この演奏の是非の判断は,じつはたいへん難しい。どんな再生装置に慣れているかによって印象が大きく異なるのである。以下は,高効率のスピーカーで比較的大音量で聴いた印象。
モダン楽器のオーケストラの中で判断すると,とくに変わった演奏である。その原因は,
1:比較的小編成で,ティンパニと金管にピリオド楽器を用いた。
2:合唱も比較的小編成である。
3:フレージングが分節的である。
4:リズムが浮き足立っている。
の4点であろう。(もちろん4点とも好ましいと私は思う。)そしてこのCDのように,「見通しの良い演奏で,かつ不可解な演奏」というのは,たいへん珍しいのである。どのフレーズも意図的に響くのであるが,その意図が明確になる前につぎのフレーズが襲ってくる。そのさきの響きへ。これはピリオド奏法の他のオーケストラにない,ノリントン+SWRの一大特徴と言えよう。
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