「残念ながら日本の子供の大半が教科書を読めていません」とショッキングな発言をしているのは国立情報学研究所教授の新井紀子氏です。
実際、クラスの9割の子が教科書を読めていないというのはどういうことなのか?
教科書に書かれている文字は読めるが、その内容が理解できていない読解力の弱さが目につき、「汎用的読解力」という聞き慣れない言葉が「文章に書いてある事実を正確に読み取る」ことで、それができていないのだそうだ。
文章題の苦手な子はまずその問題文が理解できていないことが多く、その原因として語彙の不足が上げられるという。また、主語や述語の文法がわかっていないことと、「精読」という能力も不足していることが上げられるのだそうです。
では、その読解力を上げるためにはどうしたらよいのか?
まず、家庭では親が子供の教科書を読んでみて、その内容を子供と一緒に理解すること。
そして、テストが戻ってきたら答え合わせを必ずし、間違えた箇所の原因を突き止めること。
さらに、親子で時代劇や朝の連ドラなどを見ることで単語や歴史観が身につき、読解力を高めるそうです。
最後に、日常会話を単語で済ませることなく、ちゃんとした文章で行うようにすることも大事だとのこと。
読解力の有無は子供の人生を左右するほど大きな問題なのです。
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