今回は怪物の脅威よりも環の大暴走、「笙子様を信じていれば 絶 対 に 大丈夫、不信心者は
災いを呼ぶから殺ーーす！！」と主張する彼女の言葉に乗っかってリンチを繰り広げる少女たち。
環が敵視する最大の敵はトリノ。異常過ぎる笙子教に従う者と逃げ出す者、その分裂と内紛
（と環の顔芸）が延々と描かれることに。
これは途中で挿入される寓話…「聞こえる者」と「聞こえない者」の争いとリンクしているのか。
こちらとしては怪物の習性や島の秘密を調べて生き延びる道を探すサバイバルが見たかった
ので何か違う…のですけど、考えてみればこの状況でお嬢様な少女たちに正気を保てという方が
無理な話、冷静なトリノがむしろ異常というか超人。怪物たちの苗床にされてしまった少女も多く、
産み付けられた怪物の卵を目の当たりにするトリノ、しかし怪物と共に環の軍勢も迫る。
トリノたち反環派は逃げ延びられるか、そして肝心の「笙子様」はその頃……。
次巻も楽しみです。
しかしお嬢様とはいえ、適当な刃物があれば怪物を倒せるしクラスメイトはボコボコにするし
で結構凶暴。むしろみんなで環を倒しておけば平穏だったものを（笑）。
この怪物に雌雄はあるのか不明ながら、産んだ卵を守る親がいないというのも奇妙な習性。
でかくても知能は虫並みなのか。あるいはあの産み付けられた卵は人為的な…？
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