この中の登場人物2人の恋のゆくすえにはらはらしながら
読みました。
あまりおもしろいんで
物語フェチの実家の父に急送しましたが
父は「ペルー日本大使館公邸占拠事件の真相はこうだったか!」
と電話で興奮していました。
(実際にはそれにインスパイアされただけのまったくの別物、100%創作なので)
おもわず訂正しましたが
几帳面に訂正しないほうがよかったか、と後悔。
「うん、そうだよ」とひとこと言えれば、
この本に出てくる夢のような夜の庭やキッチン、
皆眠っているなかで足音をしのばせてのぼる階段は、
父の頭のなかで「リアル」として存在し続けるわけで。
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ベル・カント 単行本 – 2003/3/1
| アン パチェット (著) 著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます この著者の 検索結果 を表示 |
- 本の長さ401ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日2003/3/1
- ISBN-104152084812
- ISBN-13978-4152084811
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
突然、邸内は真っ暗になった。南米のある小国の副大統領官邸がテロリストに占拠された。折りしも、工場誘致のために日本の大手企業社長の誕生パーティが開かれており、出席者は人質となった。オペラ好きな主賓のために招ばれた世界的歌手のロクサーヌ・コスも、各国の要人たちも。幽閉生活が続くうち、人々は奇妙な安らぎを覚えていく。金と名誉を求めるばかりが人生ではないと気づいたのだ。テロリストたちも、実際は貧しい家の子どもだった。知的な大人たちと接して初めて、この世には美しい世界があることを知っていく。やがて、ロクサーヌの歌をきっかけに、人質とテロリストは心を通わせていく。首謀者までが人質に心を開き、官邸には牧歌的な時間が流れるようになる。だが、この平穏な日々が永遠に続くはずはなかった…。人間の根源的な愛とは何かを問いかけるオレンジ小説賞、PEN/フォークナー賞受賞作。
内容(「MARC」データベースより)
南米のある国の官邸がパーティの最中、テロで占拠され、やがて人質と犯人側に奇妙な心の交流が生まれていく。人間の根源的愛を問う感動作。オレンジ小説賞、PEN/フォークナー賞受賞作。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
パチェット,アン
1963年、ロサンゼルス生まれ。サラ・ローレンス・カレッジ創作学科で、ラッセル・バンクスやグレイス・ペイリーらに師事した。在学中に初の長篇が有名文芸誌「パリス・レビュー」に掲載されるなど、早くから頭角を現わしてきたが、長篇第4作の『ベル・カント』でオレンジ小説賞、PEN/フォークナー賞をともに受賞し、アメリカ出版界でも話題になっている。テネシー州ナッシュビル在住
山本/やよい
同志社大学文学部英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1963年、ロサンゼルス生まれ。サラ・ローレンス・カレッジ創作学科で、ラッセル・バンクスやグレイス・ペイリーらに師事した。在学中に初の長篇が有名文芸誌「パリス・レビュー」に掲載されるなど、早くから頭角を現わしてきたが、長篇第4作の『ベル・カント』でオレンジ小説賞、PEN/フォークナー賞をともに受賞し、アメリカ出版界でも話題になっている。テネシー州ナッシュビル在住
山本/やよい
同志社大学文学部英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2003/3/1)
- 発売日 : 2003/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 401ページ
- ISBN-10 : 4152084812
- ISBN-13 : 978-4152084811
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,253,322位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
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2008年5月10日に日本でレビュー済み
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ある国の大使公邸でテロリストの占拠事件が起こり・・・というお話。
過去に実際あったペルーの日本大使公邸占拠事件を元にした小説。ですが、著者は謀略小説として占拠事件をネタにしないで、テロリストと人質の心の交流を主題にした小説に仕上げております。
それまで毛嫌いしていたハイクラスな人と交流する事で同じ人間なんだという理解を深める貧困層出身のテロリスト、テロリストの心情を理解して心を開く上流階級の人質、というお話はよくありますし、ペルーの事件でも実際にあったらしいですが、著者はその心と心の交流を扇情的エキセントリックで派手な表現をしないで、静かに描いて却ってインパクトのある作品に昇華しております。実際に読んだ単なる一読者の私も感銘を受け且つ感動しました。
特に著者は音楽が心と心を繋ぐ重要なツールとして小説に登場させており、音楽好きな私の様な輩が嬉しくなる様な小説を物して感心させられました。
各賞受賞も納得の心ある小説。是非ご一読を。
過去に実際あったペルーの日本大使公邸占拠事件を元にした小説。ですが、著者は謀略小説として占拠事件をネタにしないで、テロリストと人質の心の交流を主題にした小説に仕上げております。
それまで毛嫌いしていたハイクラスな人と交流する事で同じ人間なんだという理解を深める貧困層出身のテロリスト、テロリストの心情を理解して心を開く上流階級の人質、というお話はよくありますし、ペルーの事件でも実際にあったらしいですが、著者はその心と心の交流を扇情的エキセントリックで派手な表現をしないで、静かに描いて却ってインパクトのある作品に昇華しております。実際に読んだ単なる一読者の私も感銘を受け且つ感動しました。
特に著者は音楽が心と心を繋ぐ重要なツールとして小説に登場させており、音楽好きな私の様な輩が嬉しくなる様な小説を物して感心させられました。
各賞受賞も納得の心ある小説。是非ご一読を。
2006年8月1日に日本でレビュー済み
南米のとある小国の官邸がテロリストに占拠された話と聞けば、数年前実際に起きた「日本人大使公邸占拠事件」を思い出す人も多いだろう。そこで展開された状況は計り知れないが、少なくともこの小説の中では、奇妙な安らぎを湛える桃源郷を作り出したと言える。
外界から完全に閉ざされた状況の中で、人質となった各国の要人たちと、貧しい寒村で生まれ育ったテロリストたちは、まるで海を漂流していて無人島に辿り着いた人達の様に、いつしか協力し合い共に美しい楽園世界を作り上げていく。
『ストックホルム症候群』の様でもあるし、お伽話と言えなくもないが、綴られる一つ一つのエピソードが実に美しい。
事件そのものは、やはり悲劇なのだが、居合わせた人々にとっては、「きちんと生きること」を知る機会ともなり、人間はどんな状況からでも学ぶことが出来るのだなと改めて感じさせられる。
外界から完全に閉ざされた状況の中で、人質となった各国の要人たちと、貧しい寒村で生まれ育ったテロリストたちは、まるで海を漂流していて無人島に辿り着いた人達の様に、いつしか協力し合い共に美しい楽園世界を作り上げていく。
『ストックホルム症候群』の様でもあるし、お伽話と言えなくもないが、綴られる一つ一つのエピソードが実に美しい。
事件そのものは、やはり悲劇なのだが、居合わせた人々にとっては、「きちんと生きること」を知る機会ともなり、人間はどんな状況からでも学ぶことが出来るのだなと改めて感じさせられる。
2014年8月8日に日本でレビュー済み
世界に稀なる歌姫・ロクサーヌ・ホスなるアメリカ人のプリマドンナを人質のうち、ただ一人の女性に据えたことで、音楽が人質、テロリスト双方の心を結びつける。
それは、まことに感動的である。が、しかし。
スペイン語、仏語、ギリシャ語、ロシア語までを操り、「自分の口から出た言葉には耳を貸さない」という天才的な日本人通訳・ゲン。
誰も知らなかったピアノの才能を披露することになる重役・カトウ。
チェスの才能を見せる10代のテロリスト。かてて加えて、これまた天才的な歌唱力を備えた、やはり10代のテロリスト・セサルーーと、とにかく、うじゃうじゃ天才が出現する。
その他、中盤を過ぎると、不自然さ、欠点が目立ってくる。
まず、時間の経過がよくわからない。いきなり、3ヶ月?4ヶ月?がたってしまう。
次に、いくら小学校の先生だったとはいえ、ジャングルを拠点にするテロリストの指揮官がチェスの達人? チェスなんて、どこで知ったのやら。
さらに。テロリストの数は「ペルー日本大使館占拠事件」とほぼ同じなのだが、兵士は全員少年少女で、指揮官が3人もいる。
この3人の指揮官の描き分けができておらず、私には帯状疱疹に悩むチェスの名手・アルフレードしか覚えられなかった。
さらに。オペラをこよなく愛する「ナンセイ」のホソカワ社長を初め、ピアニストに変身するカトウもそうだが、日本人人質が「グッド・モーニング」も解さないって? 日本企業の第一線で働く50代の実力者が、それはないでしょう。
作者は日本人とは、無言で微笑し、お辞儀をするだけの国民と思っているのだろうか。
翻訳が固く、こなれていない難点はあるものの、中盤までは一気に読ませる。
虜囚生活が長くなるにつれて、人質となった人々には、これまで働きづめだった人生を顧みる貴重な日々が与えられたことへの気づきが訪れ、そこへロクサーヌの歌が思いがけない「恩寵」として加味される。
家政に天職を見いだす副大統領、妻への愛と料理への情熱に目覚めるフランス人。ロクサーヌに愛の告白をする汗っかきで小心のロシア人の大男。人質になって初めて告解やミサを司ることができ、その機会を多いに楽しむ新米の神父などなど。人質側の造型は個性的かつ魅力的である。
が、それに比べて、テロリスト側は2人の少女(一人は向学心旺盛な美少女)と、帯状疱疹の指揮官以外、さっぱり「見えて」こない。これが一番致命的な欠点と思う。
不自然さは、まだある。ペルー大使館占拠事件と同じように軍がトンネルを掘っているのであれば、いくらなんでも手掘りであるはずがなく、騒音や振動があるはず(ペルー大使館事件では、削岩の騒音を消すため、大音量の軍歌が流された)
平和的解決の結果はペルー大使館事件とほぼ同じだが、突入に際して床を爆破するなどの音もなく、、、、
そして、最大の不自然さはエピローグである。どうしてこの2人が結婚するわけ?? 失ったものへの共通の哀惜から? いや、でも、「愛している」という言葉だけは使ったことのない彼が、はっきり「彼女を愛している」と言っているし……
繰り返しになるが、中盤までは頁を繰るのがもどかしいほど。それゆえ、上記のもろもろが惜しい。
それは、まことに感動的である。が、しかし。
スペイン語、仏語、ギリシャ語、ロシア語までを操り、「自分の口から出た言葉には耳を貸さない」という天才的な日本人通訳・ゲン。
誰も知らなかったピアノの才能を披露することになる重役・カトウ。
チェスの才能を見せる10代のテロリスト。かてて加えて、これまた天才的な歌唱力を備えた、やはり10代のテロリスト・セサルーーと、とにかく、うじゃうじゃ天才が出現する。
その他、中盤を過ぎると、不自然さ、欠点が目立ってくる。
まず、時間の経過がよくわからない。いきなり、3ヶ月?4ヶ月?がたってしまう。
次に、いくら小学校の先生だったとはいえ、ジャングルを拠点にするテロリストの指揮官がチェスの達人? チェスなんて、どこで知ったのやら。
さらに。テロリストの数は「ペルー日本大使館占拠事件」とほぼ同じなのだが、兵士は全員少年少女で、指揮官が3人もいる。
この3人の指揮官の描き分けができておらず、私には帯状疱疹に悩むチェスの名手・アルフレードしか覚えられなかった。
さらに。オペラをこよなく愛する「ナンセイ」のホソカワ社長を初め、ピアニストに変身するカトウもそうだが、日本人人質が「グッド・モーニング」も解さないって? 日本企業の第一線で働く50代の実力者が、それはないでしょう。
作者は日本人とは、無言で微笑し、お辞儀をするだけの国民と思っているのだろうか。
翻訳が固く、こなれていない難点はあるものの、中盤までは一気に読ませる。
虜囚生活が長くなるにつれて、人質となった人々には、これまで働きづめだった人生を顧みる貴重な日々が与えられたことへの気づきが訪れ、そこへロクサーヌの歌が思いがけない「恩寵」として加味される。
家政に天職を見いだす副大統領、妻への愛と料理への情熱に目覚めるフランス人。ロクサーヌに愛の告白をする汗っかきで小心のロシア人の大男。人質になって初めて告解やミサを司ることができ、その機会を多いに楽しむ新米の神父などなど。人質側の造型は個性的かつ魅力的である。
が、それに比べて、テロリスト側は2人の少女(一人は向学心旺盛な美少女)と、帯状疱疹の指揮官以外、さっぱり「見えて」こない。これが一番致命的な欠点と思う。
不自然さは、まだある。ペルー大使館占拠事件と同じように軍がトンネルを掘っているのであれば、いくらなんでも手掘りであるはずがなく、騒音や振動があるはず(ペルー大使館事件では、削岩の騒音を消すため、大音量の軍歌が流された)
平和的解決の結果はペルー大使館事件とほぼ同じだが、突入に際して床を爆破するなどの音もなく、、、、
そして、最大の不自然さはエピローグである。どうしてこの2人が結婚するわけ?? 失ったものへの共通の哀惜から? いや、でも、「愛している」という言葉だけは使ったことのない彼が、はっきり「彼女を愛している」と言っているし……
繰り返しになるが、中盤までは頁を繰るのがもどかしいほど。それゆえ、上記のもろもろが惜しい。
2004年9月19日に日本でレビュー済み
南米のとある国で、是非とも誘致したい日本企業の首を縦に振らせようと、その社長の大好きなソプラノ歌手を招き、誕生日のパーティを開いた。粛々と進んでいたプログラムだったが、突然のテロリストの乱入。彼らの目的は大統領だったが、生憎、彼は突然の欠席。引き際を間違えたテロリスト達は、大勢の招待客全てを人質とする事になる。・・・たまたま旅行でこの地を訪れていた赤十字の社員が、説得役にドアを叩く。それから4ヶ月。突入隊によるテロリスト全員+人質1名の射殺という解決をみるまでの、残虐になりきれないテロリストと、状況に適応してしまった人質達との交流。監禁された人質達の国籍が多岐に渡っている事から、同じ状況下で現される国民性が興味深い!
