お話自体はありきたりですが、最後までしっかり読めたのでよかったです。
ただあらすじにも使っているこの話の特徴である『受けが女装する』と『娘がモデルちゃん』設定が序盤以降死んでしまって、ただのよくある子育て系BLになってしまったのが非常に残念。
別段凛音の女装がママに似てたから懐いたとかいう訳でもなく、娘の芸能活動が展開を膨らませるでもなし、ついでに言えば凛音の舞台役者設定もそんなに活かせてない感じ。
本物のママさんも勝手な女として憎めばいいのか過去を後悔してる悲しい女として同情すればいいのかイマイチわからず。もうちょっとどちらかに印象を偏らせてほしかった。
つまらなくはなかったけど期待してたのとは違う感じでしたね……。挿絵は綺麗でした。
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