読むのがよいと思います。
大部なうえに講義をなぞった会話体で書かれていて、しかも通常の教科書のように発展史をたどる形で解説されていないので、学び始めにこの本を使うと見通しが悪く、理解に時間がかかると思われるからです。
それから将来、研究の仕事を考えているなら一度は目を通されることをお勧めします。
目の前の問題を一緒になって考えているような語り口は、現場の臨場感が感じられて刺激になると思います。
他の教科書では見ることが出来ない特徴の一つ。
ファインマンは、物理へアプローチするのに常に豊かなイメージを抱いていたんだと感じさせられます。
言葉で表現するだけでなく、数式の意味するところを適切に図解してくれる。
物理について考えるのが本当に好きという感じが、言葉の端端から感じられます。
物理の大家はどちらかというと数式主体で考察を進めがちな人が多いですが、物理の本質は自然を観察し現象をイメージするというところから始まるる、ということを再確認させてくれます。
8章までに現象から理論のキモを導く考え方の説明、それ以降21章までで水素原子や半導体、超電導などの具体的な事例の考察となっています。
基本はモデルとなる現象を見るところから考察を始めるスタイルなのですが、ブラケット記法の導入の仕方が独特で面白かったです。
通しで読むというより、興味を感じたトピックを拾い読みするというスタイルが向いていると思います。
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