これは実際の出来事ではなくて、著者が架空の評論家どおしで議論を戦わせる形式をとっています。
ただ、その会話の内容が下品です。一方はヨーロッパ以外の地域の人間が西洋音楽を表現できないとはなから決めつけており、また中国人ピアニストを絶賛するもう一人の評論家も過剰に褒めちぎるなど誇張されすぎています。また、称賛する、批判するときの文章もこんな文学を私は知っているよと知識をひけらかせているようで鼻につきます。
ヨーロッパの人間がアジアなどの他の国の芸術家をどう思っているのか、単純に知りたかったのですが、期待外れでした。
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