本作は168分と他の映画に比べてかなり長いですが、謳い文句に緻密な伏線や表情や仕草と書かれていたので、「どこだ?」「ここか?」とハラハラしながら見ることが出来たのでそれほど長くは感じませんでした。
ところが最後まで見た結果、割と適当な伏線の散りばめられ方と回収の仕方でしたし、バラされても特に驚きも無く「なんだこんなものか」という印象。
唯一驚きがあったと言えば、ラスト付近で今までなんの伏線も無く気づきようがなかった人物がいきなり出てきて場が急変したのには驚きました。しかし自分が期待していた驚きではありませんし退場の仕方もすごく雑です。
長々と見た割には正直ガッカリでした。
たしかに作った監督も大事ですが、作品の出来はそれよりもっと大事だと思った今作でした。