他作品ですが『みつどもえ』・『ヒナまつり』が大好きな私にとっては、ちょうど笑いがツボに入る作品なので大当たりです!!!
人外作品は、他にも『ねこむすめ道草日記/モンスター娘の日常/のりタマ/あやかしコンビニエンス/亜人ちゃんは・・・』などなど色々持ってます。。
笑い+妖怪の両方が、大好きな私にとってコレは相性がピッタリな作品です・・・こういう人外モノって多いようで以外と少ないので貴重です。。。
まぁ~これ以上、こまごまと色々書くよりも兎に角面白いので読んでみて欲しいコレおすすめ!!!です。。
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ヒトミ先生の保健室 1 (リュウコミックス) コミック – 2014/3/13
- Kindle版 (電子書籍)
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ヒトミ先生は、優しい瞳と巨乳が魅力のモノアイ養護教諭。性別不明の助手・樹くんとふたり、心と身体に悩みを抱えた生徒たちを、いつでも温かく迎えてくれます。そんなヒトミ先生の保健室にやってくるのは…長舌系女子にゾンビ系女子、巨躯系女子に透明系女子…といった生徒たち。ヒトミ先生の大きな瞳が、彼女たちの「人と違う」苦しみを救います! COMICリュウが禁断の扉を開いてお届けする新ジャンル、早くも話題沸騰中!!!
- 本の長さ158ページ
- 言語日本語
- 出版社徳間書店
- 発売日2014/3/13
- ISBN-104199503854
- ISBN-13978-4199503856
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商品の説明
著者について
富山県出身。好きな魚は捻りもなく鮭。脱サラ後に横浜に移住し、2008年よりイラストレーターとして活動。ファミリー・児童向けほのぼのイラストの他、WEB・携帯配信漫画などを手掛けている。第12回龍神賞【銅龍賞】をゾンビ漫画『ジェネレーション・オブ・ザ・(リビング)デッド』で受賞。同作品が「COMICリュウ」2013年2月号に掲載されて本格的デビューを飾る。同誌2013年11月号より『ヒトミ先生の保健室』連載開始。
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著者について
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「しゃけお」
富山出身。岡山の大学を卒業後、大阪の印刷会社を退職。
現在横浜在住。2008年よりイラストレーターとして活動。
ファミリー・児童向けのほのぼのイラストの他、WEB・携帯配信漫画などを手掛けている。
第12回龍神賞【銅龍賞】をゾンビ漫画『ジェネレーション・オブ・ザ・(リビング)デッド』で受賞。
同作品が「COMICリュウ」2013年2月号に掲載されて本格的デビューを飾る。
同誌2013年11月号より『ヒトミ先生の保健室』連載開始。
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.8
星5つ中の4.8
55 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年11月12日に日本でレビュー済み
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2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2014年3月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
オノマトペ(どんっ!とかツルッとかそういうの)がいちいちデザインされてて、細かいネタが盛り込まれてます。
著者がイラストレーターだというので納得。
あからさまなアダルトな内容は無し、少年誌的なそういう表現は少しあります。男でも女でも楽しめるかと。
好きなフェチ(?)が出てるかの参考に…。(裏表紙に書いてます)
長舌(第1話)、不死身、というか体バラバラ(2話)、巨大/極小女(3話)、体透明女(5話)、多腕男(6話)....全6話です。+巻末に2頭身のかわいいおまけが載ってます。
著者がイラストレーターだというので納得。
あからさまなアダルトな内容は無し、少年誌的なそういう表現は少しあります。男でも女でも楽しめるかと。
好きなフェチ(?)が出てるかの参考に…。(裏表紙に書いてます)
長舌(第1話)、不死身、というか体バラバラ(2話)、巨大/極小女(3話)、体透明女(5話)、多腕男(6話)....全6話です。+巻末に2頭身のかわいいおまけが載ってます。
2019年8月22日に日本でレビュー済み
しょっぱなから、と言うよりドでかい「モノアイ」な巨乳の白衣女性が表紙を飾るところからはじまる、結構カテゴライズに悩む作品のひとつです。
ちょっぴりへんてこでニッチなニーズに応える「コミックRYU」レーベルの中でも、『モンスター娘のいる日常』などと並んで、独自の立ち位置を確立した作品のひとつでもあるのでしょうか。
悩める思春期の少年少女の心身をケアする「保健室の先生」単眼系女子「ヒトミ先生」を主人公に据えて、悩める中学生たちの相談に乗っていくという、一話完結型のストーリーでお送りする模様です。
あとは思春期、第二次性徴期に伴う変化のバリエーションが我々の世界から「少しだけ」違うというのがポイントのようです。
どこから読みはじめても問題はないと作者の鮭夫先生はおっしゃられているので、気になるテーマを見つけたらそこを取っ掛かりにチャレンジしてみるのがいいかもしれません。
九巻までは裏表紙に生徒たちの特徴が載っているのでわかりやすくていいと思います。
商業的な要請もあってスポットが当てられるのは女子が多めですが、男子だからこそのテーマも見つけられたりで、かなり奥行きのある漫画とお見受けします。
2018年からは掲載雑誌のWEB移行に伴って、「ニコニコ静画」、「Pixiv」などのWEB漫画系サイトで結構な分量が読めるようにもなっているようです。作品の性質にも合っていて、時代の流れも感じられていい感じです。
で、この漫画なんですが「人間」って括りに全員が収まっているとしてもひとりひとり取り上げていくとそうそう同じ性質を持った人が見つからない多種多様な世界観だったりします。
この巻で裏表紙に挙げられてるだけでも「長舌系」、「不死身」、「巨躯系&短躯系」、「透明系」と様々。
それなのに「フリークス」的な方向に話が飛ばないように言葉の選び方も相当気を遣っているのもわかります。
「多様性の肯定」が作品を貫くテーマとして置かれていると思われますが、その点でも好感が持てます。
あと、この辺は説明がないのが説明なのでしょうが、主人公のヒトミ先生へ向かう反応からわかるようにちょっと「目が大きいなあ(ついでに胸も)」くらいなので、この世界の歴史がなんとなくわかろうものです。
一巻時点にして読者にああそうなんだって自然と悟らせるよう話を持っていく構成が実に上手いです。
隣接ジャンルである「モンスター娘」の方はそれぞれ異なった文化圏を持つ巨大な集団「人種」として扱われることが多いのに比べ、こちらは「人間」という意味では区切りや垣根はなく、「○○系」って形で統一されているのも上手いですね。
人間になにかひとつ「機能」が追加されているというプラスアルファの優しい観点から見ているのだと思います。
一見デメリットに見える特性もないことはないのですが、その辺の「受容」のプロセスが作品の見どころだと思うので、その時々を見守っていきましょう。
結構学術的・生物的な観点から作品を楽しむこともできたりもします。
起こる現象自体はどう考えてもファンタジーなんですが、主人公が養護教諭であるためか、医学的なアドバイスも飛んできますし、なにより思春期の心理は現実と地続きのものですから。
類似の事例を積み重ね、おおまかな指導要領は決まっているのでしょうが、それでも生徒各々抱えてる事情に従って先生は真摯に向き合うことが求められます。つまりは青春です。
あと、長々と語った分、各話とキャラについては控えめに触れさせていただきます。
第一話「長舌系女子:設楽伸子」
名は体を表す系の作品でありますが、初っ端からして結構普通にネーミングに落とし込んでますね。
最初だけあって前述した世界観の説明もされているお試し的な回だったと思います。
ヒトミ先生は単眼に由来してかドジっ子ですが、それはある意味ハンデであると同時に生徒に愛される愛嬌でもある、と。
商業ニーズに応えたサービスカットも結構ありましたが、舌が筋肉の塊で案外器用ってのは言われてみればその通り。
長すぎる舌って普通にコンプレックスになるってのは確かにそうですね。現実を生きる人としても共感はしやすいけど、活用もしやすいし中学二年生らしく「アピール」に昇華するって落としどころが見事でした。
この時点で、比較的ありふれた悩みなんだと理解を示し、急ぐことはないと受け止めてくれるのがこの漫画なんだと少しわかった気がしました。
第二話「不死身女子:富士見ヨミ」
中学二年生ってのは小学生ほどではありませんが、まだまだ走り回る年頃なんです。
そんな危なっかしすぎるけど、早々死なないって担保の下、首やら手やらがすっ飛んでもすぐくっつくからとあっけらかんとしている子の回です。
現実でも「無痛覚」は存在し、その人は実感がないがゆえに危機感がなく周囲を心配させると聞きます。
思春期特有の万能感に支配されてる子を正論で納得させるハードルは高かったと思いますが、この辺は流れにも助けられて飲み込まれました。
そうそう死なないけど、「再生」はしない、あと他人目線に立つってのはいい感じでしたね。
あと、アブノーマルな「性癖」についても一定の理解を示す、なかなか共感は出来なくても否定はしないってのもこの作品の良い特色のひとつだと思います。
第三話「巨躯系女子:大木京子&短躯系女子:小山内千沙」
これまた極端だけど、現実でもありそうな事例です。
勝ち気な彼女が弱気な彼女を守っていたら、まさかの逆転現象です。
一方的な関係と思いきや、お互い言いたいことはあるわけで雨降って地固まる。ここで言う雨は乙女の涙。
縮尺を拡大/縮小して一緒に置いた絵面が、少し奇妙で正しく漫画的にトリッキー、この巻、ひょっとしたら全体を貫く「目線」の合わせ方というテーマにも沿ったいい話でした。
第四話
今までの振り返りも兼ねつつ、ヒトミ先生のプライベート回です。
ショッピングモールを見渡しただけで、本当に多種多様な個性の持ち主が歩いてるんだなって意味でも結構大事な回だと思いました。
メガネの種類然り、光学的なアレ然り、すごく身近な問題を取り扱って、世界観に説得力を持たせています。
あと先生の連れの男性からわかりましたが、性質は遺伝しないというのは結構大事な設定ですね。
ああいう性質だと年齢はわかりづらいとかで、ちょっとした引っ掛けにはちゃんとダマされてみた口です。
第五話「透明系女子:留居静流」
「透明人間」というのはそれこそSFのガジェットとしては非常にメジャーなもののひとつです。
ひとつの作品を作り上げる題材として申し分ないものをポンポン出しつつ、使い捨てるわけでなく積み重ねていくところがこの作品の強さのひとつだと思ったりするわけですが、それはそうと。
影が薄く、引っ込み思案で目立たない子の「見られたくない」→「見られたい」という、心理の動きが純文学的でした。彼女は見つけてほしいんじゃなくて。
芋虫が蝶になってやがて羽ばたくという暗喩(いや、蛹を脱ぎ捨てるという意味では直喩か?)を通して、すごいところに着地しちゃったなーって印象です。
透明人間って「エロ」や「犯罪」と結びつきやすいと思いきや、思春期女子だからか上手く折衷できたのでしょうか。
「視線」というこの巻のテーマに見合ったか、流れとして見る分にもいい感じでした。
六話
ご近所模様から、ヒトミ先生の出勤風景をお送りします。
それと、先生の同僚で幼なじみの理科教諭「多々良拳四郎」との関係について。
生徒相手には弱みを見せられない先生同士の、実にわかりやすい関係が描かれます。
ちょい悪なワイルド教師と、しっかりしてそうで結構抜けてる先生の、照れと慣れが混じった掛け合いは実に良いものです。
教職に就く者同士の連携がしっかりしているのも、この漫画のよいところですね。かしこ。
では、漫画の特徴について話を戻しつつ、〆へ向かいます。
鮭夫先生はこの作品が連載デビューですが、それ以前にキャリアを積まれているだけあっていきなり画は完成されています。
不安定な心理を描く分、そうでない輪郭の揺らぎは認められないというべきか、非常に線が安定しています。
個人的に思うところといたしましては液体と流線と暗転に定評がありそうです。
あと、もうひとつ挙げるならオノマトペがひたすらに自由です。
単に擬音、擬態のみならず、心理描写や挨拶にも踏み込んでバラエティもオリジナリティも豊か、こればかりは字で説明するのがなかなか困難なのでどうか現物を見に行ってくださいませ。
このおかげで元々デザインチックなコマの独立性が高く、勢いよく明るい日常を演出できているのでこの漫画を語る上で外せない要素のひとつかもしれません。
総じて一巻時点にして、相当に構成とアイデアに優れた漫画と評します。もちろん準備期間もあったのでしょうが、驚くほどそつがありません。
もちろん人によって色々読み方、楽しみ方はあるのでしょう。
だけども私の場合は人とは「生きもの」なのだと思い出し、「悩むもの」にはびっくりし共感もし、結局は「楽しむもの」って結論に落ち着いたりそうでなかったり、つまりは目が離せない。
そんなところでいかがでしょうか、どっとはらい。
ちょっぴりへんてこでニッチなニーズに応える「コミックRYU」レーベルの中でも、『モンスター娘のいる日常』などと並んで、独自の立ち位置を確立した作品のひとつでもあるのでしょうか。
悩める思春期の少年少女の心身をケアする「保健室の先生」単眼系女子「ヒトミ先生」を主人公に据えて、悩める中学生たちの相談に乗っていくという、一話完結型のストーリーでお送りする模様です。
あとは思春期、第二次性徴期に伴う変化のバリエーションが我々の世界から「少しだけ」違うというのがポイントのようです。
どこから読みはじめても問題はないと作者の鮭夫先生はおっしゃられているので、気になるテーマを見つけたらそこを取っ掛かりにチャレンジしてみるのがいいかもしれません。
九巻までは裏表紙に生徒たちの特徴が載っているのでわかりやすくていいと思います。
商業的な要請もあってスポットが当てられるのは女子が多めですが、男子だからこそのテーマも見つけられたりで、かなり奥行きのある漫画とお見受けします。
2018年からは掲載雑誌のWEB移行に伴って、「ニコニコ静画」、「Pixiv」などのWEB漫画系サイトで結構な分量が読めるようにもなっているようです。作品の性質にも合っていて、時代の流れも感じられていい感じです。
で、この漫画なんですが「人間」って括りに全員が収まっているとしてもひとりひとり取り上げていくとそうそう同じ性質を持った人が見つからない多種多様な世界観だったりします。
この巻で裏表紙に挙げられてるだけでも「長舌系」、「不死身」、「巨躯系&短躯系」、「透明系」と様々。
それなのに「フリークス」的な方向に話が飛ばないように言葉の選び方も相当気を遣っているのもわかります。
「多様性の肯定」が作品を貫くテーマとして置かれていると思われますが、その点でも好感が持てます。
あと、この辺は説明がないのが説明なのでしょうが、主人公のヒトミ先生へ向かう反応からわかるようにちょっと「目が大きいなあ(ついでに胸も)」くらいなので、この世界の歴史がなんとなくわかろうものです。
一巻時点にして読者にああそうなんだって自然と悟らせるよう話を持っていく構成が実に上手いです。
隣接ジャンルである「モンスター娘」の方はそれぞれ異なった文化圏を持つ巨大な集団「人種」として扱われることが多いのに比べ、こちらは「人間」という意味では区切りや垣根はなく、「○○系」って形で統一されているのも上手いですね。
人間になにかひとつ「機能」が追加されているというプラスアルファの優しい観点から見ているのだと思います。
一見デメリットに見える特性もないことはないのですが、その辺の「受容」のプロセスが作品の見どころだと思うので、その時々を見守っていきましょう。
結構学術的・生物的な観点から作品を楽しむこともできたりもします。
起こる現象自体はどう考えてもファンタジーなんですが、主人公が養護教諭であるためか、医学的なアドバイスも飛んできますし、なにより思春期の心理は現実と地続きのものですから。
類似の事例を積み重ね、おおまかな指導要領は決まっているのでしょうが、それでも生徒各々抱えてる事情に従って先生は真摯に向き合うことが求められます。つまりは青春です。
あと、長々と語った分、各話とキャラについては控えめに触れさせていただきます。
第一話「長舌系女子:設楽伸子」
名は体を表す系の作品でありますが、初っ端からして結構普通にネーミングに落とし込んでますね。
最初だけあって前述した世界観の説明もされているお試し的な回だったと思います。
ヒトミ先生は単眼に由来してかドジっ子ですが、それはある意味ハンデであると同時に生徒に愛される愛嬌でもある、と。
商業ニーズに応えたサービスカットも結構ありましたが、舌が筋肉の塊で案外器用ってのは言われてみればその通り。
長すぎる舌って普通にコンプレックスになるってのは確かにそうですね。現実を生きる人としても共感はしやすいけど、活用もしやすいし中学二年生らしく「アピール」に昇華するって落としどころが見事でした。
この時点で、比較的ありふれた悩みなんだと理解を示し、急ぐことはないと受け止めてくれるのがこの漫画なんだと少しわかった気がしました。
第二話「不死身女子:富士見ヨミ」
中学二年生ってのは小学生ほどではありませんが、まだまだ走り回る年頃なんです。
そんな危なっかしすぎるけど、早々死なないって担保の下、首やら手やらがすっ飛んでもすぐくっつくからとあっけらかんとしている子の回です。
現実でも「無痛覚」は存在し、その人は実感がないがゆえに危機感がなく周囲を心配させると聞きます。
思春期特有の万能感に支配されてる子を正論で納得させるハードルは高かったと思いますが、この辺は流れにも助けられて飲み込まれました。
そうそう死なないけど、「再生」はしない、あと他人目線に立つってのはいい感じでしたね。
あと、アブノーマルな「性癖」についても一定の理解を示す、なかなか共感は出来なくても否定はしないってのもこの作品の良い特色のひとつだと思います。
第三話「巨躯系女子:大木京子&短躯系女子:小山内千沙」
これまた極端だけど、現実でもありそうな事例です。
勝ち気な彼女が弱気な彼女を守っていたら、まさかの逆転現象です。
一方的な関係と思いきや、お互い言いたいことはあるわけで雨降って地固まる。ここで言う雨は乙女の涙。
縮尺を拡大/縮小して一緒に置いた絵面が、少し奇妙で正しく漫画的にトリッキー、この巻、ひょっとしたら全体を貫く「目線」の合わせ方というテーマにも沿ったいい話でした。
第四話
今までの振り返りも兼ねつつ、ヒトミ先生のプライベート回です。
ショッピングモールを見渡しただけで、本当に多種多様な個性の持ち主が歩いてるんだなって意味でも結構大事な回だと思いました。
メガネの種類然り、光学的なアレ然り、すごく身近な問題を取り扱って、世界観に説得力を持たせています。
あと先生の連れの男性からわかりましたが、性質は遺伝しないというのは結構大事な設定ですね。
ああいう性質だと年齢はわかりづらいとかで、ちょっとした引っ掛けにはちゃんとダマされてみた口です。
第五話「透明系女子:留居静流」
「透明人間」というのはそれこそSFのガジェットとしては非常にメジャーなもののひとつです。
ひとつの作品を作り上げる題材として申し分ないものをポンポン出しつつ、使い捨てるわけでなく積み重ねていくところがこの作品の強さのひとつだと思ったりするわけですが、それはそうと。
影が薄く、引っ込み思案で目立たない子の「見られたくない」→「見られたい」という、心理の動きが純文学的でした。彼女は見つけてほしいんじゃなくて。
芋虫が蝶になってやがて羽ばたくという暗喩(いや、蛹を脱ぎ捨てるという意味では直喩か?)を通して、すごいところに着地しちゃったなーって印象です。
透明人間って「エロ」や「犯罪」と結びつきやすいと思いきや、思春期女子だからか上手く折衷できたのでしょうか。
「視線」というこの巻のテーマに見合ったか、流れとして見る分にもいい感じでした。
六話
ご近所模様から、ヒトミ先生の出勤風景をお送りします。
それと、先生の同僚で幼なじみの理科教諭「多々良拳四郎」との関係について。
生徒相手には弱みを見せられない先生同士の、実にわかりやすい関係が描かれます。
ちょい悪なワイルド教師と、しっかりしてそうで結構抜けてる先生の、照れと慣れが混じった掛け合いは実に良いものです。
教職に就く者同士の連携がしっかりしているのも、この漫画のよいところですね。かしこ。
では、漫画の特徴について話を戻しつつ、〆へ向かいます。
鮭夫先生はこの作品が連載デビューですが、それ以前にキャリアを積まれているだけあっていきなり画は完成されています。
不安定な心理を描く分、そうでない輪郭の揺らぎは認められないというべきか、非常に線が安定しています。
個人的に思うところといたしましては液体と流線と暗転に定評がありそうです。
あと、もうひとつ挙げるならオノマトペがひたすらに自由です。
単に擬音、擬態のみならず、心理描写や挨拶にも踏み込んでバラエティもオリジナリティも豊か、こればかりは字で説明するのがなかなか困難なのでどうか現物を見に行ってくださいませ。
このおかげで元々デザインチックなコマの独立性が高く、勢いよく明るい日常を演出できているのでこの漫画を語る上で外せない要素のひとつかもしれません。
総じて一巻時点にして、相当に構成とアイデアに優れた漫画と評します。もちろん準備期間もあったのでしょうが、驚くほどそつがありません。
もちろん人によって色々読み方、楽しみ方はあるのでしょう。
だけども私の場合は人とは「生きもの」なのだと思い出し、「悩むもの」にはびっくりし共感もし、結局は「楽しむもの」って結論に落ち着いたりそうでなかったり、つまりは目が離せない。
そんなところでいかがでしょうか、どっとはらい。
2019年6月18日に日本でレビュー済み
9巻まで読んでの感想です。
「やたら大きい瞳の単眼キャラってどうなの?」と構えて読み始めましたが、読むうちにヒトミ先生の可愛いこと可愛いこと。実に表情豊かで、特に照れたりむくれたりしている時の表情がメチャクチャ良いです。ラブコメ要素もあるんですが、そこらの「俺ちょっとやらしい雰囲気に~」のラブコメよりよほどニヤニヤできます。
可愛いだけじゃなく、各話ごとの構成、出てくる生徒たちのキャラ設定、ストーリーともに実に練り込まれていて、読んでいて飽きません。
あとこの作者さん漫画の描き方が上手です。コマ割りとかページの使い方、オノマトペのデザインがいちいち凝っていて漫画作品としてもとても秀逸。
個人的にはキャラの足が細いのが気になっていたけど、巻が進むごとに良き太さになってきててそれもプラス。
すでに売れてる作品だと思いますが、これはもっと有名になってもいいと思います。
「やたら大きい瞳の単眼キャラってどうなの?」と構えて読み始めましたが、読むうちにヒトミ先生の可愛いこと可愛いこと。実に表情豊かで、特に照れたりむくれたりしている時の表情がメチャクチャ良いです。ラブコメ要素もあるんですが、そこらの「俺ちょっとやらしい雰囲気に~」のラブコメよりよほどニヤニヤできます。
可愛いだけじゃなく、各話ごとの構成、出てくる生徒たちのキャラ設定、ストーリーともに実に練り込まれていて、読んでいて飽きません。
あとこの作者さん漫画の描き方が上手です。コマ割りとかページの使い方、オノマトペのデザインがいちいち凝っていて漫画作品としてもとても秀逸。
個人的にはキャラの足が細いのが気になっていたけど、巻が進むごとに良き太さになってきててそれもプラス。
すでに売れてる作品だと思いますが、これはもっと有名になってもいいと思います。
2014年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この手のフェチ漫画って、「一定数の特殊フェチさえ拾えればいいから、絵と内容がスッカスカ」ってのが多いけど、
この作品に関してフェチをしっかり練りこみつつ、絵もベタ塗りでメリハリの効いた絵柄と、内容も各話でしっかりオチを付けて、なおかつ他のマニアックフェチを取り込むという大盤振る舞い。
ただ、一つだけ、一つだけあえて問題を挙げると、ベタを多用した絵柄で、やや目が疲れます。モノアイになりたい。
この作品に関してフェチをしっかり練りこみつつ、絵もベタ塗りでメリハリの効いた絵柄と、内容も各話でしっかりオチを付けて、なおかつ他のマニアックフェチを取り込むという大盤振る舞い。
ただ、一つだけ、一つだけあえて問題を挙げると、ベタを多用した絵柄で、やや目が疲れます。モノアイになりたい。
2017年1月19日に日本でレビュー済み
正直読むまでは「単眼萌えって正直異常だろ」って思ってましたけど読んでみたら可愛かったです。
思うにキャラクターの「目」というのは喜怒哀楽を表す記号であって、一個でも二個でもあんまり変わらないのかもしれません。
妖怪というか怪物の類な生徒たちがぞろぞろ出てきて、ヒトミ先生が毎回その悩みを親身になって聞くという話です。
「怪物少女達が集まる学校の話なのかな?」と思いきやそうではなくて、この作品世界はあらゆる形をした人間が暮らしているという設定のようです。
ヒトミ先生のお父さんは熊ですし。
読んでいて楽しいし可愛いしオススメですね。
思うにキャラクターの「目」というのは喜怒哀楽を表す記号であって、一個でも二個でもあんまり変わらないのかもしれません。
妖怪というか怪物の類な生徒たちがぞろぞろ出てきて、ヒトミ先生が毎回その悩みを親身になって聞くという話です。
「怪物少女達が集まる学校の話なのかな?」と思いきやそうではなくて、この作品世界はあらゆる形をした人間が暮らしているという設定のようです。
ヒトミ先生のお父さんは熊ですし。
読んでいて楽しいし可愛いしオススメですね。