まず商品概要は、デジタルカメラに向かって立ち、付属のペンライトを持って中空に絵を描くと、カメラ撮影画面には絵柄がクッキリと浮かび上がると言う玩具です。
感覚的には、シャッタースピードを遅くしたカメラに向かって、ペンライトで絵を描くのに近い感覚で、それらをデジタル技術の発達で簡易的に昇華した物です。
そして商品内容は、ボタンを押すと「赤＆緑」色に発光色が変わる「ペンライト」と、遊戯性を高める為の「お題カード」のみで、商品価格の半分程は後述アプリの開発費が占めていそうです。
アプリ自体は、無料で各ストアからDL出来て、ほぼ本商品の機能性の全てを掌握している印象です。
そのメカニズムは、単純に「緑色の光をペン先と認知」し、画面上にペイント出来る仕様で、ずばり本商品以外のペンライトでも、緑色に発光さえ出来れば流用が可能な程です。
実際の使用感としては、カメラがペンを認知する感度は極めて良好で、ペンが2本あれば二刀流で描く事も可能であり、上述汎用規格性がここで生きます。
ただ、この描いた画面を確認する術が確立されていない印象で、パーティー会場等で利用する場合は、スマホをTVに接続する用意が必要となります。
また、描画線がスマホ向けに細く設定されており、大画面TVに映すと線が見難い難点もありました。
注意点としては「赤＆緑」発光を認知する仕様上、同色の壁紙＆衣類が存在したり、屋外等の明る過ぎる環境や、鏡等の反射物が近くにあると、いずれも正常作動しない事を確認しました。
パッケージは、店頭陳列する際の美観を意識した大型化粧箱の中に、収納保管性を優先した小型箱が用意されていると言う二重箱仕様で、割とコンパクトに片付けられます。
ペンライトの電源は、単三乾電池×1本(付属)で、装填＆交換には別途プラスドライバーが必要です。
製造販売元は、米国大手玩具メーカー【マテル】＆製造は中国工場委託ですが、パッケージ＆説明書＆アプリは日本語仕様の文面が用意されていました。
総じて、ペンライトが「赤＆緑」に発光している為、描画者を見ていても割と安易にお題を当てる事が可能で、ちょっと難易度が低過ぎる印象は受けます。
個人的には、赤外線ライト等の不可視光を利用して、デジタルカメラだけが認知出来る仕様にすれば、難易度向上が図れる様にも感じました。
しかし上述汎用規格上、本商品が無くても別途緑色のペンライトさえ用意すれば、無料アプリDLのみで同様の遊びが可能となってしまい「メーカーさん大丈夫?」と不安になってしまいます。
それでも、アプリのペンライト認知性は極めて高く、ペンライト自体も片手で容易に発光色切替が可能であり、☆×4ぐらいの評価には届くかと思います。
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