「早く、食べなさい」 「だから言ったでしょ」 「どうして出来ないの」
「何回同じ事を言わせるの」 「もうお母さん知らないからね」 「言うことを聞きなさい」 「もう さっさとしなさい」
−−−自分の子どもの心の奥の奥、見えていますか?
この本の帯に書かれている言葉です。
誰でもドキッとさせられますよね。(私だけじゃないですよね!?)
主人公のメグちゃんは、仲良しのたっくんと喧嘩をしてしまいます。
ママは「メグちゃんが意地悪したんでしょ、お友達とは仲良くしなさい」といいます。
パパは「たっくんて意地悪な子だね、他のお友達と遊んだら?」といいます。
お兄ちゃんは「意地悪されたら、意地悪で仕返しすればいいんだよ」と言います。
どれもメグちゃんの本当の気持ちとは違います。
そしておばあちゃんだけは全然違うことをメグちゃんに言いました・・・。
この本は親業のシニアインストラクター瀬川文子さんの本で、
「親業」(親子コミュニケーション術)の入門的、もしくは子どもたちにも分かりやすく書かれた「親業」の絵本です。
ご存じない方には随分インパクトのある名称ですよね、「親業」って。
アメリカの臨床心理学者のトマス・ゴードン博士が1962年に講座という形で始められました。
当時のアメリカでは、両親そろった裕福な家庭から非行に走る子供達が増え、
社会問題になり始めていました。ゴードン博士はカウンセラーとして、
そういう子供達を立ち直らせることを仕事にしていましたが、
子供達が良くなったと思って家庭に戻すとまた問題を起こしてしまうことが多く
、根本的な解決には親を教育訓練する必要があると実感し、
「P.E.T.」(Parent Effectiveness Training)……「親業」を考え出したのです。
(瀬川文子さんのウェブサイトから [...])
この本を子どもに読んで聞かせるとき、必ず涙が溢れて、声が震えてしまいます。
上の娘が1歳10ヶ月のとき、「親業」に出会い、それ以来ずっと実践しているけれど、
ときに本当に子どもたちの気持ちを分かってあげられているのだろうかと不安になります。
ベストママであり続けようとしても、どうすれば子どもにとって、
本当の意味でのベストなママであり続けられるのでしょうか?
残念ながら、まだ答えは見つけられていません。
親と子どもがお互いに分かり合い、温かい関係をつくるためのちょっとしたコツが「親業」だと瀬川さんはおっしゃっています。
毎日子どもと格闘していく中で、私にも見えてくるものがあると信じています。
子育て真っ最中の皆さん、もし子育てに迷ったら(迷って無くても)是非一読を。
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