ヒップホップは、保守的な文化や既存の体制に抵抗するムーブメントとして、その地位や評判を確立してきた。しかしヒップホップが巨大化するにつれて、闘うべき相手は他でもない“ヒップホップ自身”に変わっていった。爆発的な人気と経済的発展の裏で、ヒップホップの本当の精神、本当の目的とは何か、という問題をめぐり、内部で激しい論争が起こったからである…。ヒップホップの力とその未来を探る。
テキサス大学ラジオ-TV-フィルム学部准教授。専門は社会学、アフリカン・アメリカン文化研究。研究及び調査対象は、人種問題、メディア・スタディ、ヒップホップと多岐に渡る。その他の著書に『リプレゼンティング:ヒップホップ文化とブラック・シネマ産業(Representing: Hip Hop Culture and the Production of Black Cinema)』(シカゴ大学出版、1998年、未邦訳)。近年ではオンライン・ゲームやソーシャルメディアによるコミュニケーション等の若者のデジタル・メディア・カルチャーにも焦点をあててている。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ワトキンス,S.クレイグ
テキサス大学ラジオ/TV/フィルム学部准教授。専門は社会学、アフリカン・アメリカン文化研究。研究及び調査対象は、人種問題、メディア・スタディ、ヒップホップと多岐に渡る。近年ではオンライン・ゲームやソーシャルメディアによるコミュニケーション等の若者のデジタル・メディア・カルチャーにも焦点をあてている
菊池/淳子
翻訳者。早稲田大学教育学部国語国文科卒業、同大学院教育学研究科英語教育専攻修士課程修了。カナダ・トロント大学大学院演劇科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)