ソロス、副島さんの本と読み比べたかったので購入。
序盤はよくあるサブプライム問題の解説。
色々な本を読んでるせいもあって、真新しい情報はあまりなかった。
中盤は中国とドバイについて。
著者の主張では、中国もドバイもベアだ。
ドバイ運用者の大半が欧米人のため、運用は欧米の言いなりであること、
出資によって欧米金融機関への存在感は強めているが、結局は
過去の出資に対する追証であることはとても共感が持てた。
(後者については副島さんも述べている)
しかし、中国がベアである理由については疑問が残る。
民族独特の思考や文化は国際的に見て大問題だが、
GDP上昇率という超マクロ視点からの意見はあまり述べられていない。
もちろん著者は把握していることだろうが、この点を無視して中国ベアと
読者が納得するであろうか。少なくても私はしなかった。
容量の問題で割愛したのなら、読者が全く期待してない核反応メカニズム等の
薀蓄の方を省いて欲しかった。
(金融とは全く関係ない内容で非常に残念。こんな内容は誰も期待していない)
最終章は金ブル推奨といったところか。
著者ご自身もソロモン年収2億円を捨て金鉱山を買収・経営しており、
発言に重みがある。
恐慌時には金価格・金鉱山株が上昇すること(テクニカル)、
金の需要に対して供給が追いつく見込みがないこと(マクロ)、
という理由付けには同感。
最近たくさん本を出版されているせいであろうか、
前述お二方に比べると内容が凝縮されてない気がする。
ただ、金ブルの理由はとても参考になったので、自身の
ポートフォリオを考え直すキッカケになりました。
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