とにかく感動しました。リアル世代ではありませんが、小学生の時に観たアニメがきっかけで大好きになり20年が過ぎました。原作、宝塚、実写版、色々と観てきた生粋のファンです。
エピソード集は3巻までの評価は悪いようですが、私としてはさすが池田先生!です。
今回の4巻を読んで、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
以下、ネタバレです。
これまでのエピソードを締めくくる最後に、ロザリー編を登場させてくれたのは本当に「最初から最後まで革命のフランスを生きてきた」
人物として素晴らしいと思いました。
ロザリーが「私はいつも春風なんかではいられない」というシーンや、ベルナールへの愛情、オスカルやアンドレ、ソフィア、フェルゼン、アントワネット、アラン、ジャルジェ将軍への気持ちなどが随所に描かれていて、「歴史を見てきた女性」としての重みを感じます。
また、オスカルという名前の由来がまさかこんなところから!という点は驚きました。
これまでのエピソードで、ミドルネームの由来も描かれていたので尚更感動します。
ロザリーの息子のフランソワ、本当に良い青年になっていてこちらも良かったです。
フェルゼンの描かれ方も秀逸でした。
ヴァレンヌ逃亡で生き延びたあとのことが詳細に描かれていて、ブレゲの時計を持って死に向かったところ、最後のシーンはフェルゼンの怒りを感じました。
個人的な感想ですが、原作は全てが美しく珠玉の名作だと思うのですが、作者も読者も年齢を重ねた今、美しくない部分が沢山見られて堪能できました。
そして、エピソードの一つ一つがきちんとロザリー編のなかで生きていること、さらにそれらが原作に繋がっていること、史実を踏まえた構成の巧みさに脱帽です。
1番良かったのは最後の作者の言葉でした。
自分の力量の衰えを認め、悔しいと言い、このロザリー編で最も近づけたのではと言う。
もっと描きたいけれど、筆力に限界があると言う。
原作者が描きたかったベルばら、ここまで楽しめて本当に嬉しかったです。
ベルサイユのばら エピソード編 4 (マーガレットコミックスDIGITAL) Kindle版
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言語日本語
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出版社集英社
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発売日2018/3/23
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ファイルサイズ55767 KB
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カスタマーレビュー
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ベスト1000レビュアー
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あとがきで池田先生も言ってらっしゃったように、昔の絵に一番近くなってました。
パリの下町で生活していたロザリー。オスカルと出会い貴族社会をも体験しました。
そして、ベルナールとまたパリの一般市民として戻って行きました。
それから、時代の流れはあのフランス革命へ。アンドレが逝き、オスカルもそれを追うように逝きました。
更には、アントワネットの牢獄での世話係としてその死も見届けます。
それでも、革命は血を求めます。頭角を現してきたナポレオン。それに対する反勢力のベルナールたち。
ロザリーと、息子のフランソワはフランスを脱出します。危険をおかし、裏切られ、また不思議な縁で
とある人物(みなさんお楽しみに)に助けられ、フェルゼンの妹に保護されます。
フランソワは、王立図書館での職員としての仕事を世話してもらいます。
そして、そこで知り合った青年と出会ったことで、彼の人生も変わっていくことになります。
スヴェーデンの国情も安定しておらず、運命はまたしてもその牙をフェルゼンへとむきます。
フランソワは、いろんな体験を基に生きる道を選びます。そんな息子の隣でロザリーは、
自分を翻弄した歴史と息子の成長を見届けて、やすらかに逝くのでした・・・。
1冊丸々ロザリー編です。読み応えあります。最期の作品のようです。残念ですが、いい締め括り方だと思います。
パリの下町で生活していたロザリー。オスカルと出会い貴族社会をも体験しました。
そして、ベルナールとまたパリの一般市民として戻って行きました。
それから、時代の流れはあのフランス革命へ。アンドレが逝き、オスカルもそれを追うように逝きました。
更には、アントワネットの牢獄での世話係としてその死も見届けます。
それでも、革命は血を求めます。頭角を現してきたナポレオン。それに対する反勢力のベルナールたち。
ロザリーと、息子のフランソワはフランスを脱出します。危険をおかし、裏切られ、また不思議な縁で
とある人物(みなさんお楽しみに)に助けられ、フェルゼンの妹に保護されます。
フランソワは、王立図書館での職員としての仕事を世話してもらいます。
そして、そこで知り合った青年と出会ったことで、彼の人生も変わっていくことになります。
スヴェーデンの国情も安定しておらず、運命はまたしてもその牙をフェルゼンへとむきます。
フランソワは、いろんな体験を基に生きる道を選びます。そんな息子の隣でロザリーは、
自分を翻弄した歴史と息子の成長を見届けて、やすらかに逝くのでした・・・。
1冊丸々ロザリー編です。読み応えあります。最期の作品のようです。残念ですが、いい締め括り方だと思います。
2019年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ベルばらファンとしては、〝その後〝のエピソードは是非知りたい!
でもね、絵の劣化にはほとほとがっかりですよ、、、構図、狂いまくりでしょ。肩幅に対してロザリーのお顔の大きいこと!ソフィアさんの後ろ姿、首が異常に長くて妖怪レベル! というコマも。フランソワにいたってはほとんどユリウスです。
妖怪と言えば、ジェローデルをあんな設定にしなくても、、、。
絵もストーリーも、ベルばら本編を愛して止まないファンにとってはお粗末この上ないです、悲しいレベルで。
でもね、絵の劣化にはほとほとがっかりですよ、、、構図、狂いまくりでしょ。肩幅に対してロザリーのお顔の大きいこと!ソフィアさんの後ろ姿、首が異常に長くて妖怪レベル! というコマも。フランソワにいたってはほとんどユリウスです。
妖怪と言えば、ジェローデルをあんな設定にしなくても、、、。
絵もストーリーも、ベルばら本編を愛して止まないファンにとってはお粗末この上ないです、悲しいレベルで。
2018年10月14日に日本でレビュー済み
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ロザリーを通じてその後を昇華というのは良かったと思います。
仕方のないこととはいえ、絵には物足りなさはありますねえ。元の絵が素晴らしかっただけに。
それにしても、ジョローデルがバンパネルラって。
仕方のないこととはいえ、絵には物足りなさはありますねえ。元の絵が素晴らしかっただけに。
それにしても、ジョローデルがバンパネルラって。