マツコ・デラックスさんと池田清彦さんの対談。大変示唆に富んだ対話なのだけれど、お二人が大上段に振りかぶらず、真面目な雑談といった感じで話が進んでいくところがとても心地よい。
相手の話を受け入れつつ自らも主張するということを嫌味なく行えるお二人のトークは共感を呼ぶことはあっても読む者に何かを強要したりはしない。
マイノリティについて多く語られているのだが、少数派擁護・多数派批判というわけではなく、非常にフラットに分け隔てなく意見が述べられている。例えば、マイノリティによるマイノリティ差別があるとか。先ほど「真面目な雑談」と書いたけれど、その雑談で交わされている内容はかなり深い。
解説で澤口俊之さんが「本書を読むことで、おそらく全ての人がほっとしたり清々しい気持ちになったりすると思う」と書いているが、まさにその通りで読後はとてもすっきりした感覚を味わえる。好きに生きているつもりでもやはりどこかで周りに同調して自分を抑えているのかな。
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