筆者のマタハラ体験が「ほんとにこんなことがあるのか」とびっくりした。マタハラによる2度の流産によって深く傷ついたのに、マタハラ防止のための運動をしているのは、やはり勇気ある行動だと思う。
マタハラは女性だけの問題でなく、男性も含めた「日本人の働き方」に問題があるとしていることに納得。
マタハラ問題だけでなく、外国のこと、不妊治療、ダイバーシティなど、あらゆる視点から書かれている盛りだくさんな一冊。
彼女が、マタハラ問題を取り上げたことで、アメリカから「 2015 International Women of Courage Award(世界の勇気ある女性賞)」を、先進国である日本が受賞したのは、奥深いと感じた。
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マタハラ問題 (ちくま新書) 新書 – 2016/1/8
小酒部 さやか
(著)
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妊娠・出産を理由に嫌がらせを受ける「マタハラ」が、いま大きな問題となっている。マタハラとは何か。その実態はどういうものか。当事者の声から本質を抉る。
- 本の長さ238ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2016/1/8
- ISBN-104480068724
- ISBN-13978-4480068729
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
働く女性が妊娠・出産・育児を理由に退職を迫られたり、嫌がらせを受けたりする「マタニティハラスメント(マタハラ)」。労働局へのマタハラに関する相談は急増し、いまや働く女性の3人に1人がマタハラを経験していると言われている。本書は「NPO法人マタハラNet」代表による「マタハラ問題」の総括である。マタハラとは何なのか。その実態は、どのようなものなのか。当事者の生の声から問題を掘り下げる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
小酒部/さやか
1977年生まれ。「NPO法人マタハラNet」代表理事。自身の受けたマタニティハラスメント被害の経験をもとにマタハラNetを設立。マタハラという言葉を2014年の流行語になるまで普及させ、女性の全面的な職場参加を支援している。2015年、アメリカ国務省が主催する『世界の勇気ある女性賞』を日本人初受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1977年生まれ。「NPO法人マタハラNet」代表理事。自身の受けたマタニティハラスメント被害の経験をもとにマタハラNetを設立。マタハラという言葉を2014年の流行語になるまで普及させ、女性の全面的な職場参加を支援している。2015年、アメリカ国務省が主催する『世界の勇気ある女性賞』を日本人初受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2016年1月14日に日本でレビュー済み
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2018年5月15日に日本でレビュー済み
読んでいて涙が出た。著者の女性は仕事に責任感と充分な熱意をもって取り組む、とても仕事のできる社会的に価値の高い人だ。それなのに、妊娠というとても喜ばしい契機を境に、周囲に配慮、理解、対処をしてもらえず、それどころか安静にしなければいけない時期に多大な精神的ストレスをかけられ、辛い流産を二回重ねた…どれほど辛かったことだろう、痛かったことだろう、腹立たしかったことだろう…本当にひどいと、涙が止まらなかった。そしてその後この著者は会社を辞したが、そのまま子供は授かっていない。会社のために人が労働者として安く使い倒される日本の、まさに闇の部分…誰もが個人の自己実現のために、輝きながら、満足して働ける社会は、日本の実際の現代社会からは遥か離れた場所にあるんだと改めて再認識した。
今では全国でマタハラに苦しむ女性たちのための団体を立ち上げ活動をしている著者に、真っ先に辛辣なバッシングを浴びせたのは、同じ女性だという。流産を自己責任というのは、ひどすぎる。働いていればその場所での役割や義務がある。その義務にしっかりと向き合って、妊娠したお腹も大切に思う、二足のわらじを履こうとした著者は、現代の女性の、ひとつの確かな姿だと思う。二兎を追えば一兎も得ずという言葉があるが、これからの社会では、結婚して妊娠してこどもも生んで、そして仕事ももつことは、それが本人が望むことなら、決して責められることではない。
ただ人によってキャパシティや志向は違うので、個人の選択として専業主婦を選んだり、仕事一本の道を選んだとしても、それもまた、責められることでもない。ワーキングママが政府から求められていても、結果として少子高齢化が進んだとしても、やはり国のためや社会のためという動機で行うには、育児と社会的労働の両立は、あまりにも重く厳しいからだ。誰でもできるわけじゃない。現に著者は会社を相手取り裁判を起こし勝訴し、世界的な賞をもらい本も出版する「できる」女性だ。多くの場合、やはりこうはいかない。
マタハラは絶対に無くすべき、それは確かなことだと思うけれど、妊娠出産に関して権利ばかり主張して害になる女性のことは数が少ない、とさらりと触れられるだけで言及されないが、女性の権利や制度が広く拡充されれば、そういう女性は確実に増えるだろう。著者のように真摯に仕事に向き合える女性ばかりではないから、義務は放棄するけどもらえるものはもらう、保育園はできたら落ちて給付金は限界までもらって退職したい、そういう人だってたくさんいる。家庭が第一で、管理職にはなりたくないという考え方の女性だって一定多数いる。著者の言うとおり、個人の考えはさまざまなので、それにあわせた柔軟なマネジメントがこれからの会社には求められていくのたろう。
ひとつの価値観を振りかざさずに、さまざまな生き方を認め合いながら、全体として女性も男性も向上していくことができれば、一番よいが、日本の女性たちのロールモデルが分かれているせいで、女性同士の足の引っ張り合いが起こり、女性全体にとって利益のある権利の本来的な意味での実現は、本当に難しい。「自分たちがそうだったのだからあなたも」という価値観の押し付けは、自分たちの了解の及ぶ狭い範囲で思考停止しているに過ぎず、日本「全体」の社会に目を向ければ、働く女性が生きやすい社会になる方が当然いいに決まっている。たとえそれが自分の選択したロールモデルとは違っても、そちらを応援するべきだと私は思う。しかし個人が働くのは多くの場合「自分のため、自分の家族のため」だ。社会のためではない。皆目の前のことに必死で、余裕がなければ自分のことばかりになる。みんなが認めあって個人の選択を応援していける社会が成り立ち、結果的に全体的にも利益があればそれが一番いい。
自らの辛い体験から、少子高齢化という大きな問題を裏付けるさまざまな客観的データ、諸外国との比較、個別のマタハラ事例など、とても盛りだくさんの内容で良書でした。
男性、女性の垣根を越えて、マネジメント層のみならず、幅広く労働者層、子育て世代に読まれて欲しい本です。
今では全国でマタハラに苦しむ女性たちのための団体を立ち上げ活動をしている著者に、真っ先に辛辣なバッシングを浴びせたのは、同じ女性だという。流産を自己責任というのは、ひどすぎる。働いていればその場所での役割や義務がある。その義務にしっかりと向き合って、妊娠したお腹も大切に思う、二足のわらじを履こうとした著者は、現代の女性の、ひとつの確かな姿だと思う。二兎を追えば一兎も得ずという言葉があるが、これからの社会では、結婚して妊娠してこどもも生んで、そして仕事ももつことは、それが本人が望むことなら、決して責められることではない。
ただ人によってキャパシティや志向は違うので、個人の選択として専業主婦を選んだり、仕事一本の道を選んだとしても、それもまた、責められることでもない。ワーキングママが政府から求められていても、結果として少子高齢化が進んだとしても、やはり国のためや社会のためという動機で行うには、育児と社会的労働の両立は、あまりにも重く厳しいからだ。誰でもできるわけじゃない。現に著者は会社を相手取り裁判を起こし勝訴し、世界的な賞をもらい本も出版する「できる」女性だ。多くの場合、やはりこうはいかない。
マタハラは絶対に無くすべき、それは確かなことだと思うけれど、妊娠出産に関して権利ばかり主張して害になる女性のことは数が少ない、とさらりと触れられるだけで言及されないが、女性の権利や制度が広く拡充されれば、そういう女性は確実に増えるだろう。著者のように真摯に仕事に向き合える女性ばかりではないから、義務は放棄するけどもらえるものはもらう、保育園はできたら落ちて給付金は限界までもらって退職したい、そういう人だってたくさんいる。家庭が第一で、管理職にはなりたくないという考え方の女性だって一定多数いる。著者の言うとおり、個人の考えはさまざまなので、それにあわせた柔軟なマネジメントがこれからの会社には求められていくのたろう。
ひとつの価値観を振りかざさずに、さまざまな生き方を認め合いながら、全体として女性も男性も向上していくことができれば、一番よいが、日本の女性たちのロールモデルが分かれているせいで、女性同士の足の引っ張り合いが起こり、女性全体にとって利益のある権利の本来的な意味での実現は、本当に難しい。「自分たちがそうだったのだからあなたも」という価値観の押し付けは、自分たちの了解の及ぶ狭い範囲で思考停止しているに過ぎず、日本「全体」の社会に目を向ければ、働く女性が生きやすい社会になる方が当然いいに決まっている。たとえそれが自分の選択したロールモデルとは違っても、そちらを応援するべきだと私は思う。しかし個人が働くのは多くの場合「自分のため、自分の家族のため」だ。社会のためではない。皆目の前のことに必死で、余裕がなければ自分のことばかりになる。みんなが認めあって個人の選択を応援していける社会が成り立ち、結果的に全体的にも利益があればそれが一番いい。
自らの辛い体験から、少子高齢化という大きな問題を裏付けるさまざまな客観的データ、諸外国との比較、個別のマタハラ事例など、とても盛りだくさんの内容で良書でした。
男性、女性の垣根を越えて、マネジメント層のみならず、幅広く労働者層、子育て世代に読まれて欲しい本です。
2016年1月25日に日本でレビュー済み
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マタハラ問題は、決して妊娠・出産する女性と、雇用を取り巻く問題であるだけでなく、日本の経済問題にまで発展する大きな社会問題であり、決して軽視されてはならないということが1つの線のように繋がり、理解することのできる本です。マタハラそのものに関心のある人以外の一人でも多くの日本人に読んでもらいたい1冊です。
2018年10月23日に日本でレビュー済み
著者が受けてきたいわゆるマタハラ、マタニティーハラスメントについて赤裸々に語る。
主観も少なからず入っている気がするものの、「こんな上司がいるか、こんな会社があるか」というのが本書を読んだ印象。
例を挙げると下記のような感じだ。
「今は仕事が忙しいんだし、あと2-3年は、妊娠なんて考えなくていいんじゃないの?」
「また何か(妊娠)があって、穴をあけられたり、現に今回も迷惑かけていることはかけているわけよ。実際に」
「入社して1年は結婚するな」
「お前なんかが親になれるのか。戻ってくるときは周りに迷惑かけるのだから覚悟しろよ!」
「同時に育休を取らないように、女性社員同士で産む順番を決めろ」
この時代にこのような発言をする管理職がいるのかと驚くが、一方で逆の間違った配慮というのもあるのが現実だ。
子供を持つ女性に過度に配慮して、責任を持つ仕事を任せないといった例がある。
これもまた女性の活躍を阻害している。
これらの問題について、利益追求をする会社と女性の働く権利を主張する従業員という枠組みでは解決できない問題だと思う。
なぜならば、それは女性の採用回避といった間違った方向に行きかねないと思うからだ。
これは、社会の枠組みできちんと解決しなければならない問題なのだろう。
そうでなければ、少子化の解消とは程遠くなってしまう。
女性活躍を支える社会がどうあるべきなのか、考えさせられた一冊だった。
主観も少なからず入っている気がするものの、「こんな上司がいるか、こんな会社があるか」というのが本書を読んだ印象。
例を挙げると下記のような感じだ。
「今は仕事が忙しいんだし、あと2-3年は、妊娠なんて考えなくていいんじゃないの?」
「また何か(妊娠)があって、穴をあけられたり、現に今回も迷惑かけていることはかけているわけよ。実際に」
「入社して1年は結婚するな」
「お前なんかが親になれるのか。戻ってくるときは周りに迷惑かけるのだから覚悟しろよ!」
「同時に育休を取らないように、女性社員同士で産む順番を決めろ」
この時代にこのような発言をする管理職がいるのかと驚くが、一方で逆の間違った配慮というのもあるのが現実だ。
子供を持つ女性に過度に配慮して、責任を持つ仕事を任せないといった例がある。
これもまた女性の活躍を阻害している。
これらの問題について、利益追求をする会社と女性の働く権利を主張する従業員という枠組みでは解決できない問題だと思う。
なぜならば、それは女性の採用回避といった間違った方向に行きかねないと思うからだ。
これは、社会の枠組みできちんと解決しなければならない問題なのだろう。
そうでなければ、少子化の解消とは程遠くなってしまう。
女性活躍を支える社会がどうあるべきなのか、考えさせられた一冊だった。
2016年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本には、日本が真剣に取り組まなければならない問題が書かれています。
マタハラの問題を解決する事で、全ての労働者の働き方が変わり日本の明るい未来につながると本を読んで思いました。
小酒部さんの体験談は、ご本人は思い出すのも辛いであろう事なのに、日本を変える為に勇気をもって声をあげた行動力は素晴らしいです。
他の方の体験談やマタハラの詳細なども詳しく書かれているので、企業のトップを始め全ての方に読んで頂きたいです。
少子高齢化が続くと日本の経済危機にも繋がるので、日本は今後どのような働き方をすれば良いのかなど、考えさせられました。
私の子供達には仕事と家庭、そして自分の時間を有意義に使える日常を送ってもらいたいので、企業のトップの方や、
日本を動かしている方々に働き方改革をこの本を読んで実行に移して頂きたいです。
そして、私達の子供達に明るい未来のバトンを渡してあげたいです!!
マタハラの問題を解決する事で、全ての労働者の働き方が変わり日本の明るい未来につながると本を読んで思いました。
小酒部さんの体験談は、ご本人は思い出すのも辛いであろう事なのに、日本を変える為に勇気をもって声をあげた行動力は素晴らしいです。
他の方の体験談やマタハラの詳細なども詳しく書かれているので、企業のトップを始め全ての方に読んで頂きたいです。
少子高齢化が続くと日本の経済危機にも繋がるので、日本は今後どのような働き方をすれば良いのかなど、考えさせられました。
私の子供達には仕事と家庭、そして自分の時間を有意義に使える日常を送ってもらいたいので、企業のトップの方や、
日本を動かしている方々に働き方改革をこの本を読んで実行に移して頂きたいです。
そして、私達の子供達に明るい未来のバトンを渡してあげたいです!!
2016年1月28日に日本でレビュー済み
「世界の勇気ある女性賞」を授賞された
小酒部さやかさんによる初の著書。
1章は、筆者の受けたマタハラ体験。
泣きながら一気に読みました。
私自身、妊娠による醜い退職干渉→雇止めを受けたので、
筆者に気持ちを重ねながら‥
赤ちゃんからのメッセージの件に胸が苦しくなりました。
怒り、悔しさをプラスのエネルギーに変え、
「マタハラNet」を立ち上げるに至った著者の行動力には
本当に勇気付けられます!
2章、
マタハラの4類型と言われるタイプ分けを、
表を使い説明されています。
12名の実例を挙げ、分かりやすい記載がされています。
3章では、日本で初めて被害者実態を調査した「マタハラ白書」のデータ分析がされています。
世界の労働問題との比較や、
マタハラは、女性だけの問題ではなく、
「経済問題」であることの説明が非常に分かりやすく書かれています。
4章では、マタハラの問題点に併せて、マタハラをなくすために私たちが具体的に出来る事にも触れられています。
5章 著者が「世界の勇気ある女性賞」を授賞したドラマチックな実話です。
その臨場感に鳥肌が立ちました!
続いて、ワークライフバランスに対する様々な解決策を行っている企業に焦点を当て、
具体例と共に紹介しています。
筆者の体験を踏まえ、
「マタハラ」の基本的な要素がギュッと盛り込まれており、
まさに、教科書のような
入門の一冊になっています。
マタハラを受けた女性だけでなく、
子育て中のパパ、
赤ちゃんを待っているご夫婦、
会社の人事の方、経営者、労働基準監督署の方、
これから社会人を目指す大学生、
定年を迎えてお仕事を引退した方、
近隣に保育園が建つのを反対されてるご家族
まで‥
あらゆる世代の大人に手に取って欲しい本です。
子ども達に、
明るい未来へのバトンを渡せるように!!
小酒部さやかさんによる初の著書。
1章は、筆者の受けたマタハラ体験。
泣きながら一気に読みました。
私自身、妊娠による醜い退職干渉→雇止めを受けたので、
筆者に気持ちを重ねながら‥
赤ちゃんからのメッセージの件に胸が苦しくなりました。
怒り、悔しさをプラスのエネルギーに変え、
「マタハラNet」を立ち上げるに至った著者の行動力には
本当に勇気付けられます!
2章、
マタハラの4類型と言われるタイプ分けを、
表を使い説明されています。
12名の実例を挙げ、分かりやすい記載がされています。
3章では、日本で初めて被害者実態を調査した「マタハラ白書」のデータ分析がされています。
世界の労働問題との比較や、
マタハラは、女性だけの問題ではなく、
「経済問題」であることの説明が非常に分かりやすく書かれています。
4章では、マタハラの問題点に併せて、マタハラをなくすために私たちが具体的に出来る事にも触れられています。
5章 著者が「世界の勇気ある女性賞」を授賞したドラマチックな実話です。
その臨場感に鳥肌が立ちました!
続いて、ワークライフバランスに対する様々な解決策を行っている企業に焦点を当て、
具体例と共に紹介しています。
筆者の体験を踏まえ、
「マタハラ」の基本的な要素がギュッと盛り込まれており、
まさに、教科書のような
入門の一冊になっています。
マタハラを受けた女性だけでなく、
子育て中のパパ、
赤ちゃんを待っているご夫婦、
会社の人事の方、経営者、労働基準監督署の方、
これから社会人を目指す大学生、
定年を迎えてお仕事を引退した方、
近隣に保育園が建つのを反対されてるご家族
まで‥
あらゆる世代の大人に手に取って欲しい本です。
子ども達に、
明るい未来へのバトンを渡せるように!!
2016年1月14日に日本でレビュー済み
女性が主張すると、「めんどくさい女がまた騒いでいる」という印象を持ってしまう人も多いと思います。
でも本書を読んで、それはまったくの誤解だったと思いました。
マタハラ問題のすべてが書かれた本だと言っていいと思いますが、
なかでも、初めの方にある著者自身の体験談がすごかった。
こんなに無理解で、馬鹿で、リスクマネジメントできない上司がいるのかと、信じられませんでした。
著者は一方的に上司を悪者扱いしていません。何とか歩み寄ろうとし、説明しようとし、
女性だから感じる悩みや不自由さとうまく付き合いながら、リスクを回避して最善のことをしようとしているだけです。
なのに、理解しようともしない。威張っているだけで無能な男性上司がいかに多いのかと想像させられました。
男性は気づかぬうちに女性を抑圧しているのかもしれません。
反発するのでもなく、諦めるのでもなく、うまくやりくりしながら仕事をしていた著者。
これは普通の女性の姿なのでしょう。だからこそ、勇気ある女性賞が贈られたのだと思いました。
ここまで引き込まれる本は久しぶりに読みました。おすすめです。
でも本書を読んで、それはまったくの誤解だったと思いました。
マタハラ問題のすべてが書かれた本だと言っていいと思いますが、
なかでも、初めの方にある著者自身の体験談がすごかった。
こんなに無理解で、馬鹿で、リスクマネジメントできない上司がいるのかと、信じられませんでした。
著者は一方的に上司を悪者扱いしていません。何とか歩み寄ろうとし、説明しようとし、
女性だから感じる悩みや不自由さとうまく付き合いながら、リスクを回避して最善のことをしようとしているだけです。
なのに、理解しようともしない。威張っているだけで無能な男性上司がいかに多いのかと想像させられました。
男性は気づかぬうちに女性を抑圧しているのかもしれません。
反発するのでもなく、諦めるのでもなく、うまくやりくりしながら仕事をしていた著者。
これは普通の女性の姿なのでしょう。だからこそ、勇気ある女性賞が贈られたのだと思いました。
ここまで引き込まれる本は久しぶりに読みました。おすすめです。