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ブラッドランド 上: ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実 (単行本) 単行本 – 2015/10/15

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単行本, 2015/10/15
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商品の説明

内容紹介

死者およそ1400万。ドイツとソ連が敢行した史上最悪の大量殺戮。その知られざる全貌がいま初めて明らかに。全世界で圧倒的な讃辞を集めた大著、ついに刊行。

内容(「BOOK」データベースより)

ウクライナ、ベラルーシ、ポーランド。ドイツとソ連に挟まれ、双方から蹂躙されたその地で何があったのか?歴史の闇に封印された真実がいま明らかに―。世界30カ国で刊行、圧倒的な讃辞を集めた全米ベストセラー。知られざる大量殺戮の全貌。

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登録情報

  • 単行本: 346ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2015/10/15)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4480861297
  • ISBN-13: 978-4480861290
  • 発売日: 2015/10/15
  • 商品パッケージの寸法: 19 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6 11件のカスタマーレビュー
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 「ブラッドランド」は,ポーランド中央部からウクライナ,ベラルーシ,バルト諸国,ロシア西部に広がる地域。1933年から1945年までの間に,戦闘任務に就いた兵士以外に1400万人が死亡した。ヒトラーとスターリンの指導によって。

 1932年から1933年にかけて,ウクライナでは飢饉により330万人が餓死又は栄養失調の関連疾患で死亡した。スターリンは,農村に徴発部隊を送り込み,農民の持つ最後の食べ物まで奪い去った。また,ウクライナの国境を閉鎖し,農民が都市に出入りして物乞いすることも禁止した。
 スターリンは,≪飢え死にしかけている農民は,その外見とはちがって,ソ連の信用失墜をもくろむ資本主義国の手先として働く工作員である。飢饉は抵抗運動なのだ。こうした抵抗運動の存在は,社会主義が勝利する日が近づいたことを示す証拠にほかならない……。≫(86頁)と考えていた。
 当時,ウクライナ・ハルキウ地方のある村に設置された「児童養護施設のようなもの」での光景。
≪ある日のこと,子供たちが急に静かになったので,どうしたのかと振り返ってみると,ペトルスという名のいちばん幼い子をみんなで食べていたのです。皮膚を剥がしては口に運んでいました。ところがペトルスも同じことをしていました。自分の皮膚を引っ掻いて剥いで,できるだけたくさん食べようとしていたん
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「カティンの森」でポーランドの将校(戦争捕虜)がソ連によって虐殺されたのは知っていました。
もちろん、アウシュビッツやトレブリンカでユダヤ人がドイツに虐殺されたのも知っていました。
そして、ポーランドの首都にユダヤ人ゲットーが作られ、そこで飢餓が蔓延していたのも知っていました。

しかし、ソ連が第二次世界大戦前にウクライナで
「計画経済」の名の下、自国民を飢餓に陥れたことは、全く知りませんでした。

著者はバルト3国からベラルーシ、ウクライナそしてポーランド一体を
「流血地帯」と名付け、そこで1932年から1954年までに
「戦闘以外」で自国の政府あるいは敵対国によって殺された人々を
集計していきます。

その数1400万人。

以前から疑問だったのが、ドイツによる「強制収容所」の場所が
すべてポーランドにあるということ。
この本を読んで、その理由がわかりました。
さらに、ドイツとソ連に挟まれた「ポーランド」という国の
過酷な運命に戦慄を覚えました。
そして、亡命ポーランド政府がドイツが行っている
ユダヤ人の虐殺について、連合国に報告するも無視され続けたという事実。
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歴史に関心がある者は、540万人のユダヤ人が殺害されたホロコーストについてはそれなりに知っているが、同時代に、ドイツとソ連に挟まれた流血地帯(ブラッドランズ)でヒトラーとスターリンによって1400万人が殺されたことを知る人は少ない。恥ずかしながら、私も知らない一人であった。

このことに危機感を抱いた歴史学者、ティモシー・スナイダーが、流血地帯で起こった事実を執念を燃やして追究し、掘り起こした成果が『ブラッドランド――ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実』(ティモシー・スナイダー著、布施由紀子訳、筑摩書房、上・下巻)に結実している。本書は、犠牲者たちの手紙や日記、教会に刻まれた最期の言葉、彼らの友人、家族の声、殺戮に手を染めた者、殺戮を命じた者の証言、ハンナ・アーレントなど著述家の著作、杉原千畝ら外交官の行動等から炙り出されてきた「血塗られたヨーロッパ史」である。

先ず、犯行現場を明らかにしておこう。「流血地帯は、ヨーロッパ・ユダヤ人の大半が暮らしていた土地であり、ヒトラーとスターリンの覇権主義政策が重複した領域であり、ドイツ国防軍と赤軍が戦った戦場であり、ソ連の秘密警察、NKVD(内務人民委員部)とナチス親衛隊が集中的に活動した地域でもあった。ほとんどの殺戮場がこの流血地帯に位置していた。1930年代から40年初頭にかけての政治地理学でいえ
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これが20世紀に人類が起こしたことかという目を覆いたくなるような歴史書です。著者は一段落ごとに引用を記載しており、非常に丁寧な専門書であることが分かります。したがって、ここに記載されていることはすべてが原則としては二次的著述ということになりますが、それでも著者の巧みな史実編集、論理構成により、これまで史実としてはバラバラであった様々な残虐な行為が相互にどう関係しあい、影響し合ったのかが俯瞰できるようになっています。ソ連側の独立した残虐事件として思われかねないカティンの森事件が、当時のソ連の対ポーランド政策に深く関係し、また、悲劇はカティンだけで起こった訳ではないこともよく分かります。また、ユダヤ人問題の「最終解決」がドイツの対ソ連戦の失敗に起因していたことも、大変よく分かるように述べられています。惜しむらくは、下巻に原注がまとめられ、下巻を買わないと上巻の原注が読めないようになっているのは、いかがなものかと思いました。出版社の方針に疑問を感じます。
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