この作者は、必要以上に作品世界やキャラクターを突き放して描くタイプの所謂「愛のないタイプ」の作家だと思っていたが、ちょっとばかし違ってたようだ。
同じようなタイプの作家に羽生生純がいるが、彼も傑作「恋の門」で、全てを突き放した先に見えるコアな愛を描いて、漫画史上に残るそれはもう美しい作品を残した。
松田洋子にとっての「恋の門」が、この「ママゴト」なんじゃないかなあ、なんて思ったりして。
とにかく全編、悲痛だが美しい。
これは、掃いて捨てるほどあるおためごかしのハートウォーム漫画なんかじゃない。
世の全てを醒めた目で眺め、恨み、諦めたその先に辿り着いたコアな愛がそこには見える。
心に響く作品です。是非、ご一読を。
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ママゴト 1 (ビームコミックス) コミック – 2011/8/25
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「人生のどうしようもない真理を突く名言が満載」南 信長(マンガ解説者)
――2011年9月11日付 朝日新聞 コミックガイドから引用
■多くの漫画家がTwitterやブログで大絶賛!!
吉田戦車(漫画家『伝染るんです。』)
「名作誕生。読んでない人は読んだほうがいい。」
(吉田戦車Twitterより引用)
志村貴子(漫画家『放浪息子』)
「『ママゴト』が発送されたとメールが届いていた。嬉しい。」
(志村貴子Twitterより引用)
ヤマザキマリ(漫画家『テルマエ・ロマエ』)
「あ~松田さん、ほんっとに良いわ。」
(ヤマザキマリ公式ブログ「ヤマザキマリ・シカゴで漫画描き」より引用)
■内容紹介
「いってきます」も「だいすき」も、はじめてでした。
心の底に抱えた悲しい過去から自由になることができないスナックのママ・映子。
彼女の元に無理矢理預けられた純真無垢な少年・タイジ。
ちぐはぐなふたりの、たどたどしい生活のはじまりはじまり。
発売以来、「涙なしには笑えない!」と大評判!
「普通の家族」を夢みるものたちの、
おかしくて、そして切ない、ある奇跡への物語。
■著者紹介
松田洋子(まつだ・ひろこ)
1964年生まれ、広島県出身。生計のため30歳のとき漫画家を志す。初めて描いた作品「薫の秘話」と「お散歩」の2作品が、第27回
ちばてつや賞大賞を受賞し、95年『モーニング』(講談社刊)でデビュー。『薫の秘話』を不定期連載し、大きな反響を得る。以
降、幅広い媒体でバラエティ豊かな作品を発表しつづけている。『赤い文化住宅の初子』(太田出版刊)は、2007年にタナダユキ監
督により実写映画化され話題となった。
――2011年9月11日付 朝日新聞 コミックガイドから引用
■多くの漫画家がTwitterやブログで大絶賛!!
吉田戦車(漫画家『伝染るんです。』)
「名作誕生。読んでない人は読んだほうがいい。」
(吉田戦車Twitterより引用)
志村貴子(漫画家『放浪息子』)
「『ママゴト』が発送されたとメールが届いていた。嬉しい。」
(志村貴子Twitterより引用)
ヤマザキマリ(漫画家『テルマエ・ロマエ』)
「あ~松田さん、ほんっとに良いわ。」
(ヤマザキマリ公式ブログ「ヤマザキマリ・シカゴで漫画描き」より引用)
■内容紹介
「いってきます」も「だいすき」も、はじめてでした。
心の底に抱えた悲しい過去から自由になることができないスナックのママ・映子。
彼女の元に無理矢理預けられた純真無垢な少年・タイジ。
ちぐはぐなふたりの、たどたどしい生活のはじまりはじまり。
発売以来、「涙なしには笑えない!」と大評判!
「普通の家族」を夢みるものたちの、
おかしくて、そして切ない、ある奇跡への物語。
■著者紹介
松田洋子(まつだ・ひろこ)
1964年生まれ、広島県出身。生計のため30歳のとき漫画家を志す。初めて描いた作品「薫の秘話」と「お散歩」の2作品が、第27回
ちばてつや賞大賞を受賞し、95年『モーニング』(講談社刊)でデビュー。『薫の秘話』を不定期連載し、大きな反響を得る。以
降、幅広い媒体でバラエティ豊かな作品を発表しつづけている。『赤い文化住宅の初子』(太田出版刊)は、2007年にタナダユキ監
督により実写映画化され話題となった。
- 本の長さ198ページ
- 言語日本語
- 出版社エンターブレイン
- 発売日2011/8/25
- ISBN-104047274739
- ISBN-13978-4047274730
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2019年9月18日に日本でレビュー済み
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20年前に、我が子を失った過去をもつスナックのママ・映子(えいこ)の元に、
親友の滋子(しげこ)が5歳になる息子、大滋(タイジ)を連れて訪ねてくる。
滋子はタイジを残して無断で去ってしまい、映子は不本意ながらタイジを預かることになった。
「うちゃあ子供なんて見たくもないんよ あん時から」
「そうなわ うちにはムリなんよ 赤んぼ育てるんわ」
「ボク 赤んぼとちがうよー もう5歳なんで? おにいちゃんなんよ」
映子は自分自身の辛い過去と、滋子との交流やタイジの境遇にグルグルと思いを巡らせて
心の底から苦しみながら、同時にタイジをどう扱っていいのかもわからず苦悩する。
そしてタイジと一緒に、ぎこちなくて、幼稚ともいえる、だけど映子なりの誠心誠意に、
疑似的な親子関係がはじまる。「ずっと一緒におろう」とタイジと約束をするも、
タイジの本当のお母さんである滋子が戻ってくるとの手紙が届いて・・・
ここで第1巻は終了。
全3巻。人の心をガシガシ揺さぶる本作は間違いなく名作中の名作。
上記のあらすじ通り「お母さんになれないはずの女が嘘のお母さんになる話」であり、
すなわち題名通りのママゴト。本作は断じて安物の不幸話ではありません。
人の心をグイグイ描いた本作は私の推薦書籍です。是非お読みください。
親友の滋子(しげこ)が5歳になる息子、大滋(タイジ)を連れて訪ねてくる。
滋子はタイジを残して無断で去ってしまい、映子は不本意ながらタイジを預かることになった。
「うちゃあ子供なんて見たくもないんよ あん時から」
「そうなわ うちにはムリなんよ 赤んぼ育てるんわ」
「ボク 赤んぼとちがうよー もう5歳なんで? おにいちゃんなんよ」
映子は自分自身の辛い過去と、滋子との交流やタイジの境遇にグルグルと思いを巡らせて
心の底から苦しみながら、同時にタイジをどう扱っていいのかもわからず苦悩する。
そしてタイジと一緒に、ぎこちなくて、幼稚ともいえる、だけど映子なりの誠心誠意に、
疑似的な親子関係がはじまる。「ずっと一緒におろう」とタイジと約束をするも、
タイジの本当のお母さんである滋子が戻ってくるとの手紙が届いて・・・
ここで第1巻は終了。
全3巻。人の心をガシガシ揺さぶる本作は間違いなく名作中の名作。
上記のあらすじ通り「お母さんになれないはずの女が嘘のお母さんになる話」であり、
すなわち題名通りのママゴト。本作は断じて安物の不幸話ではありません。
人の心をグイグイ描いた本作は私の推薦書籍です。是非お読みください。