最近のピリオド演奏の如何にもバロック的な響きからすると…このディスクは、余りにスケールが大きくペルゴレージ的とは言えないのかも知れない。
それどころか…他のどの指揮者のモダンオーケストラ演奏より壮大である…最近、ネトレプコがパッパーノと共演したものを入手したが、バロック期の室内楽を意識した演奏であった。
ここでは、《スターバト・マーテル》《サルベ・レジーナ》ともにデュトワの確信に充ちた重厚なオーケストラに乗せて、アンダーソン(ソプラノ)、バルトリ(アルト)という技巧に優れたスター歌手が説得力ある「祈り」を聴かせます。
ずっと、こればかり聴いていたので違和感はないし、今でも良い演奏、歌唱だと思いますが…パッパーノ盤のほうがペルゴレージの本質に迫っている気がする。
それはオーケストラ演奏の問題ではなく…アルト歌手、バルトリにあります。彼女は非常に上手いが、聖母マリアの悲しみを表に出そうとし過ぎる…息子を失った母親にしては元気が良すぎるんだね。
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曲目リスト
ディスク:1
商品の説明
メディア掲載レビューほか
非常に20世紀的に洗練された美しい演奏。テキストをどう読むかというときに,今日的な奏法に積極的な意味を見出す立場で,作曲者のオリジナルとはかけ離れているかもしれないが,モダン演奏としてはたいへん優れている。アンダーソンがあやしい程に美しい。
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
