まず本書を読んで、少なくとも「6時に帰る仕事術」には特に目新しいものは無かった。会議を効率化し、IT化する程度の事である。但し、仕事術以上に「6時には帰りたい」という気持ちが一番大事であるという点は伝わってきた。著者の断じる日本人とは「6時を超えて働きたい」ということである。その気持ちの違いが、全ての出発点である。極論すると、6時以降も働きたいと思っている人が、本書を読んでもぴんとこないに違いない。
二点目。ビジネス書でありながら、フィンランドという国の文化を比較的丁寧に紹介されており勉強になった。いささか「フィンランド万歳」というきらいもあるが、厳しい自然の中で、賢くしたたかに生きてきている国であることを痛感した。僕自身、北欧には行ったことがないだけに、本書で紹介されるフィンランドが正しい姿なのかは判断できないが、少なくとも「行ってみたい」と思わせるには十分だった。
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フィンランド流 社長も社員も6時に帰る仕事術 単行本(ソフトカバー) – 2010/3/25
「学力世界一」のフィンランドは「国際競争力世界一」「充実した福祉」など、日本の対極といえる。上司も部下も6時に帰る。それが「豊かな家庭」「世界一の教育と競争力」の源泉である。経済的にも精神的にも豊かなフィンランドの強さの秘密を、豊富な駐在経験を持つ著者が紹介する。
- 本の長さ217ページ
- 出版社青春出版社
- 発売日2010/3/25
- ISBN-104413037529
- ISBN-13978-4413037525
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
立ったままの会議、「メール洪水」をなくす工夫、コミュニケーションの効率が上がる「質問術」etc。フィンランド、欧米、日本企業を知り尽くしたグローバル・ビジネスマンの新提言。
著者について
1945年山梨県生まれ。慶応大学工学部卒業後、富士通に入社、小型コンピュータ開発に従事。
92年より米国「富士通パーソナルシステムズ」にて、富士通のパソコン海外ビジネスを開拓。
96年よりフィンランドの「富士通コンピューターズ・ヨーロッパ」にて、PC開発を指揮。
99年よりドイツの「富士通・シーメンス・コンピューターズ」にて、富士通とシーメンスの組織カルチャー融合に努める(上記3社はいずれも副社長として)。2002年、富士通パソコンシステムズの社長に就任。
05年に定年退職、経営トップを歴任した経験を生かしたビジネス書の翻訳家として活動をスタート。
訳書に『実践EQ 人と組織を活かす鉄則』(日本経済新聞社)、『山頂から本当の富を見わたすために』(早川書房)、『土壇場プロジェクト 成功の方程式』(日経BP社)などがある。
中国進出企業支援のコンサル会社「i-project」を共同で立ち上げ、月刊コンサル誌の編集長としても活動している。
92年より米国「富士通パーソナルシステムズ」にて、富士通のパソコン海外ビジネスを開拓。
96年よりフィンランドの「富士通コンピューターズ・ヨーロッパ」にて、PC開発を指揮。
99年よりドイツの「富士通・シーメンス・コンピューターズ」にて、富士通とシーメンスの組織カルチャー融合に努める(上記3社はいずれも副社長として)。2002年、富士通パソコンシステムズの社長に就任。
05年に定年退職、経営トップを歴任した経験を生かしたビジネス書の翻訳家として活動をスタート。
訳書に『実践EQ 人と組織を活かす鉄則』(日本経済新聞社)、『山頂から本当の富を見わたすために』(早川書房)、『土壇場プロジェクト 成功の方程式』(日経BP社)などがある。
中国進出企業支援のコンサル会社「i-project」を共同で立ち上げ、月刊コンサル誌の編集長としても活動している。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
田中/健彦
1945年山梨県生まれ。慶應義塾大学工学部卒業後、富士通に入社、小型コンピュータ開発に従事。92年より米国「富士通パーソナルシステムズ」にて、富士通のパソコン海外ビジネスを開拓。96年よりフィンランドの「富士通コンピューターズ・ヨーロッパ」にて、PC開発を指揮。99年よりドイツの「富士通・シーメンス・コンピューターズ」にて、富士通とシーメンスの組織カルチャー融合に努める(上記3社はいずれも副社長して)。2002年に国内のソフト会社「富士通パソコンシステムズ」の社長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1945年山梨県生まれ。慶應義塾大学工学部卒業後、富士通に入社、小型コンピュータ開発に従事。92年より米国「富士通パーソナルシステムズ」にて、富士通のパソコン海外ビジネスを開拓。96年よりフィンランドの「富士通コンピューターズ・ヨーロッパ」にて、PC開発を指揮。99年よりドイツの「富士通・シーメンス・コンピューターズ」にて、富士通とシーメンスの組織カルチャー融合に努める(上記3社はいずれも副社長して)。2002年に国内のソフト会社「富士通パソコンシステムズ」の社長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 青春出版社 (2010/3/25)
- 発売日 : 2010/3/25
- 単行本(ソフトカバー) : 217ページ
- ISBN-10 : 4413037529
- ISBN-13 : 978-4413037525
- Amazon 売れ筋ランキング: - 491,100位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 2,559位仕事術・整理法
- カスタマーレビュー:
著者について
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2010年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
政治、教育、子育て、仕事、ほとんどを網羅している素晴らしい本です。
フィンランドはもちろん、ドイツ、イギリス、アメリカなどの情報もたくさん載っています。
著者の田中さんのユーモアある人柄が文章に表れておりとても読みやすく、
海外のオフィスや大自然の様子がはっきりと頭の中に浮かんできました。
心に残ったところ
・「高校を卒業するまでに4ヶ国語を身につける。」
・「夕方5時半になると、ほとんどの社員は職場からいなくなった。」
・「年間で30日の有給休暇と病気休暇」
・「大半の家庭が共働き」
・「働く女性はお産のあと、産休を最長3年間とれる。
元の職場と地位に復帰できることが法律で保障されている。」
・「女性の国会議員の比率が40%で世界7位、日本は11%で世界97位。」
・「欧米では発言の機会のない会議には出席しない。」
・「小学校から大学まで無償。」
・「図書館利用率は世界一」
・「(フィンランドの小学校からある)落第は『権利』とみなされていて、
しっかりと理解できるまで原級にとどまることが『要求できる』。」
・「『酔っ払い』は『ヨッパライ』という発音。」
・「(戦争を教訓にして)国民の多くが危機感を今でも持っている。」
日本は今、政治の面で世界から大きく遅れていると思います。
日本オリジナルの政策も良いですが、北欧を代表する「国民の幸福度の高い国」の政策を
思い切って真似してはどうですかね。
私は自殺やうつ病が減るなら、北欧のように税金が高くなってもかまいません。
そう言わせてしまう程、心に響く本でした。
フィンランドはもちろん、ドイツ、イギリス、アメリカなどの情報もたくさん載っています。
著者の田中さんのユーモアある人柄が文章に表れておりとても読みやすく、
海外のオフィスや大自然の様子がはっきりと頭の中に浮かんできました。
心に残ったところ
・「高校を卒業するまでに4ヶ国語を身につける。」
・「夕方5時半になると、ほとんどの社員は職場からいなくなった。」
・「年間で30日の有給休暇と病気休暇」
・「大半の家庭が共働き」
・「働く女性はお産のあと、産休を最長3年間とれる。
元の職場と地位に復帰できることが法律で保障されている。」
・「女性の国会議員の比率が40%で世界7位、日本は11%で世界97位。」
・「欧米では発言の機会のない会議には出席しない。」
・「小学校から大学まで無償。」
・「図書館利用率は世界一」
・「(フィンランドの小学校からある)落第は『権利』とみなされていて、
しっかりと理解できるまで原級にとどまることが『要求できる』。」
・「『酔っ払い』は『ヨッパライ』という発音。」
・「(戦争を教訓にして)国民の多くが危機感を今でも持っている。」
日本は今、政治の面で世界から大きく遅れていると思います。
日本オリジナルの政策も良いですが、北欧を代表する「国民の幸福度の高い国」の政策を
思い切って真似してはどうですかね。
私は自殺やうつ病が減るなら、北欧のように税金が高くなってもかまいません。
そう言わせてしまう程、心に響く本でした。
2010年3月27日に日本でレビュー済み
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最初のほうは、ありふれた「西欧流エリート仕事術」という感も無きにしも非ずでしたが、後半が素晴らしい。フィンランドのことが活き活きと語られ、同言語族ということででも今まで遠く感じられた国が身近にかに思えて興味がわいてきた。我々も、真の豊かさを求めるなら、小手先ではなく幼いころからの教育を通して個々に自覚と自立を備えた人間を育てるべきだと強く感じました。 文章は大変読みやすくこなれており、1日ほどで一気に読み切れました。
2011年5月22日に日本でレビュー済み
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まず、団塊の世代の方々の「長時間労働」こそが日本経済の繁栄を支えてきたという経緯が間違いだとは思いません。その時代は、それで利益が生み出され、そのおかげで発展出来たのは事実だと思います。ただ、日本も先進国となった今、他先進国で実践されている働き方を、早急に真似すること、実践できるようにしていくことの重要性を実感しました。
「そんなこと言ってもうちの会社は、うちの業種は。。」というのは言い訳であることが、他の国での実践、というこの著書が証明してくれていますね。とても勉強になりました。そして、湖畔で本を読む休暇、というのを日本でもやってみたくなりました。
「そんなこと言ってもうちの会社は、うちの業種は。。」というのは言い訳であることが、他の国での実践、というこの著書が証明してくれていますね。とても勉強になりました。そして、湖畔で本を読む休暇、というのを日本でもやってみたくなりました。
2010年4月2日に日本でレビュー済み
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最近マスコミの話題にものぼるフィンランドということで何気なく読み始めたのですが、この国が教育や福祉で優れている理由、日本と比べた仕事の進め方の違いが、実体験に基づいて分かりやすく書かれていました。文章も読みやすいものでした。
「フィンランド流仕事術」は、この国のお国柄・国民性によるものもありますが、著者が提起している様に日本でも実践できるものが沢山あることが分かりました。残念ながら私はすでに引退していますが、世の現役の方々に読んでいただくと日本も変わっていくと思いました。我が子にも読ませます。
フィンランドの自然や生活についても楽しい経験談が載っていてフィンランドが身近になりました。問題提起本・ハウツー本としてだけでなく、娯楽本としても面白く読めました。
欲を言えば、写真がカラーだとさらに良かったと思います。
以上
「フィンランド流仕事術」は、この国のお国柄・国民性によるものもありますが、著者が提起している様に日本でも実践できるものが沢山あることが分かりました。残念ながら私はすでに引退していますが、世の現役の方々に読んでいただくと日本も変わっていくと思いました。我が子にも読ませます。
フィンランドの自然や生活についても楽しい経験談が載っていてフィンランドが身近になりました。問題提起本・ハウツー本としてだけでなく、娯楽本としても面白く読めました。
欲を言えば、写真がカラーだとさらに良かったと思います。
以上
2016年2月28日に日本でレビュー済み
①合理性
・会議は本当に必要なものだけ参加する。意見を求められるから、居眠りはなし。
・情報共有だけの会議は、イントラネットで行う。
・ミーティングは単刀直入に始める。よもやま話をしなくてもコミュニケーションをとれるような関係は出来上がっている。(会社内のコーヒースタンドなどが日本における喫煙所のような役割を果たす。女性やフレックスタイムで働いている人とも常に話せるようになっている。)
・権威主義は排除され、フラットな社会であることが、合理性を一層進めている。
・無駄を省き、本当に価値のある仕事を探すのがいい仕事だと心得ている。
②危機意識
・日本同様、資源がない国。横にはロシアという大国(一度は属国になった)に狙われている。小国なのでグローバル化は避けられない。子供が英語を学ぶのは不可避なので、高校までに4か国語が話せるような教育を行う。
・資源がないので、人材を大事にする。なので教育は大切。国民全体が読書好き。親が本を読むので子供も読む。図書館利用率は世界一。国民の80%が図書館へ足を運び本を借りる。
・がり勉は強要されない。考えることに重点が充てられる。
・勉強するのもしないのも自由だが、しなければ自分の職業選択の幅が狭まり、就職も難しくなり、質素な生活に耐えなければならない、と教えられる。
・会議は本当に必要なものだけ参加する。意見を求められるから、居眠りはなし。
・情報共有だけの会議は、イントラネットで行う。
・ミーティングは単刀直入に始める。よもやま話をしなくてもコミュニケーションをとれるような関係は出来上がっている。(会社内のコーヒースタンドなどが日本における喫煙所のような役割を果たす。女性やフレックスタイムで働いている人とも常に話せるようになっている。)
・権威主義は排除され、フラットな社会であることが、合理性を一層進めている。
・無駄を省き、本当に価値のある仕事を探すのがいい仕事だと心得ている。
②危機意識
・日本同様、資源がない国。横にはロシアという大国(一度は属国になった)に狙われている。小国なのでグローバル化は避けられない。子供が英語を学ぶのは不可避なので、高校までに4か国語が話せるような教育を行う。
・資源がないので、人材を大事にする。なので教育は大切。国民全体が読書好き。親が本を読むので子供も読む。図書館利用率は世界一。国民の80%が図書館へ足を運び本を借りる。
・がり勉は強要されない。考えることに重点が充てられる。
・勉強するのもしないのも自由だが、しなければ自分の職業選択の幅が狭まり、就職も難しくなり、質素な生活に耐えなければならない、と教えられる。
2012年3月9日に日本でレビュー済み
国家的予算も企業群、人材群、新規事業へたくさん割当し、日本の資産を確保しつつ
かつワークライフバランス重視で行うことで個々人の生産性が日本でもUPします。
90年代のフィンランドが味わったシフト変換の意義を日本でも実践し、人間形成から産業発展
更には老後生活の楽しみまでも出来る仕組みを本書をみて、行動に移そう!やってみよう!
というような意識が広まってほしいですね。
余裕のない時でも 時間への区切りをもつことで何事も集中と創造性がにておこなうことが
重要に思える書です。
著者の実経験に基づいており、日本や他国とのかい離状況もまとまっていて非常に共感が持てます。
かつワークライフバランス重視で行うことで個々人の生産性が日本でもUPします。
90年代のフィンランドが味わったシフト変換の意義を日本でも実践し、人間形成から産業発展
更には老後生活の楽しみまでも出来る仕組みを本書をみて、行動に移そう!やってみよう!
というような意識が広まってほしいですね。
余裕のない時でも 時間への区切りをもつことで何事も集中と創造性がにておこなうことが
重要に思える書です。
著者の実経験に基づいており、日本や他国とのかい離状況もまとまっていて非常に共感が持てます。
