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日本が誇るネオ・バップ・ピアニスト椎名豊の最新作
オープニングを飾るタイトル曲「フューチャー・スイング」から、ストレート・アヘッドなスイング感とグルーヴが最高。椎名豊といえば1990年にロイ・ハーグローヴ、アントニオ・ハート、大坂昌彦等と日米混合ユニット“ザ・ジャズ・ネットワークス” を結成し、日本側のリーダーとして大きな話題となったが、あれから25年も経ったとは時の流れの速さを感じてしまう。椎名豊の大胆さ且つ繊細で、絶妙&強力なスイング感は世界のジャズ・ファンを魅了し続けており、NYの精鋭たちと結成したクインテットで吹き込んだ本作でも、正にジャズ・シーンにおける千両役者振りを発揮。心地良いスイング感が堪らない「ピー・エヌ・ジェイ」や「ムーヴィン・フォース」等も必聴。(The Walker’s 加瀬正之)