様々な領域でのコストが劇的に下がり、汎用製品、サービスのアセンブリでも画期的な
新たな商品、サービスが生まれる今、過去のトレンドや成功体験に寄りかかっていては、
全く新しい競合が思わぬところから出現し、簡単に足元をすくわれますよという事を
分かり易く解説した本。
フレームワークやケーススタディに頼る依頼心を一旦抑え、是非素直な気持ちで
目を通すと良い。固定観念が解きほぐされ、創造力が湧いてくる。
目次は
はじめに ほんの数日で競争優位が消し飛ぶ世界で
・グーグル、エアビーアンドビー、ウーバー・・・・・・100を超えるケーススタディ
・ブルー・オーシャン戦略に続く、破壊的イノベーション論「第4の波」
・製品のライフサイクルは「ベル・カーブ」から「シャークフィン」へ
・クラウドとモバイル、そこが「震源地」
・ビッグバン・イノベーションは国境を越える
第一部 ビッグバン・イノベーション
第1章 ビッグバン・イノベーションとは何か-よりよく、より安い世界で強いられる競争
・グーグルマップは、何をどこまで破壊したのか?
・予想外のところから現れる「よりよく、より安い」製品やサービス
・「ムーアの法則」が牙をむく-指数関数的に進化する技術
・もはや巻き込まれずに済む産業はない
・ウーバーを規制で止めても、イノベーションは止まらない
・ビッグバン・イノベーションの3つの特徴とは
第2章 ビッグバン・イノベーションの経済学-クラウド、シェア、IoTがあらゆるコストを低減させる
・破壊的サービスは、町の小さなレストランの運命をも変える
・ビッグバン・イノベーションを引き起こす3つの経済原理
・1 枠にとらわれない戦略:製造コストの低減
・2 とめどない成長:情報コストの低減
・3 自由奔放な開発:実験コストの低減
第3章 シャークフィン-製品ライフサイクルは、もはや「キャズム」に従わない
・ビッグバン・イノベーションの「最初の被害者」ピンボールマシン
・ビッグバン・イノベーションの製品ライフサイクル-シャークフィン
・ビッグバン・イノベーションの4つのステージ
・「ピンボール」はなぜ最高益を出した数年後に壊滅したのか?
・任天堂が共食い覚悟で新商品を投入し続けた理由とは?
・みずから死と再生を繰り返せる企業だけが生き残る
第2部 ビッグバン・イノベーションを生き延びる戦略
・「シャークフィン」4つのステージを生き抜く有効な戦略はあるか?
・イノベーションの「短命化」がもたらしたもの
第4章 特異点-市場に投入するための期間が、市場に投入してからの期間よりも長い
・美術教師が1世紀ぶりに復活させた「ある装置」
・「挑発的な実験者」が闊歩するステージ「特異点」
・ルール1:「真実の語り手」の声に耳を傾ける
・ルール2:市場に参入するタイミングをピンポイントで選ぶ
・ルール3:一見ランダムな市場実験に着手する
第5章 ビッグバン-「破滅的な成功」そのものがイノベーターを追い詰める
・ツイッターと“フェイル・ホエール”
・スタートアップも既存企業もお構いなしに飲み込むステージ2「ビッグバン」
・ルール4:「破滅的な成功のシグナル」を見逃さない
・ルール5:「ひとり勝ち市場」で勝者になる
・ルール6:「ブレットタイム」をつくる
第6章 ビッグクランチ-みずから起こしたイノベーションに首を絞められる前に
・スターバックスの危機-イノベーター企業の悪夢
・爆発的成長から「突然死」に陥るステージ3「ビッグクランチ」
・ルール7:市場の飽和に先んじる
・ルール8:負債化する前に資産を処分する
・ルール9:リードしているあいだに撤退する
第7章 エントロピー-撤退すらできない地獄からどう抜け出すか
・「ゾンビ」と化した米国郵政公社
・破滅後に取り残された企業がたどり着くステージ4「エントロピー」
・ルール10:「ブラックホール」を逃れる
・ルール11:他の企業の部品サプライヤーになる
・ルール12:次の特異点を目指す
・新たな特異点を目指す開拓者たれ-武器は、アライアンス、スピード、謙虚さ
おわりに それでも、希望は残されている
・最大の危機を、イノベーションの機会に転じるための「勇気」
・大企業もベンチャーも関係なく担うべき4つの役割
・何よりも大事な資産、それはスピード
第1部で、過去のコンサルが示すようなフレーム(陳腐化した分析)に囚われずに示す
切り口の鮮やかさに舌を巻き、一気に引き込まれ、世の中で起きている十九世紀の
産業革命に匹敵するブレイクスルーから生まれた様々な商品、サービスに合点がいく。
第2部は実例をふんだんに示し、巧遅拙速に如かずを地で行く時代にどう対処するかの
「教科書」的な部分であり、ちょっとくどいかな。
さすが進取の精神に富むアメリカという感を強くする。こういったジャンルの分析提言は
3億人の階層社会であるアメリカにはかなわない。誤魔化しのない高度な叡智に触れ
頭が冴える事請け合いである。
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ビッグバン・イノベーション――一夜にして爆発的成長から衰退に転じる超破壊的変化から生き延びよ 単行本 – 2016/2/13
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【最新情報】
・2016年5月15日付「日本経済新聞」にて、書評が掲載されました! (評者は経済評論家 小関広洋氏)
なぜシャープ、任天堂、ソニーは急激に衰退し、
アマゾン、Airbnb、富士フイルムは勝ち残ったのか?
すべての鍵は、たった数日で市場を破滅に追いやる
IoT、ビッグデータ、シェア時代のイノベーションの新しい形
「ビッグバン・イノベーション」が握っている!
『イノベーションのジレンマ』
『キャズム』
『ブルー・オーシャン戦略』
を超える新世代の経営戦略論、登場。
「この変化を知らなければ、ベンチャーも大企業も生き残れない」
グーグル、ツイッターなどシリコンバレーで圧倒的支持!
――全米で大絶賛の書、ついに日本上陸
もしあなたの企業が、ほぼ一夜にして破壊されてしまったら、さて、どうするべきだろうか? ビッグバン・イノベーションの悪夢から身を守るための最善策――それはこの本を読むことである。
――ハル・ヴァリアン(グーグルのチーフエコノミスト)
ビジネススクールで学ぶべきすべてが詰まった1冊! イノベーションがなぜスタートアップで起きるのかを、エレガントかつシンプルに描き出した。
――ディック・コストロ(ツイッター元CEO)
指数関数的成長を予期し、ビッグバン・イノベーションの「鋭い勾配」を説くダウンズとヌーネスの考えは、私たちの暮らし方や働き方にさえ大きな影響を与える。
――アンディ・リップマン(MITメディアラボ副所長)
これはスゴい! 本書は、ありとあらゆる産業の、目も眩むような変化についての入門書であり、起業家やCEOにとっての戦略マニュアルである。ビッグバン・イノベーションを理解せずして、生き延び、成功をつかむことはもはや不可能だ!
――ゲーリー・シャピロ(全米家電協会会長兼CEO)
・2016年5月15日付「日本経済新聞」にて、書評が掲載されました! (評者は経済評論家 小関広洋氏)
なぜシャープ、任天堂、ソニーは急激に衰退し、
アマゾン、Airbnb、富士フイルムは勝ち残ったのか?
すべての鍵は、たった数日で市場を破滅に追いやる
IoT、ビッグデータ、シェア時代のイノベーションの新しい形
「ビッグバン・イノベーション」が握っている!
『イノベーションのジレンマ』
『キャズム』
『ブルー・オーシャン戦略』
を超える新世代の経営戦略論、登場。
「この変化を知らなければ、ベンチャーも大企業も生き残れない」
グーグル、ツイッターなどシリコンバレーで圧倒的支持!
――全米で大絶賛の書、ついに日本上陸
もしあなたの企業が、ほぼ一夜にして破壊されてしまったら、さて、どうするべきだろうか? ビッグバン・イノベーションの悪夢から身を守るための最善策――それはこの本を読むことである。
――ハル・ヴァリアン(グーグルのチーフエコノミスト)
ビジネススクールで学ぶべきすべてが詰まった1冊! イノベーションがなぜスタートアップで起きるのかを、エレガントかつシンプルに描き出した。
――ディック・コストロ(ツイッター元CEO)
指数関数的成長を予期し、ビッグバン・イノベーションの「鋭い勾配」を説くダウンズとヌーネスの考えは、私たちの暮らし方や働き方にさえ大きな影響を与える。
――アンディ・リップマン(MITメディアラボ副所長)
これはスゴい! 本書は、ありとあらゆる産業の、目も眩むような変化についての入門書であり、起業家やCEOにとっての戦略マニュアルである。ビッグバン・イノベーションを理解せずして、生き延び、成功をつかむことはもはや不可能だ!
――ゲーリー・シャピロ(全米家電協会会長兼CEO)
- 本の長さ376ページ
- 言語日本語
- 出版社ダイヤモンド社
- 発売日2016/2/13
- ISBN-104478026629
- ISBN-13978-4478026625
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
なぜシャープ、任天堂、ソニーは急激に衰退し、アマゾン、富士フイルム、Airbnbは勝ち残ったのか?『イノベーションのジレンマ』『キャズム』『ブルー・オーシャン戦略』を超える新世代の経営戦略論。
著者について
■ラリー・ダウンズ(Larry Downes)
シリコンバレー在住のコンサルタント。それまでの市場を破壊するような技術が登場した際、それがビジネスや政策にどう影響を与えるのか、過去30年にわたりコンサルティング、講演、執筆している。特にインターネットに関するテクノロジーに強い。 アーサーアンダーセン、マッキンゼーなどのコンサルティング会社を渡り歩き、現在はアクセンチュアのフェロー(ハイパフォーマンス研究所)。突如起こった技術革新により、産業構造がどう変わっていくのか、長期的な観点から研究している。ウォールストリート・ジャーナルやブルームバーグ、フォーブス、エコノミストなど、数多くの雑誌に寄稿しており、そのうちForbes.comでの記事は累計350万PVを誇る人気に。著書に、“The Laws of Disruption"(未邦訳)。
■ポール・F・ヌーネス(Paul F. Nunes)
アクセンチュアのハイパフォーマンス研究所で、リサーチ担当グローバル・マネージング・ディレクターを務めている。1986年以来アクセンチュア一筋のマーケティングのプロで、ITの進化をビジネスに活かし、予測に役立てるという目的のもとに、ハイパフォーマンス研究所設立に動き、分析を続けている。その研究成果は数々のメディアでも紹介され、また、賞も受賞している。共著に、“Jumping the S-Curve"(未邦訳)。
■江口泰子(えぐち・たいこ)
法政大学法学部卒業。編集事務所、広告企画会社を経て翻訳業に従事。主な訳書に『道端の経営学』(ヴィレッジブックス)、『21世紀の脳科学』『ケネディ暗殺 50年目の真実』『毒になる母』(ともに講談社)、『考えてるつもり』(ダイヤモンド社)、『マイレージ、マイライフ』(小学館)、共訳に『真珠湾からバグダッドへ』(幻冬舎)など。
シリコンバレー在住のコンサルタント。それまでの市場を破壊するような技術が登場した際、それがビジネスや政策にどう影響を与えるのか、過去30年にわたりコンサルティング、講演、執筆している。特にインターネットに関するテクノロジーに強い。 アーサーアンダーセン、マッキンゼーなどのコンサルティング会社を渡り歩き、現在はアクセンチュアのフェロー(ハイパフォーマンス研究所)。突如起こった技術革新により、産業構造がどう変わっていくのか、長期的な観点から研究している。ウォールストリート・ジャーナルやブルームバーグ、フォーブス、エコノミストなど、数多くの雑誌に寄稿しており、そのうちForbes.comでの記事は累計350万PVを誇る人気に。著書に、“The Laws of Disruption"(未邦訳)。
■ポール・F・ヌーネス(Paul F. Nunes)
アクセンチュアのハイパフォーマンス研究所で、リサーチ担当グローバル・マネージング・ディレクターを務めている。1986年以来アクセンチュア一筋のマーケティングのプロで、ITの進化をビジネスに活かし、予測に役立てるという目的のもとに、ハイパフォーマンス研究所設立に動き、分析を続けている。その研究成果は数々のメディアでも紹介され、また、賞も受賞している。共著に、“Jumping the S-Curve"(未邦訳)。
■江口泰子(えぐち・たいこ)
法政大学法学部卒業。編集事務所、広告企画会社を経て翻訳業に従事。主な訳書に『道端の経営学』(ヴィレッジブックス)、『21世紀の脳科学』『ケネディ暗殺 50年目の真実』『毒になる母』(ともに講談社)、『考えてるつもり』(ダイヤモンド社)、『マイレージ、マイライフ』(小学館)、共訳に『真珠湾からバグダッドへ』(幻冬舎)など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ダウンズ,ラリー
シリコンバレー在住のコンサルタント。過去30年にわたりコンサルティング、講演、執筆している。特にインターネットに関するテクノロジーに強い。アーサーアンダーセン、マッキンゼーなどのコンサルティング会社を渡り歩き、現在はアクセンチュアのフェロー(ハイパフォーマンス研究所)
ヌーネス,ポール・F.
アクセンチュアのハイパフォーマンス研究所で、リサーチ担当グローバル・マネージング・ディレクターを務めている。1986年以来アクセンチュア一筋のマーケティングのプロで、ハイパフォーマンス研究所設立に動き、分析を続けている。その研究成果は数々のメディアでも紹介され、また、賞も受賞している
江口/泰子
法政大学法学部卒業。編集事務所、広告企画会社を経て翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
シリコンバレー在住のコンサルタント。過去30年にわたりコンサルティング、講演、執筆している。特にインターネットに関するテクノロジーに強い。アーサーアンダーセン、マッキンゼーなどのコンサルティング会社を渡り歩き、現在はアクセンチュアのフェロー(ハイパフォーマンス研究所)
ヌーネス,ポール・F.
アクセンチュアのハイパフォーマンス研究所で、リサーチ担当グローバル・マネージング・ディレクターを務めている。1986年以来アクセンチュア一筋のマーケティングのプロで、ハイパフォーマンス研究所設立に動き、分析を続けている。その研究成果は数々のメディアでも紹介され、また、賞も受賞している
江口/泰子
法政大学法学部卒業。編集事務所、広告企画会社を経て翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : ダイヤモンド社 (2016/2/13)
- 発売日 : 2016/2/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 376ページ
- ISBN-10 : 4478026629
- ISBN-13 : 978-4478026625
- Amazon 売れ筋ランキング: - 694,718位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 2,701位オペレーションズ (本)
- - 13,291位ビジネス実用本
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち3.8
星5つ中の3.8
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トップレビュー
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2016年3月22日に日本でレビュー済み
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2019年11月27日に日本でレビュー済み
デジタル化に基づいた、デジタルの特徴を加味したイノベーション理論の内容が書かれていて、今後適用される範囲が広がっていきそうだと思いました。複製が容易で距離も関係がなく、イニシャルコストの低いデジタルの世界だとどのようにアイデアが事業化されていくのか、どのようにヒットするのか、どのように衰退するのかが、機械などの従来の製品と比較して書かれていてイメージしやすかったです。
ただ、「はじめに」で、イノベーションのジレンマが第2の波、ブルー・オーシャンが第3の波で、ビッグバン・イノベーションが第4の波だと書かれていましたが、イノベーションのジレンマとブルー・オーシャンを同列で考えているところ、イノベーションのジレンマが今では通用しないとしていることなど、かなり無理のある結論が出されているように感じました。この本で書かれているビッグバン・イノベーションは完全にデジタルに置き換えられるかデジタルに置き換えられた範囲が大部分を占めるようなものしか適用できない限定的なもので、製造の要素が大きい業界にはほとんど適用できない概念であるように思えました。デジタルに置き換えられる範囲が徐々に広がっていくというのは考えられますが、現在においてはまだ特定の業界の話だと思いました。
また、3つの特徴、3つの側面など、並列に挙げられている要素で、大きく偏っているように思えるケース、例えば最初の1つに比べて残りの2つが同レベルとは思えないほど小さい扱いがされるようなケースが見られました。並列に要素を挙げる本を書く時のお作法に無理やり合わせたようなおざなり感があるように思えました。また、要素間の関連でもそれほど関連づけに意味を見いだせないパターンもありました。(例えば第2章の3つの特徴と3つの経済学的側面など)
第3章のシャークフィンの事例として、ピンボールと家庭用ゲーム機の関係が事例として書かれていましたが、これはビッグバン・イノベーションよりもイノベーションのジレンマの事例ではないかと思いました。
話のまとまりが弱く、様々なトピックを寄せ集めた本であるように思えました。
つっこみどころが多く、本としての完成度は微妙かもしれませんが、伝えたい本筋であるデジタル化に基づくイノベーションについての一つの考え方として有用な内容だったと思います。
ただ、「はじめに」で、イノベーションのジレンマが第2の波、ブルー・オーシャンが第3の波で、ビッグバン・イノベーションが第4の波だと書かれていましたが、イノベーションのジレンマとブルー・オーシャンを同列で考えているところ、イノベーションのジレンマが今では通用しないとしていることなど、かなり無理のある結論が出されているように感じました。この本で書かれているビッグバン・イノベーションは完全にデジタルに置き換えられるかデジタルに置き換えられた範囲が大部分を占めるようなものしか適用できない限定的なもので、製造の要素が大きい業界にはほとんど適用できない概念であるように思えました。デジタルに置き換えられる範囲が徐々に広がっていくというのは考えられますが、現在においてはまだ特定の業界の話だと思いました。
また、3つの特徴、3つの側面など、並列に挙げられている要素で、大きく偏っているように思えるケース、例えば最初の1つに比べて残りの2つが同レベルとは思えないほど小さい扱いがされるようなケースが見られました。並列に要素を挙げる本を書く時のお作法に無理やり合わせたようなおざなり感があるように思えました。また、要素間の関連でもそれほど関連づけに意味を見いだせないパターンもありました。(例えば第2章の3つの特徴と3つの経済学的側面など)
第3章のシャークフィンの事例として、ピンボールと家庭用ゲーム機の関係が事例として書かれていましたが、これはビッグバン・イノベーションよりもイノベーションのジレンマの事例ではないかと思いました。
話のまとまりが弱く、様々なトピックを寄せ集めた本であるように思えました。
つっこみどころが多く、本としての完成度は微妙かもしれませんが、伝えたい本筋であるデジタル化に基づくイノベーションについての一つの考え方として有用な内容だったと思います。
2019年9月24日に日本でレビュー済み
ITを使って既存企業を一瞬で飲み込んでしまうディスラプターやデジタルカンパニーを説明した本です。なぜその様な事が起こるかの背景を事例を用いながら説明しています。
今後これかの企業をどのように理解していくべきかの話もありますが、少し内容が表面的です。DX等の話を初めて読むのであれば本書でも問題ないですが、ある程度理解している方はもっと踏み込んだ他書を読んだ方が良いと思います。
今後これかの企業をどのように理解していくべきかの話もありますが、少し内容が表面的です。DX等の話を初めて読むのであれば本書でも問題ないですが、ある程度理解している方はもっと踏み込んだ他書を読んだ方が良いと思います。
2016年7月11日に日本でレビュー済み
現代は、ネット、SNSが普及しているので、良い製品・サービスが現れれば、その情報はすぐに広まり、爆発的に売れる。その反面、より良い競合品が出れば顧客はすぐに乗り換えるので、あっという間に廃れてしまう。
本書前半では「破壊的ビッグバン(Big Bang Disruption)」とは何か、そしてそれが登場した経済的背景を述べ、後半では生存戦略(爆発的に市場を席巻する商品をいかに察知して身を守るべきか、また、それを生み出した事業者自身も、急拡大の中で利益を上げるとともに、市場が急速に縮小する際にどうやって損害を抑えるかなど)を述べている。
一側面を強調しすぎている印象はあるが、ヒット商品のサイクルが短くなっているという指摘は一理ある。本書でたびたび引用される、マイケル・ポーター「競争の戦略」やクレイトン・クリステンセン「イノベーションのジレンマ」などをまず学習した上で本書を読めば参考になる点はある。
なお、訳者あとがきで、原題の「Big Bang Disruption」にあえて「ビッグバン・イノベーション」の訳語をあてた旨明記されているが、本書の主張は、「個々の商品が爆発的に売れた後、あっという間に廃れるようになった」という点であって、イノベーションとは言い難いものが大半なので、やはり原題とおり「破壊的ビッグバン」が相応しかったのではないかと思う。(その根っこにあるデジタル技術、インターネットやSNS、スマートフォンはイノベーションだと思うが。)どうだろう?
本書前半では「破壊的ビッグバン(Big Bang Disruption)」とは何か、そしてそれが登場した経済的背景を述べ、後半では生存戦略(爆発的に市場を席巻する商品をいかに察知して身を守るべきか、また、それを生み出した事業者自身も、急拡大の中で利益を上げるとともに、市場が急速に縮小する際にどうやって損害を抑えるかなど)を述べている。
一側面を強調しすぎている印象はあるが、ヒット商品のサイクルが短くなっているという指摘は一理ある。本書でたびたび引用される、マイケル・ポーター「競争の戦略」やクレイトン・クリステンセン「イノベーションのジレンマ」などをまず学習した上で本書を読めば参考になる点はある。
なお、訳者あとがきで、原題の「Big Bang Disruption」にあえて「ビッグバン・イノベーション」の訳語をあてた旨明記されているが、本書の主張は、「個々の商品が爆発的に売れた後、あっという間に廃れるようになった」という点であって、イノベーションとは言い難いものが大半なので、やはり原題とおり「破壊的ビッグバン」が相応しかったのではないかと思う。(その根っこにあるデジタル技術、インターネットやSNS、スマートフォンはイノベーションだと思うが。)どうだろう?
ベスト500レビュアー
原題は「Big Bang Disruption」。Disruptionとは破壊、崩壊、分裂などを意味するが、近年のインターネットやデジタル化による急激な環境変化によって、短期間で既存のビジネスが新興事業者によって駆逐される事例が象徴的である。
本書は、極めて短期間の内に競争優位が入れ替わっている事象とその背景を説明し、如何にしてそのような経営環境の中を生き延びるか、というテーマについて書かれたものである。
近年、破壊的なイノベーションが起こっている理由は、クラウドの発達により、大企業でなくても大きなITのリソースを活用出来、資金調達に関してもクラウドファンディングが活用される等、リーン・スタートアップが可能となったこと、また、各自がスマートフォンというデバイスを身に付けるようになったことから、一つのアイデア、一つのサービスが瞬時に、幾何級数的に、世の中に普及するというスピードと規模感が大きく変わって来たこと等が挙げられる。
こうした環境下では、世の中の動き・シグナルを注意深く見ておくことが不可欠であり、その波に呑み込まれないように法や規制によって時間を稼ぐことや、特許権を攻撃用途に活用することも一つの方法だと筆者は説く。
また、いずれは新興勢力に凌駕されることが予測出来る場合にはリードしている間に撤退の準備を進め、製品の提供者になるのではなく「部品」の供給者になるという転換も有効な生き残り策となり得る。
本書にも記述されているが、指数関数的に進化する技術の代名詞である「ムーアの法則」とネットワークの価値はそれに接続する端末や利用者数の2乗に比例するとする「メトカーフの法則」の2つの法則が、現在のデジタル化社会の特色を言い表しているように思われる。
コダックは破たんし、富士フィルムは勝ち残ったフィルム業界の例はよく知られているが、他の業界においてもどのようなことが起こっているのか、その教訓を今後にどのように活かして行くのか、ビジネス・パーソン必読の一冊である。
本書は、極めて短期間の内に競争優位が入れ替わっている事象とその背景を説明し、如何にしてそのような経営環境の中を生き延びるか、というテーマについて書かれたものである。
近年、破壊的なイノベーションが起こっている理由は、クラウドの発達により、大企業でなくても大きなITのリソースを活用出来、資金調達に関してもクラウドファンディングが活用される等、リーン・スタートアップが可能となったこと、また、各自がスマートフォンというデバイスを身に付けるようになったことから、一つのアイデア、一つのサービスが瞬時に、幾何級数的に、世の中に普及するというスピードと規模感が大きく変わって来たこと等が挙げられる。
こうした環境下では、世の中の動き・シグナルを注意深く見ておくことが不可欠であり、その波に呑み込まれないように法や規制によって時間を稼ぐことや、特許権を攻撃用途に活用することも一つの方法だと筆者は説く。
また、いずれは新興勢力に凌駕されることが予測出来る場合にはリードしている間に撤退の準備を進め、製品の提供者になるのではなく「部品」の供給者になるという転換も有効な生き残り策となり得る。
本書にも記述されているが、指数関数的に進化する技術の代名詞である「ムーアの法則」とネットワークの価値はそれに接続する端末や利用者数の2乗に比例するとする「メトカーフの法則」の2つの法則が、現在のデジタル化社会の特色を言い表しているように思われる。
コダックは破たんし、富士フィルムは勝ち残ったフィルム業界の例はよく知られているが、他の業界においてもどのようなことが起こっているのか、その教訓を今後にどのように活かして行くのか、ビジネス・パーソン必読の一冊である。



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