三浦しをんさんのいつもの日常エッセイとは少し違い、「小説の書き方」に特化した手引書です(集英社の「WebマガジンCobalt」に連載)。
ただし、手引書とは言っても堅苦しい箇所は全くなく、しをんさんのファンなら文句なく楽しめます。「あの小説はこうして書かれたのか」「この時期には〇〇に夢中になっておられたのだな」等々、頷いたり納得したり。
読了して再確認したのは、しをんさんのお人柄の良さ。
ファンになって長いので、エッセイも全て手元に揃えてあるのですが、直木賞作家にして本屋大賞も受賞、ベストセラー作家なのに、この方はまっっっったく上から目線なところがないんです。
文章のセンス、キャラクターの造形、人を楽しませるエッセイ、超一流の技術をお持ちでありながら、ご自身も他の創作物へのリスペクトを忘れない。
物語に対して、他人に対して、常に謙虚で、投稿作の選評も的確で分かり易く、そして小説と投稿者への愛に溢れている。文壇において、稀有な存在だと思います。
Web連載を熟読していたのですが、本屋さんにサイン本があったので迷わず購入!宝物にします。
「いつもの爆笑(?)エッセイとは方向性が違う」「小説を書きたい人向け」であり、そういった人はWebでの連載を熟読していたと思いますが、三浦しをんさんの一ファンとしてもおススメです。
≪追記:初回出荷限定特典・発売記念トークショーを視聴して≫
2020年11月12日から2021年1月10日まで、しをんさんと池上冬樹さん(山形小説家・ライター講座の世話役)の対談が動画配信されています。
1時間超のボリュームで、「三浦しをんさんがどんな方か知りたい」「小説家になりたい」という方は必見の内容です。対談相手の池上冬樹さんは小説の書き方、在り方について「こうすべき」という持論が固まっている方なのですが(笑)、しをんさんは本当に柔軟な視野をお持ちで、言葉を選びながらのアドバイスになっています(素晴らしく頭のいい方、気遣いのできる方だな、と改めて感じました)。
しをんさんのファンなら是非!ますますファンになること間違いなしです。
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