655ページ。ずっしり重厚な著本なので、急ぎ速読するなか第七章「二一世紀の移動は、相乗りが基本になる」 P.221-P.222 の小見出し「交通の未来を思い描く」の行に目は留まる。そこでは交通システムに関する革命的なパラダイムシフトが論じられており、なかでも
~ コラボレーションを取り入れれば、人材、アイデア、資源が一つとなり、未来につながる技術やサービスの考案、導入が加速される。 知的財産や資産(車そのものも含む)を共有すれば、膨大な資源の無駄遣いが是正される ~
その行にパシーンと膝を痛打しばし。それは今年2月、マイブログのエントリー『イオンモール岡山と後楽園は、未来カーの両輪。 街なか回遊を促すために岡山市がクリアすべき 2つの課題とは〔 http://www.town-pr.net/archives/52022612.html 〕』にピタリ重なる感があり、正味、とても嬉しかったから。健やかな地域の未来の為に、問題解決の新たなビジネスモデルを築こうとしている私は、世界に散らばっている英知や能力を結集させ、分散している市民や組織という生態系全体を変えたいと願い、また、自分は変えられると信じて止みません。 第十五章「市民が監察官となる日」 P.487 の小見出し「自立した市民は喜んで協力する」に何故か励まされ、第十七章「改革のための基本原則」 P.563-P.564 のヴァンガードの解説に希望を見出した次第です。
フラット化・オープン化・ネットワーク化する社会をいかに生きるか 『マクロウィキノミクス』。 それは日時を変えて再読するとして、精読すべきと感じているのは Part.6 「公共の場を再構築する」 第十四章「集合知で行政に付加価値を与える」 P.434-P.472。 次回の愉しみに、取り置きしておこうと想います。良書拝読、ありがとう存じます! 2014年4月22日
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マクロウィキノミクス 単行本 – 2013/12/14
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- 本の長さ655ページ
- 言語日本語
- 出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日2013/12/14
- ISBN-104799314173
- ISBN-13978-4799314173
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
本書では、それぞれの業種や業界で、問題解決の新たなビジネスモデルを築こうとしている個人、企業、組織について見ていく。彼らは、自らの意志で小さな実験なイノベーションに着手する人や組織を必要な量だけ集め、社会全体を変えようとしている。新しいビジネスモデルを提唱する彼らは、世界に散らばっている英知や能力を、どうすれば結集できるか知っている。だから、世界的な企業や国家だけなく、地上に分散している市民や組織という生態系全体を動員することができるのだ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
タプスコット,ドン
コンサルタント。シンクタンクMoxie Insightの会長を務め、カナダのトロント大学で教鞭もとる。長年にわたり情報技術がビジネスや社会、政治に与える影響を研究してきた。Thinkers50(最も影響力のある経営思想家トップ50人のランキング)にも選出されている
ウィリアムズ,アンソニー・D.
Lisbon Council(シンクタンク)上席研究員、トロント大学Munk School of Global Affairs客員研究員
夏目/大
1966年大阪府生まれ。同志社大学文学部卒業。大手メーカーにSEとして勤務後、翻訳家に。現在、翻訳学校フェロー・アカデミーの講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
コンサルタント。シンクタンクMoxie Insightの会長を務め、カナダのトロント大学で教鞭もとる。長年にわたり情報技術がビジネスや社会、政治に与える影響を研究してきた。Thinkers50(最も影響力のある経営思想家トップ50人のランキング)にも選出されている
ウィリアムズ,アンソニー・D.
Lisbon Council(シンクタンク)上席研究員、トロント大学Munk School of Global Affairs客員研究員
夏目/大
1966年大阪府生まれ。同志社大学文学部卒業。大手メーカーにSEとして勤務後、翻訳家に。現在、翻訳学校フェロー・アカデミーの講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : ディスカヴァー・トゥエンティワン (2013/12/14)
- 発売日 : 2013/12/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 655ページ
- ISBN-10 : 4799314173
- ISBN-13 : 978-4799314173
- Amazon 売れ筋ランキング: - 768,757位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 514位情報社会
- - 2,894位オペレーションズ (本)
- カスタマーレビュー:
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2014年4月22日に日本でレビュー済み
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2014年4月1日に日本でレビュー済み
1960年、アメリカが医療に費やす金額は、GDPのわずか5.2%に過ぎなかった。しかし、2009年には17.3%までに上昇した。これは、食費よりも医療費の方が多いことになる。
2007年、ハーバード・ビジネス・スクールを首席で卒業したジェイ・ロジャースは、新しい形態の自動車会社であるローカル・モーターズを設立した。これは従来の自動車会社とは異なり、設計部門もなく、研究開発も行わない。その代わり、ネット上にコミュニティを開設して、そこに121カ国から約5000人ものデザイナーが登録し、次世代自動車をデザインするコンテストに参加している。そして、ロジャースは最新型の自動車の枠のみを自社で生産し、それ以外の部品は全て自動車メーカーから中古で仕入れている。最終的に自動車は、国内35ヶ所にある「マイクロファクトリー」と呼ばれる小規模な工場で製造され、その場で直接、販売される。ローカル・モータースはこの手法によって3ヶ月で自動車のデザインを完成させ、製造期間も14ヶ月で行えた。
イノセンティブは20万人の科学者を擁する世界的なネットワークで、1万ドル~100万ドルの報酬と引き換えに、改革を求める民間会社にアイデアを提供している。例えば、アラスカ湾で原油流出事故が発生した際、地元政府は海底に冷え固まった大量の原油を除去する手法を見つけられなかった。そこで事故から20年近くたった2007年に、この難題をインセンティブに委ねたところ、セメント専門の建築技師が高周波の振動を与えてセメントを固まらせない手法を原油にも応用できると提案した。実際、この手法で固まった原油を除去できることが分かり、この建築技師は報酬として2万ドルを受け取った。
2007年に開設されたカーボンラリーというサイトでは、世界各地からチームを募り、二酸化炭素の排出量削減を競い合う機会を提供している。このサイトでは、環境問題を提起し、二酸化炭素発生の回避を環境活動とみなし、実際に回避できた量をスコアとして記録している。例えば、2009年7月12日には、自動車の燃費向上につながるルール(加速や停止をゆっくり行う、最適な速度で運転するなど)に従うという運転ルールを開始し、世界中から4041人が参加した。その結果、北米やヨーロッパから参加した多くのドライバーたちによって、大気に放出されるはずだった247トンの二酸化炭素を、わずか12日間で削減できた。このコンテストによって、ドライバー1人当たり20ドル分のガソリンを節約した計算になる。
二酸化炭素の排出権の売買は、国や企業が行うのが普通だが、イギリスでは2010年から試験的に各家庭に排出権の売買を行わせている。このプロジェクトでは、成人1人ずつに炭素排出枠が認められ、それによって車の運転、飛行機の飛行、家庭での排出可能量が決められる。大型車を使ったり、大きな家に住んでいる、飛行機に頻繁に乗るという人は、排出量の枠を他の人から買う必要がある。イギリス政府によれば、この仕組みによって、個人レベルでもキャップ・アンド・トレードの枠が受け入れられる環境が出来ることを期待している。
2004年、世界保健機構(WHO)の発表したデータによれば、世界中で交通事故によって年間およそ120万人が死亡し、5000万人が負傷し、世界の死因の10番目が自動車事故死となっている。またWHOは、人間社会が変わらない限り、この数値は今後20年間で約65%増加すると予測している。
ハーバード大学の調査によれば、2007年にアメリカで申請された自己破産のうち、62%は医療費関連の問題が原因だった。驚くべきは、このうちの78%の人達は、病気を発症する前から医療保険に加入していたことである。このように民間医療保険に加入していて、自己破産した世帯の医療費の自己負担額は、平均で26971ドルだった。
映画「スターウォーズ」の生みの親のジョージ・ルーカスは、ネット上に違法にアップロードされた映画を削除するのではなく、ユーザーと一緒に映画を作り上げる機会を提供している。例えば、1977年に公開された映画「スターウォーズ エピソード4」を15秒ずつに分割して472箇所にし、それをオンラインで公開している。この動画は一般ユーザーに自由に開放され、映画ファンはこの動画を元にオリジナル動画を作ってネット上にアップすることができる。これらの動画はStarWarsUncut.comで公開されている。
ドイツのハンブルグ市では、2006年と2009年、一般市民がネット上で市の予算編成について参加する機会を設けた。この試みは、地元市民がネット上で21項目の予算の増減に対して決められ、最終的に5万人もの人がサイトを訪れて予算案が提示された。そして、これらの予算編成の意見を元に、地元の地方議会では予算が編成されることになった。
主権国家という発想は、ウェストファリア条約が締結された1648年まで遡る。この条約によって、ヨーロッパ帝国の間で、100年間に渡って繰り返された戦争が終結した。その後、小さな都市国家が集まって国家と経済、境界線、法律、政府の制度が作り上げられたのである。
2007年、ハーバード・ビジネス・スクールを首席で卒業したジェイ・ロジャースは、新しい形態の自動車会社であるローカル・モーターズを設立した。これは従来の自動車会社とは異なり、設計部門もなく、研究開発も行わない。その代わり、ネット上にコミュニティを開設して、そこに121カ国から約5000人ものデザイナーが登録し、次世代自動車をデザインするコンテストに参加している。そして、ロジャースは最新型の自動車の枠のみを自社で生産し、それ以外の部品は全て自動車メーカーから中古で仕入れている。最終的に自動車は、国内35ヶ所にある「マイクロファクトリー」と呼ばれる小規模な工場で製造され、その場で直接、販売される。ローカル・モータースはこの手法によって3ヶ月で自動車のデザインを完成させ、製造期間も14ヶ月で行えた。
イノセンティブは20万人の科学者を擁する世界的なネットワークで、1万ドル~100万ドルの報酬と引き換えに、改革を求める民間会社にアイデアを提供している。例えば、アラスカ湾で原油流出事故が発生した際、地元政府は海底に冷え固まった大量の原油を除去する手法を見つけられなかった。そこで事故から20年近くたった2007年に、この難題をインセンティブに委ねたところ、セメント専門の建築技師が高周波の振動を与えてセメントを固まらせない手法を原油にも応用できると提案した。実際、この手法で固まった原油を除去できることが分かり、この建築技師は報酬として2万ドルを受け取った。
2007年に開設されたカーボンラリーというサイトでは、世界各地からチームを募り、二酸化炭素の排出量削減を競い合う機会を提供している。このサイトでは、環境問題を提起し、二酸化炭素発生の回避を環境活動とみなし、実際に回避できた量をスコアとして記録している。例えば、2009年7月12日には、自動車の燃費向上につながるルール(加速や停止をゆっくり行う、最適な速度で運転するなど)に従うという運転ルールを開始し、世界中から4041人が参加した。その結果、北米やヨーロッパから参加した多くのドライバーたちによって、大気に放出されるはずだった247トンの二酸化炭素を、わずか12日間で削減できた。このコンテストによって、ドライバー1人当たり20ドル分のガソリンを節約した計算になる。
二酸化炭素の排出権の売買は、国や企業が行うのが普通だが、イギリスでは2010年から試験的に各家庭に排出権の売買を行わせている。このプロジェクトでは、成人1人ずつに炭素排出枠が認められ、それによって車の運転、飛行機の飛行、家庭での排出可能量が決められる。大型車を使ったり、大きな家に住んでいる、飛行機に頻繁に乗るという人は、排出量の枠を他の人から買う必要がある。イギリス政府によれば、この仕組みによって、個人レベルでもキャップ・アンド・トレードの枠が受け入れられる環境が出来ることを期待している。
2004年、世界保健機構(WHO)の発表したデータによれば、世界中で交通事故によって年間およそ120万人が死亡し、5000万人が負傷し、世界の死因の10番目が自動車事故死となっている。またWHOは、人間社会が変わらない限り、この数値は今後20年間で約65%増加すると予測している。
ハーバード大学の調査によれば、2007年にアメリカで申請された自己破産のうち、62%は医療費関連の問題が原因だった。驚くべきは、このうちの78%の人達は、病気を発症する前から医療保険に加入していたことである。このように民間医療保険に加入していて、自己破産した世帯の医療費の自己負担額は、平均で26971ドルだった。
映画「スターウォーズ」の生みの親のジョージ・ルーカスは、ネット上に違法にアップロードされた映画を削除するのではなく、ユーザーと一緒に映画を作り上げる機会を提供している。例えば、1977年に公開された映画「スターウォーズ エピソード4」を15秒ずつに分割して472箇所にし、それをオンラインで公開している。この動画は一般ユーザーに自由に開放され、映画ファンはこの動画を元にオリジナル動画を作ってネット上にアップすることができる。これらの動画はStarWarsUncut.comで公開されている。
ドイツのハンブルグ市では、2006年と2009年、一般市民がネット上で市の予算編成について参加する機会を設けた。この試みは、地元市民がネット上で21項目の予算の増減に対して決められ、最終的に5万人もの人がサイトを訪れて予算案が提示された。そして、これらの予算編成の意見を元に、地元の地方議会では予算が編成されることになった。
主権国家という発想は、ウェストファリア条約が締結された1648年まで遡る。この条約によって、ヨーロッパ帝国の間で、100年間に渡って繰り返された戦争が終結した。その後、小さな都市国家が集まって国家と経済、境界線、法律、政府の制度が作り上げられたのである。



