ルックスは185cmのブスな外見(そう記されています)で実はバイの家政婦さんが、
様々な家庭に派遣されて、持ち前の料理の腕とぶっきらぼうな優しさで、
ほんの少し住人達の心を変化させて帰っていく、オムニバス形式の漫画です。
シナリオライター、父子家庭、オタクのシェアハウス等々場所は違えど、
揺るがない里さんの姿勢や優しさにとてもジ〜ンときてしまいます。
本巻では話に出てきた料理のレシピが巻末で紹介されています。
里の作る料理は、カレーからアジアン、フレンチ、飴細工、カクテルまで多種多様、
料理好きにもとても嬉しい内容になっています。
ピリ辛の家政婦さん (Feelコミックス) (日本語) コミック – 2010/12/8
小池田 マヤ
(著)
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本の長さ178ページ
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言語日本語
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出版社祥伝社
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発売日2010/12/8
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ISBN-104396765118
-
ISBN-13978-4396765118
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.2
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年12月24日に日本でレビュー済み
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18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2014年1月28日に日本でレビュー済み
この巻はやはり「ラ・メゾン・イヤサカ」(以下、「ラ・メゾン」と略)が一番面白い。しかし最初、なぜ「ラ・メゾン」が面白いのかわからなかった。はじめはキャラものだからかと思ったが、どれほど個性豊かなキャラクターを揃えても、それだけで強い感動を引き出すことはあり得ない。やはり構成によるものだと考え直して見えてきたのは、冒頭とラストでテーマが逆転していることである。
「私達は自分さえ良ければそれでいいし、自分でさえもどうでもいいのだ」
この言葉で、「ラ・メゾン」は始まる。舞台は作家達だけが住んでいるアパート弥栄荘。
住人達は協調性皆無、共有のリビングは腐海状態、そこに「存在感のあるブス」な家政婦がやってきて、その強烈な個性で、自分達勝手な住人達をまとめあげていく・・・と思いきや、実は家政婦も自分の好きなようにやっていただけ、まとめる気など最初からなかったというオチで、物語は終わる。このラストに至る過程が、複雑にもつれあった恋愛模様、人間模様があり、それぞれが根本的にひとつになれなくとも、やはりそれぞれが自分の好きなことをするのを認めあっていくという、ヒューマニズムが貫かれており、またこの作者らしく、明るいオチになっている。これが、「協調性・まとまり」から、「それぞれが好きなように」という、たったこれだけのテーマの逆転を面白く読ませているのだ。
ラストでテーマが逆転する作品として、私はこうの史代の「夕凪の街」、山岸涼子の「汐の声」の二作品を知っている。テーマ逆転の手法は、読者の感動を引き出すのに非常に効果的だが、読者にとってはテーマの押し付けという印象もまた与えやすい。しかし「ラ・メゾン」に関しては、テーマがあったことさえも読者は気づかずに無意識にこの構造を受け入れ、気軽に読んで強い感動を受けることができる。小池田は異能の作家というべきだろう。
「私達は自分さえ良ければそれでいいし、自分でさえもどうでもいいのだ」
この言葉で、「ラ・メゾン」は始まる。舞台は作家達だけが住んでいるアパート弥栄荘。
住人達は協調性皆無、共有のリビングは腐海状態、そこに「存在感のあるブス」な家政婦がやってきて、その強烈な個性で、自分達勝手な住人達をまとめあげていく・・・と思いきや、実は家政婦も自分の好きなようにやっていただけ、まとめる気など最初からなかったというオチで、物語は終わる。このラストに至る過程が、複雑にもつれあった恋愛模様、人間模様があり、それぞれが根本的にひとつになれなくとも、やはりそれぞれが自分の好きなことをするのを認めあっていくという、ヒューマニズムが貫かれており、またこの作者らしく、明るいオチになっている。これが、「協調性・まとまり」から、「それぞれが好きなように」という、たったこれだけのテーマの逆転を面白く読ませているのだ。
ラストでテーマが逆転する作品として、私はこうの史代の「夕凪の街」、山岸涼子の「汐の声」の二作品を知っている。テーマ逆転の手法は、読者の感動を引き出すのに非常に効果的だが、読者にとってはテーマの押し付けという印象もまた与えやすい。しかし「ラ・メゾン」に関しては、テーマがあったことさえも読者は気づかずに無意識にこの構造を受け入れ、気軽に読んで強い感動を受けることができる。小池田は異能の作家というべきだろう。