日本人のみの設計による帝国陸軍航空隊の最後の複葉翼の戦闘機で、水冷ピストンエンジン(:850馬力)1基搭載・7.7mm89型前方射撃固定機関銃2挺を武装・旋回性能を生かした近接格闘性にすぐれる単座戦闘機(:川崎キ‐10)。(後半期の改良二型は、胴体と翼長を延長する最終型。)
第2次大戦中、台湾・朝鮮・中国・満州などで活躍しますが、単葉機にゆだねられていく1939年頃には時代遅れとなり訓練飛行などに転身いたします。
1/48の大きさですが、「急がず・慌てず」仮組して組み立て作業をされること。角張った機首・開放型のコックピット・固定式降着装置・3枚プロペラを持つ「複葉戦闘機」のスタイルを精密にモデル化されたキット。機体は左右分割のパーツ・機首・エンジンカバー・主翼・尾翼・主脚部や主翼支柱などの形状もきっちりと再現。機体下部に設けられたラジエター・コクピット内部・パイロットシートや計器盤なども精密な彫刻で再現されています。
そして、かなり以前に発売(:当時、大量に購入)されたマブチモーターの『ミニ・べビー』【「ミニファン・電池ホルダー付」=プロペラを回すだけでモーターが回り、軽く押さえるだけでモーターが止まる、スイッチレス・モーターの優れもの。】を利用し、プロペラ回転改造機に挑戦するのも、また腕の見せどころ。
(余談:九五式戦闘機は、1940年製作の【 燃ゆる大空 】(:DVD)に仮装中国機として、1939年製作の喜劇作品ながら【 爆音 】(:VHS)で、村民の頭上で見せる実機の迫力ある鮮やかな曲芸飛行シーンに登場していますので、参考にしてはと思うが・・・・・・。)