主人公のマファルダは5〜6才の幼稚園児ながら大人社会の観察力にすぐれた女の子。アルゼンチンは世界の食料庫といわれながら生産物は欧米に輸出され、高等教育を受けた人々はよりよい生活を求めて海外へ移住し(頭脳流出)国はいつまでも先進国に追いつけない状態が続きマファルダが反抗したくなるような混迷の政治も続いている。
マファルダの発表されたのは1960年代初頭でアメリカを代表する
チャーリ・ブラウン(こちらは男の子)やわが国の「サザエさん」とほぼ同世代の長期人気漫画である。スペイン語諸国20カ国のみならず、北米、カナダ、ドイツ、フランスなど広く読まれている。日本語版は日本人に理解できるように大胆な意訳も見られ優れた翻訳となっている。
続編が待たれる。
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