多くのコメントにある通り、CFTのリーダーについて述べられている点が特筆です。
マネジメントというのはかなり広範な意味を含む言葉ですが、初学者がイメージしている内容を極力裏切らないよう配慮された解説になっているところがとても好感が持てました。
また、マネジメント手法には様々な学者やコンサルティングファームによるツールが存在し、専門用語も多くなっていますが、この本は専門用語ありきの解説でなく、手法を説明してその名前(用語)を添えるように解説されているので、内容が理解しやすくなっています。
書籍としてはA5版で携行しやすく、紙厚があってページ数が押さえてあるので、あっという間に読み終えます。
この種の解説書は読後に頭に残らない(内容が薄い)ことが多いのですが、この本はしっかり頭に残ります。
言葉の定義や用語解説でない、実戦的な意味合いとしてマネジメントを学びたい社会人にお勧めです。
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マネジメントの基本 単行本 – 2012/2/28
手塚 貞治
(著)
◆「マネジメント」は立場によって意味が違う
「マネジメント」という表現は、いろいろな意味で使われています。
経営者が行なうマネジメントは会社全体の運営を円滑にすることですし、ミドルマネジャーが行なうマネジメントは部署の生産性の向上だったりします。
そこで本書は、マネジメントを「組織の成果を上げるための手法、仕組み、行動およびその行動主体」と定義し、
ミドルマネジャー、チームリーダー、クロスファンクショナルリーダー、経営スタッフ、経営者という、5つの視点で説明します。
◆手法や組織変革をしても、人を「マネジメント」できないと成果は上がらない
組織の成果を上げるために、プロジェクトマネジメント手法を導入したり、人事・組織制度を変革することが一般的ですが、残念ながら、うまく機能していない会社がほとんどです。
何が問題なのでしょうか。具体的な対策をわかりやすく示すため、本書はケーススタディを用いて、マネジメント手法の使い方も説明します。
◆マネジメント×リーダーシップで会社のあらゆる問題を解決する
マネジメントでは、メンバーを管理するだけではなく、モチベーションを上げたり、部署全員で問題解決に当たるため、リーダーシップも必要になります。
本書はファシリテーションやアサーションなど、メンバーや他部署等へのコミュニケーションスキルの活用法も説明します。
「マネジメント」という表現は、いろいろな意味で使われています。
経営者が行なうマネジメントは会社全体の運営を円滑にすることですし、ミドルマネジャーが行なうマネジメントは部署の生産性の向上だったりします。
そこで本書は、マネジメントを「組織の成果を上げるための手法、仕組み、行動およびその行動主体」と定義し、
ミドルマネジャー、チームリーダー、クロスファンクショナルリーダー、経営スタッフ、経営者という、5つの視点で説明します。
◆手法や組織変革をしても、人を「マネジメント」できないと成果は上がらない
組織の成果を上げるために、プロジェクトマネジメント手法を導入したり、人事・組織制度を変革することが一般的ですが、残念ながら、うまく機能していない会社がほとんどです。
何が問題なのでしょうか。具体的な対策をわかりやすく示すため、本書はケーススタディを用いて、マネジメント手法の使い方も説明します。
◆マネジメント×リーダーシップで会社のあらゆる問題を解決する
マネジメントでは、メンバーを管理するだけではなく、モチベーションを上げたり、部署全員で問題解決に当たるため、リーダーシップも必要になります。
本書はファシリテーションやアサーションなど、メンバーや他部署等へのコミュニケーションスキルの活用法も説明します。
- 本の長さ243ページ
- 言語日本語
- 出版社日本実業出版社
- 発売日2012/2/28
- 寸法14.8 x 1.8 x 21.2 cm
- ISBN-104534049285
- ISBN-13978-4534049285
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商品の説明
著者について
手塚貞治(てづか さだはる)
(株)日本総合研究所 経営コンサルティング部(東京)部長/主席研究員。東京大学文学部社会学科卒業、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)、中小企業診断士。
NTTを経て日本総合研究所に入社。経営戦略策定、事業計画策定、IPO支援、IR支援、社員検討会プログラム支援などのコンサルティング業務に従事。
著書は『経営戦略パーフェクトセオリー』『戦略フレームワークの思考法』(日本実業出版社)、『ジュニアボード・マネジメント』『必ず結果を出す!フレームワーク仕事術』(ともにPHP研究所)、
『経営戦略の基本がイチから身につく本』『株式公開を目指す企業のためのビジネスプラン策定マニュアル』(ともにすばる舎)、
『「株式上場」を考えた時に読む本』(すばる舎リンケージ)ほか。
浅川秀之(あさかわ・ひでゆき)
株式会社日本総合研究所 総合研究部門 通信メディア・ハイテク戦略クラスタ ー主任研究員。大阪大学大学院基礎工学研究科修士課程修了。日本電気株式会 社にて製品開発(おもに光通信分野)に従事したのち現職。専門は情報通信、 エレクトロニクス、メディア分野を中心とした経営戦略・事業戦略策定、M&A 支援、事業資産評価、研究開発戦略策定等を担当。共著書は『経営戦略の基本』。
安東守央(あんどう・もりお)
株式会社日本総合研究所 総合研究部門 マーケティング・マネージャー。早 稲田大学商学部卒。プロクター・アンド・ギャンブル・ファーイースト・イン ク マーケティング本部を経て現職。専門領域は経営戦略、新規事業開発、マ ーケティング戦略、ブランド戦略、BOPビジネス。近年では、日本総合研究所 インド事業創造プロジェクトに立ち上げメンバーとして参画。共著書は『経営戦 略の基本』。
岡田匡史(おかだ・まさし)
株式会社日本総合研究所 総合研究部門 経営コンサルティング部 副主任研究員。 東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻修士課程修了。専門領域は、グ ループマネジメント、事業戦略・新規事業計画、事業デューデリジェンス・バ リュエーション。各種インフラ企業のグループマネジメント構築支援・新規事 業開発支援、流通/サービス準大手〜中堅の成長を意識した経営改革・中期経 営計画策定支援、M&Aに関わる事業デューデリジェンスなどの案件を担当。 共著書は『経営戦略の基本』。
吉田賢哉 (よしだ・けんや)
株式会社日本総合研究所 総合研究部門 経営コンサルティング部 副主任研究員。 東京工業大学大学院社会理工学研究科修士課程修了。専門領域は、組織戦略、 ナレッジマネジメント、新規事業戦略、海外戦略、市場・商品需要予測等。静 岡県立大学経営情報学部非常勤講師としても活動中。共著書は『経営戦略の基本』。
(株)日本総合研究所 経営コンサルティング部(東京)部長/主席研究員。東京大学文学部社会学科卒業、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)、中小企業診断士。
NTTを経て日本総合研究所に入社。経営戦略策定、事業計画策定、IPO支援、IR支援、社員検討会プログラム支援などのコンサルティング業務に従事。
著書は『経営戦略パーフェクトセオリー』『戦略フレームワークの思考法』(日本実業出版社)、『ジュニアボード・マネジメント』『必ず結果を出す!フレームワーク仕事術』(ともにPHP研究所)、
『経営戦略の基本がイチから身につく本』『株式公開を目指す企業のためのビジネスプラン策定マニュアル』(ともにすばる舎)、
『「株式上場」を考えた時に読む本』(すばる舎リンケージ)ほか。
浅川秀之(あさかわ・ひでゆき)
株式会社日本総合研究所 総合研究部門 通信メディア・ハイテク戦略クラスタ ー主任研究員。大阪大学大学院基礎工学研究科修士課程修了。日本電気株式会 社にて製品開発(おもに光通信分野)に従事したのち現職。専門は情報通信、 エレクトロニクス、メディア分野を中心とした経営戦略・事業戦略策定、M&A 支援、事業資産評価、研究開発戦略策定等を担当。共著書は『経営戦略の基本』。
安東守央(あんどう・もりお)
株式会社日本総合研究所 総合研究部門 マーケティング・マネージャー。早 稲田大学商学部卒。プロクター・アンド・ギャンブル・ファーイースト・イン ク マーケティング本部を経て現職。専門領域は経営戦略、新規事業開発、マ ーケティング戦略、ブランド戦略、BOPビジネス。近年では、日本総合研究所 インド事業創造プロジェクトに立ち上げメンバーとして参画。共著書は『経営戦 略の基本』。
岡田匡史(おかだ・まさし)
株式会社日本総合研究所 総合研究部門 経営コンサルティング部 副主任研究員。 東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻修士課程修了。専門領域は、グ ループマネジメント、事業戦略・新規事業計画、事業デューデリジェンス・バ リュエーション。各種インフラ企業のグループマネジメント構築支援・新規事 業開発支援、流通/サービス準大手〜中堅の成長を意識した経営改革・中期経 営計画策定支援、M&Aに関わる事業デューデリジェンスなどの案件を担当。 共著書は『経営戦略の基本』。
吉田賢哉 (よしだ・けんや)
株式会社日本総合研究所 総合研究部門 経営コンサルティング部 副主任研究員。 東京工業大学大学院社会理工学研究科修士課程修了。専門領域は、組織戦略、 ナレッジマネジメント、新規事業戦略、海外戦略、市場・商品需要予測等。静 岡県立大学経営情報学部非常勤講師としても活動中。共著書は『経営戦略の基本』。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
手塚/貞治
株式会社日本総合研究所主席研究員/部長(東京)。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。NTTを経て現職。専門は成長企業に対する経営戦略、事業計画策定、IPO支援、IR支援、ジュニアボード支援など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
株式会社日本総合研究所主席研究員/部長(東京)。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。NTTを経て現職。専門は成長企業に対する経営戦略、事業計画策定、IPO支援、IR支援、ジュニアボード支援など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 日本実業出版社 (2012/2/28)
- 発売日 : 2012/2/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 243ページ
- ISBN-10 : 4534049285
- ISBN-13 : 978-4534049285
- 寸法 : 14.8 x 1.8 x 21.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 295,820位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 351位経営管理
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち3.6
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7 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年3月30日に日本でレビュー済み
マネジメントの手法を、
・チームリーダー(係長クラス?)
・ミドルマネージャー(部課長クラス?)
・クロスファンクショナルリーダー(社内プロジェクトリーダー?)
・経営スタッフ(経営企画部門メンバー?)
・経営者
という5つの立場ごとに解説しています。
マネジメント、という言葉をキーワードにした書はドラッガーから始まりそれこそ星の数ほどあるかと思いますが、特に「クロスファンクショナルリーダー」「経営スタッフ」という視点を取り入れたものは意外と数少なかったのではないか、と気付かされました。特に経営スタッフの章で、会社・事業というものを船・航海に例えて解説された部分はなるほどと思えるものがありました。
全体に平易な言葉で、また各章の冒頭には分かりやすいケーススタディが挙げられており、すっと理解できる内容に作られています。
現在部課長レベル以下の人はこれまでの振り返りや今後のあるべき姿の指針になるでしょう。社内プロジェクトリーダーや経営企画部門所属の方にとっては、特に実践的な教科書になるかと思います。そして既に経営者という立場にある人にとっては、自身を見つめなおす基盤となり、また後進育成のための良い気づきを得られるのではないでしょうか。
つまり、どのような立場にある人にとっても、社会人(企業人)である限り役に立つ、よくまとまった本だと思いました。
強いて言うなら、「まとめ」があるとより良かったかなと思います。各章の最後か、あるいは最後にもう一章加えるか。若干冗長となっても、より理解を深めたり後で振り返ったりするためには便利かな、と。まぁ減点する程では無いですが。
・チームリーダー(係長クラス?)
・ミドルマネージャー(部課長クラス?)
・クロスファンクショナルリーダー(社内プロジェクトリーダー?)
・経営スタッフ(経営企画部門メンバー?)
・経営者
という5つの立場ごとに解説しています。
マネジメント、という言葉をキーワードにした書はドラッガーから始まりそれこそ星の数ほどあるかと思いますが、特に「クロスファンクショナルリーダー」「経営スタッフ」という視点を取り入れたものは意外と数少なかったのではないか、と気付かされました。特に経営スタッフの章で、会社・事業というものを船・航海に例えて解説された部分はなるほどと思えるものがありました。
全体に平易な言葉で、また各章の冒頭には分かりやすいケーススタディが挙げられており、すっと理解できる内容に作られています。
現在部課長レベル以下の人はこれまでの振り返りや今後のあるべき姿の指針になるでしょう。社内プロジェクトリーダーや経営企画部門所属の方にとっては、特に実践的な教科書になるかと思います。そして既に経営者という立場にある人にとっては、自身を見つめなおす基盤となり、また後進育成のための良い気づきを得られるのではないでしょうか。
つまり、どのような立場にある人にとっても、社会人(企業人)である限り役に立つ、よくまとまった本だと思いました。
強いて言うなら、「まとめ」があるとより良かったかなと思います。各章の最後か、あるいは最後にもう一章加えるか。若干冗長となっても、より理解を深めたり後で振り返ったりするためには便利かな、と。まぁ減点する程では無いですが。
2012年3月5日に日本でレビュー済み
ひとくちに「マネジメント」と言っても置かれた立場によって、すべき活動は異なります。本書ではミドルマネジャー、チームリーダー、クロスファンクショナルリーダー、経営スタッフ、経営者という、5つの視点でマネジメントを説明しています。
全体的に、ケースと解説という形でとても読みやすく書かれているので、はじめてマネジメントを勉強するにはいい本だと思います。
特に「クロスファンクショナルリーダー」について書かれている章が勉強になりました。CFT(クロスファンクショナルチーム)という言葉はいろいろな所で目にしますが、CFTと普通の組織のマネジメントの違いについて説明している本は少ないように思います。本書ではその違いについてケースと事例で分かりやすく解説してあります。CFTとは何かについても理解がすすみました。
全体的に、ケースと解説という形でとても読みやすく書かれているので、はじめてマネジメントを勉強するにはいい本だと思います。
特に「クロスファンクショナルリーダー」について書かれている章が勉強になりました。CFT(クロスファンクショナルチーム)という言葉はいろいろな所で目にしますが、CFTと普通の組織のマネジメントの違いについて説明している本は少ないように思います。本書ではその違いについてケースと事例で分かりやすく解説してあります。CFTとは何かについても理解がすすみました。