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[阿部和重]のピストルズ (上下セット)
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ピストルズ (上下セット) Kindle版

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商品の説明

受賞歴

第46回(2010年) 谷崎潤一郎賞受賞

内容紹介

一子相伝の謎めいた秘術「アヤメメソッド」の正体とは?
魔術師一家だと噂される菖蒲(あやめ)家に興味をもった石川は、若木(おさなぎ)山の裏手の屋敷を訪れる。そこは植物の香りに満たされ、心地よい音楽が演奏されるヒーリングサロンだった。次女・あおばの口から語られる菖蒲家の歴史は、神町の真実を暴いてゆく。若木山を信仰した祖父、菖蒲家の屋敷にユートピアを築こうとした父、そこに集まった四人の女性たち……そして血の呪いに縛られた菖蒲家に、ついに家伝継承者となる運命の子が生まれる――
幻想的な世界を展開し、谷崎潤一郎賞を受賞した阿部和重の最高傑作。

登録情報

  • フォーマット: Kindle版
  • ファイルサイズ: 2125 KB
  • 紙の本の長さ: 500 ページ
  • 出版社: コルク; 初版 (2016/3/15)
  • 販売: Amazon Services International, Inc.
  • 言語: 日本語
  • ASIN: B00ECQ9ZV8
  • X-Ray:
  • Word Wise: 有効にされていません
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3 23件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: Kindleストア 有料タイトル - 99,737位 (Kindleストア 有料タイトルの売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

投稿者 ひらた味平 投稿日 2013/9/8
形式: 単行本
小説。ピストルズ(阿部和重・講談社文庫・(上/648円、下/762円)+消費税)。

前作「シンセミア」が面白く、これはその続編ということでワクワクの読書スタート。されど、登場人物も文体も激変し、これはもはや「シンセミア」と別物。

「シンセミア」は「三人称・大人数・多展開・山形弁の会話」に圧倒されたものの、今回の作りはその対極に位置し「一人称・少人数・標準語」に加え、上下巻で展開されるストーリーも前作に比べれば地味なもの。うっすら香ったユーモアも今作には感じられず、振り子は完全に真逆へ振り切った感あり。

数名が独白の形で語る作りは、最近でいえば湊かなえさんの「告白」に似た形で、しかし「告白」のもつストーリーの牽引力や怒濤のクロージングとは異なる。

主要人物の語りは村上龍さんの「限りなく透明に近いブルー」のように連綿と続くが、こちらには「長電話をひたすら聞かされる逃げ場のないストレス」に似たものがあり、終わりそうで終わらず展開がありながら地味という構造に、窮屈な窒息感と閉塞感がある。

巻末の解説を読むと、どうやらこの「地味目のストーリーにエンドレス語りがもたらすネガティブ。ストーリーでネガティブにさせるのではなく、読書という行為自体を不愉快にさせるネガティブ」が、この小説の狙い
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形式: 単行本
人気作シンセミアの続きですが、シンセミアはアメリカから流れてきた利権と政治とロリコン警官同盟と、それに対抗するフリーター盗撮集団が衝突して街が壊れましたとかでキツイので、今度は女性のみなさんなんとかしてほしいですという感じか。女性ばかりの一族が裏山に竹の子を取りに行くとか、ヒーリングサロンをやっているとか、前作の続きで読むと白すぎて肩すかしです。

女子向けか、よくわからないけど、シリーズものということで、多分意図的に文体とか扱うテイストを変えたようですが。A面、B面で全然違うというか。
監視はヒーリグサロンみたいな内面性にどこまで食い込めるのか、みたいな監視ディストピアを扱うジョージ・オーウェルの1984に似たテーマはあるかもしれません。

女性だと、カメラの被写体にされる人はもう負けてるんだよ、ニュートラルなポジションには立てない、とかいうのはよくあります。

センシミアの町の男は、互いの下半身をあばきあって自滅しましたが、

女同士よりあつまったときに、自分の浴室などをのぞかれかねない、監視カメラを、互いに利用するかどうか。

その間に男は男社会を維持する陰謀を巡らせたりするので、使わないという仮定は甘いです。

女は男性とのピロートークを拾う能力
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形式: 単行本
文春の書評につられて読み始めたが、好き好きはそれぞれと痛感した。ノンフィクションはいざ知らず、フィクション(小説)は立ち読みでも最初の30ページを読んでから求めるべしと再認識。凝ってはいるが、この作品世界に最後まで入ることができなかった。
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投稿者 afhira 投稿日 2010/5/1
形式: 単行本
 大作であるし力作であることは認める。けれどその読みにくさは古今東西のあらゆる傑作と比べても群を抜いている。常用語ではない難解な単語がこれでもかと出てくる反美文的と形容したくなるような文章が延々とつづく。しかも視点人物である石川にしろ、インタビューを受ける女性にしろ、その言葉遣いはまったく変わりがない。そのため、読み手の耳には「語り手」の声が一向に届くことがない。 
 それはつまり結局のところ、語っているのは作為的に物語をあやつる作者ひとりだけということに気づかされる。
 冗長な「説明」が序盤から中盤以降まで辟易させられるほど繰り返され、魅力的な「描写」に巡り合えないまま、物語は荒唐無稽さを増していく。
 シンセミアをはじめとして、俗に神町サーガと形容される過去の作品のエピソードやキャラクターが本作でリンクしあうのだが、現実のリアリティから明らかに後退したメルヘン的な世界観のなかでは、どうにもつながりが悪い印象を持った(芥川賞受賞作のグランド・フィナーレをあのようなかたちで処理してはたして良かったのか)。そのせいか結果的に、せっかくこれまで築き上げた大きな世界が、ずいぶんとチープな絵空事に成り下がってしまったように思う。ラストに用意された仕掛けに関しても、過去の作品で目にしたものであまり感心しなかった。
 また、この作品にはファンタジー的イメ
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