して論じられています。『新訳 ドイツ・イデオロギー』は、「マルクス主義原典ライブラリー」企画の一環として、2000年7月に新訳刊行委員会訳・発行で現代文化研究所から発売されました(定価:本体1100円+税 前進社でも取り扱っています)。
『新訳 ドイツ・イデオロギー』は、廣松 渉(ひろまつ わたる)氏の重要な問題提起と業績を引き継ぎ、スターリン主義による改ざん(アドラツキー版)とその手直し(バガトゥーリア版)を根本的に打破した構成を実現しました。正確な新編集と平明な訳文をとおして原典本来の姿がよみがえっています。唯物論的歴史観と共産主義思想へのマルクスとエンゲルスの格闘と飛躍が力強く伝わってきます。
森尾 誠著『マルクス主義基本文献学習シリーズ 6 マルクス・エンゲルス「ドイツ・イデオロギー」』と合わせて是非ご活用ください。


登録情報

  • 新書: 288ページ
  • 出版社: 前進社 (2002/6/15)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 488139259X
  • ISBN-13: 978-4881392591
  • 発売日: 2002/6/15
  • 商品パッケージの寸法: 18.2 x 11.3 x 2 cm
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