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ブエノスアイレス午前零時 (河出文庫―文芸コレクション) 文庫 – 1999/10

5つ星のうち 3.3 12件のカスタマーレビュー

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商品の説明

受賞歴

第119回(平成10年度上半期) 芥川賞受賞

内容紹介

雪のホテル、ダンスホール、老嬢と青年のタンゴ……リリカル・ハードボイルドな芥川賞受賞の名作。森田剛主演、行定勲演出で舞台化! --このテキストは、文庫版に関連付けられています。

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登録情報

  • 文庫: 140ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (1999/10)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4309405932
  • ISBN-13: 978-4309405933
  • 発売日: 1999/10
  • 商品パッケージの寸法: 15 x 11.4 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2 12件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 438,204位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

形式: 文庫
『ブエノスアイレス午前零時』と聞くと、南米を舞台にした壮大な物語か、と思ったのですが、実際には作品の舞台は辺鄙な雪国のはやらない温泉旅館です。
そういう舞台設定なのでどうしても、川端康成『雪国』のイメージと抒情が先入観となって頭を離れない、という状況で読んでしまいました。ただ、読了後もそのイメージは壊れることがなかったので、この作品自体にも、先入観と期待を裏切らない雪景色の情緒と日本語の描写の旨さがあるということだと思います。
作品には美しい芸者は登場しません。主人公の冴えない孤独な青年と、ヒロインの盲目の物忘れの激しい老女が踊るのですが、どう考えたって美しくはないはずのその場面が、ブエノスアイレスの雪とあいまって、どうしても醜い場面とは感じられないのです。
温泉卵の黄身の半熟加減のような、つかみどころのない味わいです。
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投稿者 vo_ov♪ 投稿日 2004/11/20
形式: 文庫
雪の深い田舎の旅館の疲れた男と、盲目の老嬢の交流。惹かれたのは、文章。題名がとても魅力的なので、それを意識して手に取った人はガッカリするかもしれない。雪国の寂れた温泉宿の、疲れた男と、中年老年の人々が中心の、華やかではない話だからだ。この文章の魅力は、高齢の女性を、上品、かつ官能的に描いた表現にあると思う。このように表現できるのか、と驚いた。彼女は、ここではない、どこかの、例えばブエノスアイレスのような異国の街の空気を、纏って現れる。その風景を、ダンスを通して、男は見るのだ。
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投稿者 hit4papa トップ1000レビュアー 投稿日 2015/7/18
形式: 文庫
第 119 回芥川賞受賞作。

雪深い農村の温泉旅館を舞台に、従業員のカザマと、そこを訪れた盲目の老女ミツコのささやかな交流を描いた作品。痴呆が進んだミツコは、自身の華やかなりし頃、ブエノスアイレスで暮らした往時にいる。旅館のダンスホールで、カザマはミツコとタンゴを踊りながらブエノスアイレスの夢幻を垣間見る ... と簡単にまとめてしまうとこういうお話し。

Uターンで故郷に戻ったカザマは、ひなびた旅館に職を求めた。宿泊客の社交ダンスの相手を務めることに辟易としながらも、殊更不平不満を表すこともせず、淡々と日々を過ごしている。周囲の人々とはどこか冷めた距離感だ。そんなカザマが、横浜で娼婦をしていた70過ぎの老女の手をとりダンスに誘う。

従業員だからでも、同情しているからでもない。その理由は語られないが、東京の広告代理店で働いていたカザマは、今の日常に閉塞感を抱いていたのだろう。カザマの日課である温泉卵づくりにそんな鬱屈した思いが凝縮されているように思える。輝いていた頃に思いを馳せているミツコに、カザマが自身を重ねわせているのかもしれない。

そこはかとない哀しさと美しさを感じる作品である。
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投稿者 hit4papa トップ1000レビュアー 投稿日 2015/7/18
形式: 文庫
第 119 回芥川賞受賞作。

雪深い農村の温泉旅館を舞台に、従業員のカザマと、そこを訪れた盲目の老女ミツコのささやかな交流を描いた作品。

痴呆が進んだミツコは、自身の華やかなりし頃、ブエノスアイレスで暮らした往時にいる。旅館のダンスホールで、カザマはミツコとタンゴを踊りながらブエノスアイレスの夢幻を垣間見る ... と簡単にまとめてしまうとこういうお話し。

Uターンで故郷に戻ったカザマは、ひなびた旅館に職を求めた。宿泊客の社交ダンスの相手を務めることに辟易としながらも、殊更不平不満を表すこともせず、淡々と日々を過ごしている。周囲の人々とはどこか冷めた距離感だ。そんなカザマが、横浜で娼婦をしていた70過ぎの老女の手をとダンスに誘う。

従業員だらでも、同情したからでもない。その理由は語られないが、東京の広告代理店で働いていたカザマは、今の日常に閉塞感を抱いていたのだろう。カザマの日課である温泉卵づくりにそんな鬱屈した思いが凝縮されているように思える。輝いていた頃に思いを馳せているミツコに、カザマが自身を重ねわせているのかもしれない。

そこはかとない哀しさと美しさを感じる作品である。
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形式: 単行本
正直いって芥川賞をとるほどの作品かと言えば、そうではない気がする。
特に題名に騙されたという気持ちは払拭できない。
内容は前半から中盤にかけてが退屈で、
たったこれだけのページ数であるにもかかわらず一気に読もうとしなかった。
☆が二つなのは、ラスト10ページぐらいの表現は嫌いではないから。
それでも好きとは言えない。
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