背負式の代替という時点でループハンドルになると思います。比較写真はシンダイワの24cc機です。ハンドルはMUR201CZの方が微妙に短いのですが、ハンドル取付部を推奨よりも自己責任であげて対応しています。
MUR201CZの大きなデメリットを先に書くと、エンジン式のループハンドル機にくらべて竿が重いです。バッテリーがモーター後部についていないだけわずかにマシです。U字ハンドルのバッテリー後部取り付けタイプに比べて重量軽減はそれだけです。通常のフレキシブルシャフトのエンジン背負式の竿にくらべると、モーターとユニット分だけキッチリ重いです。
安いとは言えない背負式バッテリーが必要なMUR201CZを選び、充電式にまでループハンドルをわざわざ選好する場合は、竿繰りの都合でハーネスなどを嫌う方が多いのではないでしょうか。つまり、ハーネスと補助ゴムワイヤー無しで使うパターンです。慣れるまでは筋肉痛で苦労するはずです。
メリットは、振動が少ない、混合燃料を使わなくてよい、比較して静音であるというのがよく語られています。振動が少ない分だけコストカットされているのか、初期のループハンドルが安っぽいものになっています。
ループハンドルの形状は傾斜しているぶんだけ竿をわずかに長く使えるタイプですが、共立系のループハンドルの最新タイプであるエルゴグリップの傾斜ループハンドルよりも1.5~2世代ほど前のつくりです。自分はチップソーがメインなので問題はありませんが、振動が増えるであろうナイロンコードをメインに考えている方は、防振手袋などの振動対策が必要になってくると思います。山林で粉砕系のブレードを使おうと思っている方はループハンドルを交換した方がいいでしょう。
メリットとして、トルクコントロールがエンジン式の刈払機と同じぐらいになっていること、あわせて、AFTというキックバック時に自動で止まってくれる機能の作動コントロールがバランスしている点があります。この2点のメリットで、チップソー使用の場合は(背負バッテリーを背負う体力があれば)エンジン背負式のループハンドル機を置き換えることが可能になります。
セフティー3 草刈機・刈払機用 チップソー研磨機 日本製 STS-01
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このタイプの研磨機を使う方なら分かってもらえると思います。動画であげていますが、MUR201CZは、草刈り現場の小石でチップソー下面の、大きめの石で側面と上部側の簡易研磨が可能なトルクコントロールになっています。下面を小石で簡易研磨する動画をあげています。
したがって、チップは柔らかくてヘタりやすいが、チップ飛びはしにくいというチップソーと組み合わせると(背負バッテリーを背負いつづける体力があれば)広い平地や山の中でも、自動車までもどらずに作業の継続が可能です。
しかも、エンジン式とちがって、石での簡易研磨に失敗してキックバックが発生しても自動で回転が止まってくれます。
また、推奨されない使い方ですが、意図的に軽めのキックバックを起こして右上がり斜面にて機械のアシストで竿先を上げる使い方は可能でした。派手に失敗すると自動で停止する機能があるのでエンジン式よりも良かった点です。
自動停止機能はキックバックと機械が判断する負荷が一気にくると安全のために停止するということでもあります。アイガモンのL字で神社まわりの笹ヤブをなんとかするぐらいは可能でしたが、粉砕系のブレードで山林の斜面で無理をする方には向かないと思います。そもそもの話ですが、オレゴンの厚めのシュレッダーブレードなどは、ギヤケースとシャフトが継続使用に耐えられないでしょう。
自分の場合はバッテリーはPDC1200を背負っていますが、なんとか空調服とあわせて背負えました。インナースペーサーなどは使っていないので風は通りにくいです。が、空調服がないと熱中症で倒れそうになります。すべてはバッテリーの重量せいですが、そこらへんを考慮しても☆5でいける、いや、いってくれ、このさきのバッテリー式刈払機のために! という祈りをこめて☆☆☆☆☆です。
最後に。ヤブや山の斜面で蜂の巣に遭遇した時に一部の機種の方がやっていたであろう、キルスイッチをテープで殺して排気ガスを出しっぱなしにして巣をいぶすという技は使えなくなっています。バッテリー式で排ガスでないですからね!













