マチネー 土曜の午後はキッスで始まる [Laser Disc]

5つ星のうち4.1 4個の評価

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新品 中古品
Laser Disc, 色, 字幕付き 1枚組
¥779

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登録情報

  • EAN ‏ : ‎ 4988102268916
  • 監督 ‏ : ‎ ジョー・ダンテ
  • メディア形式 ‏ : ‎ 色, 字幕付き
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 55 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 1994/2/25
  • 出演 ‏ : ‎ サイモン・フェントン
  • 販売元 ‏ : ‎ パイオニアLDC
  • ASIN ‏ : ‎ B00005L1PF
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち4.1 4個の評価

カスタマーレビュー

5つ星のうち4.1
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4 件のグローバル評価
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上位レビュー、対象国: 日本

2020年12月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
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5つ星のうち5.0 あの頃(=1990年代)はよかった
ユーザー名: 陸田竜平、日付: 2020年12月17日
 レビュー対象は国内版LD(パイオニアLDC PILF-1821)。裏面解説には「ビスタ・サイズ(1×1.85)」とあるものの、その下には「※本編は、テレビ・モニターに合わせてトリミングしてあります」。要するにビスタは同時収録のウールジー・インターナショナル・ピクチャーズ提供『マント/原子蟻人間現わる MANT!』(笑)についてのみ、それもやはり左右トリミングがあって1.66:1もない程度で(これまた要するに「ビスタで撮影した」と云うことか)、肝心の『マチネー』本編は同時期発売の国内版VHS(SHV松竹ホームビデオ KF-0852)と同じスタンダード・サイズ=4:3(1.33:1)。ただ、IMDbなどによるとオリジナルは1.37:1らしい。まあ、本作が公開された1993年はVHS&LDを中心に家庭用ビデオ・ソフトが世界中すっかり普及し切った時代。製作者側も劇場のワイド・スクリーンと家庭のブラウン管スタンダードの両方を配慮・想定して撮影に臨むことが少なくなかったので、上下トリミングの劇場版と左右トリミングのビデオ版、どっちがよりオリジナルで情報量豊富とは言い切れない時がある。市川崑やスタンリー・キューブリックみたいにスタンダード好みの監督もいることだし、「ヨコナガじゃねーじゃねーか!」と一概に切り捨てるのは早計だろう。国内版DVD(2002年&2016年の二種)&同Blu-rayは未見ながら、当amazon.co.jpの登録情報で見る限り1.33:1だったり1.78:1だったりとマチマチで、その上特典映像その他の有無にもバラツキがあり、とにかくカメラに収めたものは全部観られるんじゃないとイヤ!派の人は要注意。購入前に、可能であればまずレンタルなどで各種比較・確認した方がよさそう。ちなみに、外盤Blu-rayには16:9(1.78:1)と1.85:1を併録のものもある模様。

 …とまあ、細かいことにコダワりたくなるのも評者がこの作が大好きだから。本作とよく比較される『スタンド・バイ・ミー』も『ニュー・シネマ・パラダイス』も子供を大人の目で見過ぎなところがあって、成人した主人公の視点で語られるのだからそれは当然とは云え、逆に言えば子供の目で見ているはずの大人の世界にリアリティあり過ぎ―本当はもっとボンヤリとした「あちら側」としか認識出来ていないのではないか―で、要するに子供と大人の二項対立あってのはっきりと大人向け、それも中高年好みの映画。童心を失って久しい人間の作為性が否めない気がするのだが、こちらはところどころが歯抜け状態の現実&非現実、現実的な非現実&非現実的な現実がスクリーンの中でも外でも混在する―父親を映したホーム・ムーヴィーや終盤は核爆発のフェイク・フィルムに象徴される―モザイク的世界。幼稚園児の絵日記のようなその一種の無責任さには「ホントに子供が作ったのでは?」とまで思わせる逆説的なリアリティがある。同時期のティム・バートン『エド・ウッド』に似た…とも云いたくなるが、バートンの厭世・厭人臭(上記『スタンド~』など本作と同系統の少年ものにも目立つ)とは無縁、まさに幼い子供のように世界への愛と信頼に満ちているのが本作の特徴であり、好ましいところ。

 所詮ノスタルジーは過去との距離・断絶が前提の現実感を欠いたもの。感情移入の度が過ぎるとお涙頂戴の美談へとすぐ極端に傾いてしまうのはそのせいだが、その種の作品に共通する「あの頃はよかった」の哀切・虚無的な喪失感も本作には皆無で、活き活きした子供ゴコロがウソっぽくなく感じられるのもそのあたりから。被爆や敗戦の味を知らないアメリカの気楽さと云えば云えるが(この無邪気な物語の後、本当に核攻撃が起きてしまうのが『はだしのゲン』だろう)、商魂ばかりで危機感ゼロの業界人たちも原爆ノイローゼも、ビート族カブレもいかにもなリベラル派=ユダヤ系ガール・フレンドの一家も等し並みにからかう余裕と優しさ―ジョン・グッドマン演じる映画監督が主人公に語る「大人は何でも分かってるって?そりゃウソだ。大人だって今のおめえみてえに毎日手探りなのよ。おめえだって上手くやってける、心配無用さ」―は、舞台となる1960年代ではなく、この映画が作られた幸せな時代をむしろ反映しているような。ジェリー・ゴールドスミスのシューベルト的に優美で親密なスコアも素晴らしい。

 ハリウッド映画の全盛期はいつか?と云う議論があって、ルビッチ、キャプラ、チャップリンの戦前だとか戦後すぐの頃の能天気な痛快&娯楽路線が一番だ、いやフィルム・ノワールだ、昭和30年代のシネスコ&テクニカラー大作こそハリウッドだ、1960年代末からのニュー・シネマだとヒトそれぞれでヤカマしく、確かにいずれも面白いには違いないものの、今の目にはやはり隠し得ないアメリカ第一主義・白人至上主義・男性優位主義にいささかキレイゴト過ぎるサロン的リベラリズム―『俺たちに明日はない』も『卒業』も『カッコーの巣の上で』も、造反してそれだけで終わりじゃハナシにならないけどね、といつもチラッと思う―が鼻につかないこともなく、そういうものを完全に排除するのは禁酒法と同じでどうせムリには違いないし、映画ごときにそこまで求めるのがそもそもスジ違いなのだが、ソ連崩壊から911テロまでの間の「歴史の終わり」時代=平和と好景気の90年代にあってのハリウッド映画に広く見られる、人種や性差、経済格差への目配りも含めてバランスの取れた洗練と、躁病的な押しつけがましさのない穏やかな幸福感・安心感―『インデペンデンス・デイ』その他のハデハデなパニック&アクション大作でさえ、華々しい勝利の熱狂と興奮ではなく平和と充足の緩徐調フィナーレで余韻嫋々と幕を閉じるのが専ら―は、実はそれまでになかったもの。ジェイムズ・スチュアートの現代版を思わせるトム・ハンクスがトップ・スターに飛躍、ロバート・デ・ニーロやジャック・ニコルソンやクリストファー・ウォーケンらコワモテの演技派が一斉にコメディに参入し、トム・クルーズ、ハリソン・フォードらそっち系列の男性スターがやたらポロポロ涙をコボす芝居をしてみせるようになり、『スター・ウォーズ』がEp.1からシリーズ再開された時代(たかが下半身スキャンダルくらいで大統領が失脚寸前、なんてのも平和な証拠だろう)、上記バートンのおそらく絶頂期やディズニー・アニメの久方ぶりの興隆と重なる所以もそのあたりでは。『羊たちの沈黙』に始まるシリアルキラー&サイコパス映画の大量生産すら、好況時にはドラキュラ映画が流行ったと云う嘗ての現象(伝説?)を思い出させる。映画史的・社会学的厳密さは評者の手に余るけれど、敢えて私見で判じれば、ハリウッドにおいて「黄金時代」と呼ばれるにふさわしいのはひょっとしてこの頃なのかも、と最近よく思う。
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2019年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2020年5月16日に日本でレビュー済み
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