3.『アイ・ウォナ・ノウ』は非常にロマンティックなバラードですが
それも含めて「フォリナーは変わった」という印象のアルバムです。
過去4枚、プロデューサーを替え、メンバーチェンジもあり
音の変化もそれなりにあったのですが、前作までとの比較が出来ないくらい
これほど「別のグループ?」と感じさせるような大胆さはありませんでした。
強烈なイントロの1.『トゥース・アンド・ネイル』のルーのシャウト
5.『リアクション・トゥ・アクション』のミックのギターの激しさ。
反面2.『イエスタデイ』8.『ダウン・オン・ラヴ』に感じる甘いアダルト感。
当初のトレヴァー・ホーンをアレックス・サドキンに変更したプロデュースは、
寧ろトレヴァーに近い無機質な音作りになって
味わい深さが無くなってしまったようです。
ただ今聴いても古さを感じない音作りはされています。
ミック・ジョーンズのギターは、時代の流れに合わない地味な物でしたが
それをキーボードという武器に替えた事で、楽曲の幅も広がりました。
プロデューサーとしてもヴァンヘイレンの『ドリームス』や
ビリー・ジョエルの『ハートにファイア』等を産み出していくので
時代をよく読んでいたのではないでしょうか
余談ですが紙ジャケで初めて、ジャケット「F」の文字が浮き出ている事に気付きました。
(80’sレビュー33)
ウェブプレーヤーを開く


