2巻 表紙は図書室の12歳ころのエウメネス(まだ奴隷に身を落とす前の幼少期編の中心巻だから、お坊ちゃまとしての図書室でネコのサテュラと)
10話 斃すイメージ
本話では夢の剣舞する女を思い浮かべ拳闘を闘い、上級生を圧倒し残忍さをも垣間見せる話。 題名は“倒す”では無く、“斃す”。 すなわち、斃すとは殺すこと、斃れるとは死に絶えることであることに留意
夢の中の剣舞するスキタイの女を思い浮かべながら動き、兄ヒエロニュモスに続く上級生を圧倒、残忍さの片鱗を見せる(マウントからのパウンド)
11話 足音 表紙は猫のサテュラ
母に理不尽に叩かれ、父に唐突に不思議な事を言われ、両親に違和感を覚えた直後
にサテュラを呼び抱き寄せる。 そしてトラクスによる惨劇をきっかけとして奴隷
として人生を一変させられるエメネスに忍び寄る運命の “足音”の暗喩か?
だって次話からトラクスの戦い編が続き一気に人生急転直下だから。
・カロンとの下校時トラクスを見かけ目が合う。
傷だらけのエウメネスの顔を見てトラクス(Thrax)が 「ふっ」(2/4)
・母にヒエロニュモスの傷の件で、なんの問い質しもなくいきなり頬を叩かれる。
あれ・・・? ・・・・なんで? 僕だけ?・・・・・
そしてとっさに叩いてしまった自身に困惑する母。
・図書室に父が来る。「お前には人には無い能力があるんだ」「そこいらの凡庸な者たちとは違う選ばれた才能と言うのかな」 将来もし私に何かがあっても、ヘカタイオスやゲラダスとともに一家を支えてくれ。と改めて畏まる父(そのヘカタイオスとゲラダスの陰謀により数日後に父は殺される、というなかなか強烈で皮肉な暗示?)。
・「特別な能力 お前はあのとき泣きもしなかった」
「あの時・・・・・?」
「いや・・・」立ち去る父
父さん・・・母さんも今日は変なの・・・・
・サテュラの気配を感じ呼ぶ。 すぐに入ってきてエウメネスに抱かれる (この後に父と母が実の親ではないと知り急転直下奴隷として売られて行き、その先で猫と同じ名前の女性サテュラと初恋の恋愛に陥る、、、 )
・見開きで開放を喜ぶトラクス、、、テオゲイトン一家皆殺し。
トラクス「さあ・・・・帰ろう・・・」
( エウメネスもまた、2巻15話で、父が殺される直前、そして自分がスキタイで
あったのだとヘカタイオスから知らされる数日前の夢で、「さあ・・・帰ろう・・・」との夢を見る。母に抱かれ馬上から草原と馬の鬣がなびく風景はいつもの夢の通り
だが、 「 さあ・・・帰ろう・・・・ 」のメッセージは始めて。
自分もまたスキタイの奴隷としてオリエントに旅立っていくことの予感か? )
12話 トラクスの戦い・1
・市内を馬で未だうろついているはずのトラクス。エウメネスはカロンと下校中。カロンに言い一人で広場にペリアラの宝飾か何かを買いに行く(待ち合わせ場所)。 馬に跨るトラクスがエウメネスを追い抜いて行く。
・カルディアを馬で脱出したいトラクス、戦いが始まる、最終コマ=目が行ってる
13話トラクスの戦い・2
・逃げるトラクス、、、広場へ
そこに居合わせたエウメネスはトラクスの剣技に見惚れてしまう 夢に出てくるスキタイの女の剣舞を思い浮かべる、、、、、、、、陶然とした目つきで見惚れる
「なのになぜかなつかしく」
・盾にされちゃうエウメネス
14話トラクスの戦い・3
・とある市民がエウメネスを盾としてトラクスに対峙。しかしその市民だけが殺されエウメネスは見逃される、 トラクス「ふっ」(3/4)
・遂に軍隊が出動、トラクスは逃げる
・死にゆくトラクスを発見してしまうエウメネス。内臓が飛び出しもう動ける
状態では無い。
「この時こんな行動をとっていなければ私の人生は、、、、」
15話 2つの死体
死の直前エウメネスを視界に入れるトラクス。エウメネスだと認識し(あの子か)、最後の「ふ」(4/4)
・自宅で心配して待っていたカロン。 こんな時にエウメネスを市中に一人にしてきた咎を受け顔に殴られた跡がみられる。
・無事に帰ってきたエウメネスを母さん(テレシラ)が安堵して抱きしめる。ここにテレシアのブレが垣間見える。でも結局は本当にエウメネスを我が子として愛していたことは後の墓石の肖像画で証明、確定される。
・ヘカタイオスにトラクスの死体の在りかを説明する。父にも知らせないと、とエウメネスが言うとヘカタイオスは強くエウメネスが取ろうとする行動を遮る。 曰く、後は私に任せ休んでくれと。(この時既に父を殺害するプランを思い描いていた? そもそもはトラクスの騒動にかこつけてゲラダスと父を殺害する計画は既にあったということ。そしてトラクスの死骸を利用することを更にとっさに思いついた。
だから「お手柄ですよ・・・・!」とのヘカタイオスのエウメネスに対するセリフは、父(=養父=旦那様=実の母を実質殺した人)暗殺のプランをより良いものできそうだよ!という強烈な皮肉と成る。)
・トラクスに謝りながら寝入る。夢。見開き―――馬の背から見る草原とたてがみ。
タカカン タカカン タカカン タカカン
・・・・・さあ・・・帰ろう・・・
( 「さあ帰ろう」はトラクスへのはなむけか、それともこの直後の自分の人生であるスキタイ奴隷としてスキタイの故郷であるオリエントへ旅立つことへの暗示か )
父の葬儀。しかし後に「葬儀にも出られなかった」とあるのでこのシーンは仮通夜的なものかな。正葬は後にあったがエウメネスは出席出来なかったという事であろう。
そしてこの仮通夜的な場面においてエウメネスだけは泣きながらもヘカタイオスとゲラダスに疑念をブツける(強いエウメネスの表現。 12歳弱の少年が!)
16話 証言
・エウメネス「動けなくなったはずのトラクスを誰か運んだ使用人がいるはず。だから使用人全てを査問すべき」
・この主張を続けるエウメネスにヘカタイオスは「やめろ やめておけ」。
しかしヘタカイオスは、エウメネスはその主張をやめないと諦め、、、「君とはこの先うまくやっていけると思ってたんだが・・・」と観念。 論法を変えエウメネスの出生を明かす事を、しょうがない、その話に移して違う論法に入るしかあるまい、と思う表情のヘカタイオスの一コマ。
・出生と養子入りの経緯を語るヘカタイオスの語りから、エウメネスが現在10歳ちょいだとわかる。
揺れる顔 揺れる大地 揺れる記憶
書物でスキタイを学んだ事、奴隷としてのスキタイ人であるトラクスを見たこと。本で学んだその残忍さ、夢の剣舞する女とトラクスの剣技の華麗・流麗さ、自分が自分で感じた自分の残忍さの片りん。 そして母に自分だけが理不尽にも(言い訳無用で)あの時に突然叩かれた違和感。 家族での団らんを思い浮かべる。それは、自分には関係の無いものになっていく?、過去の話? そして扉は閉じられた。
待って、父さん、母さん。でも悲痛な叫びの彼の背後にはあの剣舞する女性のみが居る。
・夢の記憶(直近では「さあ、、帰ろう、、」と変化が追加されたその夢)と、いくつかの出来事とヘカタイオスが語っていること、色々な符号が一致する。
ああ、やっぱりそうだったのか。
・突如訪れた絶望と落胆の中、語りまくるヘカタイオスの弁を耳にしながら、
しかし徐々に意思を立ち直らせるエウメネス。拳を握りしめる。
そして極めて論理的に妥当な反論をカマし、子供としては尋常ならざる強さと
知性を見せる。
これをくらった、慎重で警戒心が強く頭の良いヘカタイオスは、既にエウメネスはカルディアに置いておくのは将来的には自身にとっての結構なリスクだ、と確信し始めたか。すなわち遠方に奴隷として売却してしまう様なプランを思い始めたのは既にこの時からか。
17話 別世界
・奴隷を教育する部屋に数日閉じ込められる。
自分がいけないのだ、トラクスを連れてきてしまったのは僕なんだ、僕が旦那様(父さん)を殺したのだ―――――と洗脳されるエウメネス。
・髪を奴隷として短く切られた新しいヴィジュアルのエウメネス。
奥様(困惑する母さん)、 若旦那様 、、、、、みな教育を受けた。
だれもがエウメネスを避ける。
・ヘカタイオスは既に将来のエウメネスを十分に警戒しており、遠方へ奴隷として売却を考えている(より高値で売りたいだけでは無いってこと)。
・体育座りのエウメネス。
こんにちは、と心なしかサテュラに対する態度までが例の“教育”の影響を受けたかの様に下手に出てしまう。
だからサテュラまでもがエウメネスを相手にしないのかな? そして精神的に憔悴しきったエウメネスの表情2コマ・
・回顧文= “教育”により、人の心は弱くかなりあやふやで変形しやすいもの・・・、との自覚がエウメネスのその後の人生観を作ることになる(足元のアリさんの行列はなんの象徴? まさか、回顧文で後年のアレク傘下の将軍たちに言及しているから、アリさん達はアレク傘下の将軍、兵たち? の暗示? かなぁぁ? 分からん。)
・カロンにきつく当たられ泣いてしまう。 マジ可哀そう。
寒い中毛布も無く泣きながらいつの間にか寝入ってしまう。
でも、 無言でたった一枚しかない毛布をエウメネスにかけてあげるカロン。
優しいカロン。
18話 図書室・3(1巻の5話、6話からの続き! だが図書室の意味合いはエウメネスにとってもう変わってしまった本話)
・デクシッポスや家人たちに冷たくされ、泣いてしまう(体育座り) ウウ(';ω;`)
・・・泣きもしなかったっていつの話だよ
(この時はそれがいつの事だったのか未だ知らない)
・デクシッポスに追い払われ当てもなく庭を歩く。ふと図書室の窓が目に入る。
もう外から見ることことしか出来ない大好きだった図書室を改めて除き見る。
ホメロス ~ オデュッセウスの知略と冒険を ~でももう英雄譚はいいや~ ヘロドトスとかの史実がいいな~~
「一生で読める書物はほんの一部なのかもしれない・・・・」と知(書物)が想像を広げてくれる世界(外の世界、地球のはて、・・アテネとか)に思いをはせるのか、
このセリフが落ち込んでばかりいたエウメネスが、奴隷になった後に初めて外の世界に思いを馳せた瞬間! これを契機にエウメネスの気力が蘇ってくる。(のかな?)
・女中たちと目が合ってしまい視線を逸らすエウメネス。走り去る。体育座りでサテュラに呼びかける。この前はこんにちは、で立ち去られた。 今回はやあ、と呼びかけるもまた行ってしまう。
考えを変えるエウメネス。少し強気に接してみる。 「サテュラ! おいで」
そうしたらいつも通りになついてくるサテュラ。
( この最後の表情は、「自分はカルディア市の所有物でありここで一時預かりになっているだけ。だからこの家の者たちに下手に出る必要は無い。よ~~~し、強気に出てみるか~~」、との思いに至ったエウメネスの表情。 単に強気ということでは無く、冷静に論理的に自分の立場と相手の状況を見つめる、とかなんとかそういうこと? 気力の回復とともにマセた頭も回り始める!)
・急に強気で論理的になったエウメネス(ヒエロニュモスから毛布をゲットしてくる。しかもヒエロニュモスって呼び捨て! まぁ、本来歳の近い兄だし)。 それを本気で笑ってしまうカロン。 初めてみた本当の笑顔のカロン(この時にカロンはエウメネスの強さ、賢さを改めて実感する)。 そしてこの同部屋で過ごしたほんの一時期が別れの時の、「私は楽しかった」という台詞に繋がる。
・女中の女の子が書物を持ってきてくれ、感動してしまうエウメネス(ウルウル)。
泣きもしなかったって・・・・何時の話・・・・?
(この時もまだ父のそのセリフがいつの事であったのかは知らない)
19話ペンダント
・デクシッポスに命令調(笑)、完全に開き直る、しかも理論をしっかり携えて。
(ませてて賢く強い子)
・実の母の遺物(アフラマズダー模様の子供用の鐙)をカロンが10年も大切に持っていてくれた(!!) それを渡される。
「ペルシャとは親交のあるスキタイの部族だったのかもね」→ 逆であると後にマケドニアで鐙を開発したときに判明 (鐙だからアフラマズダーを踏みつける部族=ペルシャと敵対的な部族)
・アフラマズダーの模様を「見覚えがあるような・・・」
・カロンが、旦那様がエウメネスを養子にもらい受けた時のスキタイの一族との経緯を話し出す。 私は実際には見ていない、と嘘をつくカロン。 21人 と殺された商隊の人数を言い当てるエウメネス、夢の中で数えた。 その時の旦那様はエウメネスを殺された母の死体を見に連れて行ってしまう。 カロンが、その時幼児であるエウメネスがなぜ泣きもしなかったのかの推測を言う(これはそこそこ当たっていることなのだろう。)。
・もし本当にそうなら夢の中でもお母さんに(実の母)に謝らなきゃ。。。。
( ふふ・・・誰なのきみ? と 自覚の中ではその女性をそんな感じで捉えていた(「1巻7話同じ夢」。)。 でもその人は実は実の母さんで、母さんが殺されゆくと き泣きもしなかったなんて。 だから謝まんなきゃ。 )
・テレシアが酒を飲みながら幼児エウメネスが初めて家に来た時のことを回想。
スカートの裾にしがみつき声も出さずに大粒の涙を流すエウメネスを見る(この黙って泣く幼児のエウメネスの一こまは、作中最も印象強いものの一つ。)。
そして少し戸惑いながらも抱き寄せる、、、、、、、テレシアの回想終わり
・そのまま突っ伏して寝てしまうテレシア
・エウメネス=「謝んないとさ・・・・」と思いつつ寝る。
(剣舞のスキタイ女が実の母と聞かされ謝りたいと思いつつ寝入るエウメネスと、
最初にエウメネスを受け入れた時のことを回想しつつ寝入る育ての母の姿の対比が美しい2巻のエンディング。 一巻で「ふふ、誰なのきみ? と思いつつ寝ながらなぜか涙を流すエウメネスとの対比ともなっている。寝姿三重奏は母子愛テーマ)
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岩明 均
1960年7月28日生まれ。東京都出身。1985年、ちばてつや賞入選作品『ゴミの海』が「モーニングオープン増刊」に掲載され、デビュー。『寄生獣』で第17回講談社漫画賞(1993年)、第27回星雲賞コミック部門(1996年)受賞。2003年より「アフタヌーン」にて『ヒストリエ』の連載中。 --このテキストは、kindle_edition版に関連付けられています。
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2013年2月7日に日本でレビュー済み
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私は7巻まで読んでいますが「ヒストリエ」はアレキサンダー大王の秘書官まで上り詰めたエウメネスの生涯を描くスケールの大きな歴史絵巻である。その物語の構成力、歴史考証、展開の妙、それにコミックならではの表現力、絵のタッチも繊細なところまで凄く良く描けている。ストーリーと絵のバランスのレベルが高い作品である。岩明均は本当に力量のある作家だと思う。最近では山田芳裕氏の「へうげもの」も傑作だがこれと並ぶ歴史ものの白眉と言っても過言ではない!
