舛添さん。 優秀な国際政治学者だと思いますが、都知事を追いやられてしまいましたね。 個人的にはシンパシーを覚えます。 コンプライアンスというもっともらしい横文字に煽られた都民から批難を浴びたものの、実質的な根拠は、コンプライアンスというグレーな表現から、”セコイ”、という印象操作に置き換えられてしまいました。 出る杭が打たれ過ぎかな…。
前置きが長くなりました。 舛添さん、50年以上もヒトラー研究してきたのですね。 ”とんでもない憎むべき独裁者”という印象が一般的ですが、それでもなぜ選ばれた「ヒトラーだったのか」。 留学はその謎を知りたいからだった、と述べておられます。 その背景を提示することで、ポピュリスムの台頭する昨今に共通する「何か」を示唆するのが本書の目的といえそうです。
P102以降の第三章で、ヒトラーの経済手腕が解説されます。 第一次大戦後、疲弊したドイツ経済を立て直したのはヒトラーの功績なしには語ることはできないでしょう。 失業対策も社会保障制度の整備も迅速に実行に移したことに学ぶところはありそうです。
庶民にも買える車を構想し(フォルクスワーゲン)その役割を果たしたのがポルシェ氏だったわけです。 雇用創出のためアウトバーンを迅速に計画、実行し、企業への減税で雇用をより活性化させ、景気を刺激しました。 所得税の源泉徴収制度もナチスが制度化したと言います。 そしてその発明が今の日本の源泉徴収に引き継がれている。 ヒトラーは経済政策において秀でた能力と実行力を持ち、国を建てなおしたのは事実です。
アウシュビツの悲劇、その思想を独裁政権で歴史に汚点を残したことが、肯定されるはずがありません。 悲劇の背景は本書にあたっていただくしかありませんが、政治経済の手腕としては、学ぶべきところが多いことを再提示してくれるのも本書に好感が持てる理由かと思います。
「あとがき」で述べておられるよう、ヒトラーが政権をとった1933年と、今の世界情勢が酷似していることに危惧を覚える反面、ヒトラーの政策には学ぶべきは少なくない…そう思いながら読みました。なにせ、ヒトラーのナゾを解明したく留学し、半世紀にわたり研究を重ねてきた著者です。 敬意を表したく、一読をおススメする次第です。
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ヒトラーの正体 (小学館新書) 新書 – 2019/8/1
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ヒトラーはいまも生きている!
アドルフ・ヒトラー。20世紀最恐と言っていい暴君ですが、一方で彼が当時最も民主的な国家といわれた「ワイマール共和国」から生まれた事実を忘れてはいけません。
なぜ人びとは、この男を支持したのか。
悲劇は、止めることができなかったのか。
戦争中、ナチスに処刑されたユダヤ人はおよそ 600万人と推計されています。現代に生きる我々は、ホロコースト(大量虐殺)を知っており、どんなことがあってもこの男を許してはならない。ただ、歴史には必ず教訓がある。その汚点から眼を背けているばかりでは、現代のポピュリズムや排外主義を正しく恐れることができません。
ヒトラーについて書かれた本は無数にあります。いまも世界中で専門的な研究が進められている。しかし、難しい専門書を読みこなすのには手間も時間もかかります。ヒトラーについて手軽に読める入門書のような本があれば便利だ。そんな考えのもと、筆者が構想したのが本書です。
【編集担当からのおすすめ情報】
筆者が若い研究者としてドイツのミュンヘンに就いていたとき、下宿屋の主人が「ヒトラー時代が一番良かった」と言い、当時の写真アルバムを懐かしそうに見せたことに驚いたそうです。学者時代にナチズムを研究対象としていた筆者の原体験です。それから約40年。政治家を経て、ヒトラーを改めて見つめ直した筆者が、実体験を交えつつ、平易な言葉で、ヒトラーを解説しました。図版や写真も多く使用されており、入門書としてまず手にとっていただきたい一冊です。
アドルフ・ヒトラー。20世紀最恐と言っていい暴君ですが、一方で彼が当時最も民主的な国家といわれた「ワイマール共和国」から生まれた事実を忘れてはいけません。
なぜ人びとは、この男を支持したのか。
悲劇は、止めることができなかったのか。
戦争中、ナチスに処刑されたユダヤ人はおよそ 600万人と推計されています。現代に生きる我々は、ホロコースト(大量虐殺)を知っており、どんなことがあってもこの男を許してはならない。ただ、歴史には必ず教訓がある。その汚点から眼を背けているばかりでは、現代のポピュリズムや排外主義を正しく恐れることができません。
ヒトラーについて書かれた本は無数にあります。いまも世界中で専門的な研究が進められている。しかし、難しい専門書を読みこなすのには手間も時間もかかります。ヒトラーについて手軽に読める入門書のような本があれば便利だ。そんな考えのもと、筆者が構想したのが本書です。
【編集担当からのおすすめ情報】
筆者が若い研究者としてドイツのミュンヘンに就いていたとき、下宿屋の主人が「ヒトラー時代が一番良かった」と言い、当時の写真アルバムを懐かしそうに見せたことに驚いたそうです。学者時代にナチズムを研究対象としていた筆者の原体験です。それから約40年。政治家を経て、ヒトラーを改めて見つめ直した筆者が、実体験を交えつつ、平易な言葉で、ヒトラーを解説しました。図版や写真も多く使用されており、入門書としてまず手にとっていただきたい一冊です。
- 本の長さ270ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2019/8/1
- 寸法10.9 x 1.3 x 17.3 cm
- ISBN-104098253534
- ISBN-13978-4098253531
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
20世紀最恐の暴君アドルフ・ヒトラー。戦争中、ナチスに処刑されたユダヤ人は約600万人と推計される。現代に生きる我々はホロコーストを知っており、どんなことがあってもこの独裁者を許してはならない。一方で、ヒトラーが当時最も民主的な国家と言われたワイマール共和国から誕生したことを忘れてはならない。なぜ人びとは、この男を支持したのか。悲劇は止められなかったのか。歴史には必ず教訓がある。ヒトラーを正しく恐れるための入門書。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
舛添/要一
1948年福岡県北九州市生まれ。1971年東京大学法学部政治学科卒業。パリ(フランス)、ジュネーブ(スイス)、ミュンヘン(ドイツ)でヨーロッパ外交史を研究。東京大学教養学部政治学助教授を経て政界へ。2001年参議院議員(自民党)に初当選後、厚生労働大臣(安倍内閣、福田内閣、麻生内閣)、都知事を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1948年福岡県北九州市生まれ。1971年東京大学法学部政治学科卒業。パリ(フランス)、ジュネーブ(スイス)、ミュンヘン(ドイツ)でヨーロッパ外交史を研究。東京大学教養学部政治学助教授を経て政界へ。2001年参議院議員(自民党)に初当選後、厚生労働大臣(安倍内閣、福田内閣、麻生内閣)、都知事を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2019/8/1)
- 発売日 : 2019/8/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 270ページ
- ISBN-10 : 4098253534
- ISBN-13 : 978-4098253531
- 寸法 : 10.9 x 1.3 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 89,836位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 36位ドイツ・オーストリア史
- - 80位小学館新書
- - 330位ヨーロッパ史一般の本
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.2
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突撃隊とかナチスの私兵による暴力で政権を奪ったのではないのか?と思っていましたが、大衆による支持を勝ち得た側面もあったとのだ、と納得しました。アイドルも真似る制服、情熱的な演説、飛行機や、ラジオ、街頭演説でのラウドスピーカーなど、テクノロジーの駆使。大衆に迎合し、人気を博して政権を取ったのが、ヒトラー率いるナチスでした。前半のヒトラーの半生では、サイコパスとしてのヒトラーがよく分かりました。客観的な自分の能力分析ができずに挫折し、挫折の理由を外部(人のせい)に求め(八つ当たりし)、案外それが大衆に受けて権力を握りしめる様子が、生々しいです。後半のヒトラー研究紹介の箇所もためになりました。たくさんの研究成果を紹介し、解説を加えているのが本書の特徴です。特に当時、ヒトラーやナチスに熱狂した人たち(大衆)が、どんな人なのかを示した箇所が興味深かったです。僕の印象に一番残ったのは、自分の個性をどう生かすか?で三つのタイプに分けて考えたホッファー「魂の錬金術―エリック・ホッファー全アフォリズム集」に収録されている「情熱的な精神状態」からの抜粋と解説でした。1.「自己の才能をあらわす(実際にクリエイティブな仕事で成功する人)」か、2.「多忙にまぎらす(たいして人に「いいね」といわれなくても、趣味や仕事に熱中できる人)」か、3.「自己実現をあきらめ、第三帝国に自己を同一化する(自分が好きなことをするのではなく、人の批判をして正義感を感じ、多くの人の味方になった気分にひたる人)」か。3.が、ナチスを支持した大衆でした。いろいろ、考えが深まった一冊ですが、分厚くない新書で比較的短時間で読むことができました。お買い得な読書ができ、満足しています。
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上位レビュー、対象国: 日本
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ベスト500レビュアー
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81人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2019年8月11日に日本でレビュー済み
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この本を読むとヒトラーの全体像を把握できるだけでなく、
「ヒトラーの思想はいかに形成されたのか」
「ナチス党はどのように独裁体制を築いたのか」
「ホロコーストは何故起きたのか」
「ドイツ国民は何故ヒトラーに熱狂したのか」
といった、根本的かつ重要な問題について理解することが出来ます。
本書を読むことで、昨今のヨーロッパにおける極右政党の台頭や、
トランプ大統領についても、深く理解できるようになりました。
オススメの一冊です。
「ヒトラーの思想はいかに形成されたのか」
「ナチス党はどのように独裁体制を築いたのか」
「ホロコーストは何故起きたのか」
「ドイツ国民は何故ヒトラーに熱狂したのか」
といった、根本的かつ重要な問題について理解することが出来ます。
本書を読むことで、昨今のヨーロッパにおける極右政党の台頭や、
トランプ大統領についても、深く理解できるようになりました。
オススメの一冊です。
ベスト500レビュアー
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この本は270ページの新書版ですが、文章は平易で行間が空いているので非常に読みやすいで
す。著者のやさしいヒトラー入門書を作ろうという意図が分かります。この本は時系列でヒト
ラーの生涯を追いかけることで、どのようにしてこの怪物のような独裁者が生まれたかを解き
明かしていきます。
<この本で理解できたこと>
〇ヒトラーは武力ではなく、選挙によって合法的に権力を握った。
〇ドイツにはヒトラーの時代が一番良かったと回顧する老人がいるもの事実。
〇過酷なベルサイユ条約による賠償金はドイツを疲弊させハイパーインフレが起きた。
〇失業こそ国民の敵。ヒトラーが政権をとったとき600万人いた失業者が3年で完全雇用に。
これがホロコーストや第二次世界大戦を起こしたヒトラーを当時のドイツ人が支持した鍵。
〇オーストリアを併合したとき多くのオーストリア人がドイツ軍を歓喜の嵐で大歓迎した。
〇反ユダヤ主義はヒトラーだけのものではなく、ヨーロッパのキリスト教社会の伝統。
〇はじめからホロコーストが起きたのではなく、当初はユダヤ人をドイツから追い出そうとし
た。しかし、追放先の確保、移送の困難さがあって、結局は殺害する流れになった。
〇なぜドイツ人が自由を捨て、総統の指示に熱狂して従ったかは「自由からの逃走」という概
念で説明できる。ヒトラーは自由から逃走しようとする大衆の心理を熟知していた。
世界中でポピュリズムの嵐が吹いていますが、ヒトラーを知ることは、トランプ政権や移民難
民排斥の極右政党の台頭などのポピュリズムを理解することに役立ちます。トランプ大統領の
「アメリカ第一主義」とヒトラーの「大ドイツ主義」は驚くほど似ています。
この本では今まで断片的はイメージしかなかったヒトラーの全体像がはじめて理解できました。
この本は長年ヒトラーの研究をしてきた著者の労作です。多くが先人の研究に寄っていても、
著者のオリジナリティの部分はあります。「ヒトラーの正体」というタイトルも、本の内容が
容易に分かり秀逸だと思います。世界がポピュリズムに揺れている今、多くの人に手に取って
欲しい本です。
す。著者のやさしいヒトラー入門書を作ろうという意図が分かります。この本は時系列でヒト
ラーの生涯を追いかけることで、どのようにしてこの怪物のような独裁者が生まれたかを解き
明かしていきます。
<この本で理解できたこと>
〇ヒトラーは武力ではなく、選挙によって合法的に権力を握った。
〇ドイツにはヒトラーの時代が一番良かったと回顧する老人がいるもの事実。
〇過酷なベルサイユ条約による賠償金はドイツを疲弊させハイパーインフレが起きた。
〇失業こそ国民の敵。ヒトラーが政権をとったとき600万人いた失業者が3年で完全雇用に。
これがホロコーストや第二次世界大戦を起こしたヒトラーを当時のドイツ人が支持した鍵。
〇オーストリアを併合したとき多くのオーストリア人がドイツ軍を歓喜の嵐で大歓迎した。
〇反ユダヤ主義はヒトラーだけのものではなく、ヨーロッパのキリスト教社会の伝統。
〇はじめからホロコーストが起きたのではなく、当初はユダヤ人をドイツから追い出そうとし
た。しかし、追放先の確保、移送の困難さがあって、結局は殺害する流れになった。
〇なぜドイツ人が自由を捨て、総統の指示に熱狂して従ったかは「自由からの逃走」という概
念で説明できる。ヒトラーは自由から逃走しようとする大衆の心理を熟知していた。
世界中でポピュリズムの嵐が吹いていますが、ヒトラーを知ることは、トランプ政権や移民難
民排斥の極右政党の台頭などのポピュリズムを理解することに役立ちます。トランプ大統領の
「アメリカ第一主義」とヒトラーの「大ドイツ主義」は驚くほど似ています。
この本では今まで断片的はイメージしかなかったヒトラーの全体像がはじめて理解できました。
この本は長年ヒトラーの研究をしてきた著者の労作です。多くが先人の研究に寄っていても、
著者のオリジナリティの部分はあります。「ヒトラーの正体」というタイトルも、本の内容が
容易に分かり秀逸だと思います。世界がポピュリズムに揺れている今、多くの人に手に取って
欲しい本です。
ベスト1000レビュアー
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歴史的経緯を読みやすくまとめてあるのが大部分を占めており、いくつかの著名な文献を挙げて考察もなされるが、著者の主張として例えば昨今の状況に警鐘を鳴らすといった要素は(あるにはあるが)少ない。基本的な知識を整理するのが主眼のようだ。また、一般向けにちょっと雑な言い方では? というところも散見された。
とはいえ何かを読み取るのでなければ読む意味もないが、ヒトラーを糾弾あるいは(ある一面でも)称賛するというのではなく、どのような状況でソレは起きたのかが重要であろう。今の状況はある意味でヒトラー台頭時と似ているのは確かだが、一方でヒトラーが国民の圧倒的な支持を得たのは失地回復と経済状況の驚異的な好転をなしたからこそであって、そのような成長の余地がなければヒトラーほどの独裁者は現れにくいと考える。
一方で、(緊急事態条項的なものに関する)ワイマール憲法の欠陥や国際社会がパワーバランスを考えて明確な行動をとらないことの危険性、ポピュリズムの心性などは教訓となろう。不満が蓄積していけばヒトラーほどではなくても小粒の独裁者が現れる危険はあるのだから。
ということで「正しく恐れる」ということは個人を超人的なものとして恐れるのではなく「状況を恐れる」ということなのだろうと私なりに解釈した。(この際ヒトラーは優秀でもあったということはあまり重要ではない。)
とはいえ何かを読み取るのでなければ読む意味もないが、ヒトラーを糾弾あるいは(ある一面でも)称賛するというのではなく、どのような状況でソレは起きたのかが重要であろう。今の状況はある意味でヒトラー台頭時と似ているのは確かだが、一方でヒトラーが国民の圧倒的な支持を得たのは失地回復と経済状況の驚異的な好転をなしたからこそであって、そのような成長の余地がなければヒトラーほどの独裁者は現れにくいと考える。
一方で、(緊急事態条項的なものに関する)ワイマール憲法の欠陥や国際社会がパワーバランスを考えて明確な行動をとらないことの危険性、ポピュリズムの心性などは教訓となろう。不満が蓄積していけばヒトラーほどではなくても小粒の独裁者が現れる危険はあるのだから。
ということで「正しく恐れる」ということは個人を超人的なものとして恐れるのではなく「状況を恐れる」ということなのだろうと私なりに解釈した。(この際ヒトラーは優秀でもあったということはあまり重要ではない。)
ベスト1000レビュアーVINEメンバー
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文章は非常に読みやすく疲れません。
「21世紀に生きる私たちはヒトラーという20世紀の独裁を克服したのでしょうか。ポピュリズムが跋扈し、トランプのような政治指導者が嘘を世界に発信する現状になっています。ナチスの時代には存在しなかったツイッターのようなSNS発達した今日のほうが、より危機は深刻になっているかもしれません。」と著者は選挙で選ばれたヒトラーを素材に危惧を語ります。最後に「自由からの逃走」も出てきてへーと思いました。
かの国から資金援助は受けていない良書だと思います。
舛添さん、つくづく脇が甘かったんですね。(笑)
「21世紀に生きる私たちはヒトラーという20世紀の独裁を克服したのでしょうか。ポピュリズムが跋扈し、トランプのような政治指導者が嘘を世界に発信する現状になっています。ナチスの時代には存在しなかったツイッターのようなSNS発達した今日のほうが、より危機は深刻になっているかもしれません。」と著者は選挙で選ばれたヒトラーを素材に危惧を語ります。最後に「自由からの逃走」も出てきてへーと思いました。
かの国から資金援助は受けていない良書だと思います。
舛添さん、つくづく脇が甘かったんですね。(笑)
ベスト100レビュアー
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ヒトラーとナチスについて、とてもわかりやすく書かれた本である。著者が色々と毀誉褒貶のある方なので、読むのをためらっていたが、もともとこの時代の政治外交史の研究者だけに、その論旨は明快で歯切れ良い。映画、サウンド・オブ・ミュージックなども出てきて、一般の読者のレベルにまで降りて行こうとする努力も伺える。著者は、今の世界の状況が、1933年にヒトラーが政権を握った時の状況にあまりに似ているとの危機感を表明しておられるが、それに同意する人は多いと思う。欲を言えば何か”核”のようなものが欲しかったが、それは新書という性格上、ないものねだりかもしれない。
2019年9月8日に日本でレビュー済み
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僕らはヒトラーという人を知らない。
ドイツのおじいさんたちが「ヒトラーの時代は良かったなぁ」と言っていることを知らない
ヒトラーが”独裁”政治を執り行うに当たり、当時世界で一番民主的なワイマール憲法に則り、圧倒的な国民の支持のもとで政治をしていた。さらに列強諸国との外交手腕についても、政治的な駆け引きの能力を発揮していた。
今のポピュリズム。 マスコミの能力の低下。 米大統領の独裁化。
ヒトラーを学ぶことにより、現代の国際政治・国際経済についても新たな視点が得られました。
ドイツのおじいさんたちが「ヒトラーの時代は良かったなぁ」と言っていることを知らない
ヒトラーが”独裁”政治を執り行うに当たり、当時世界で一番民主的なワイマール憲法に則り、圧倒的な国民の支持のもとで政治をしていた。さらに列強諸国との外交手腕についても、政治的な駆け引きの能力を発揮していた。
今のポピュリズム。 マスコミの能力の低下。 米大統領の独裁化。
ヒトラーを学ぶことにより、現代の国際政治・国際経済についても新たな視点が得られました。







