美大進学を目指す学生が主人公のブルーピリオド.「よくある専門漫画でしょ?」では収まりきらない作品です.
作者自体が美術のバックグラウンドを持っているようで,表現に対するこだわりが随所から感じられます.
特にブルーピリオドというタイトルからイメージできるように青年らの腹底に深く眠る感情が大変直接的に感じられます.私だけでなくほかの人もそういう感情を秘めていた時期があるかと察しますが,そういう方にとってはそれこそ「自分のブルーピリオド」と重ねて読める作品かと思います.
また,そのこだわりは漫画という手段によく最適化されているようで,漫画を読むことに慣れている読者にとっては素直に受け入れられるようになっています.
伊達じゃない漫画なので,漫画好きなら買って損しない作品です.
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。
