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パンの文化史 (朝日選書 (592)) 単行本 – 1998/1

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商品の説明

内容紹介

豊かに実る穀物を、収穫しては挽いてこねて焼く。
そうして出来た固形物を、本書は「パン」と定義する。
この「パン」作りを、人類は遥か五千年以上前から繰り返してきた。
古来から食べものそのものを意味する特別な存在だったパン。
メソポタミア文明から現代ヨーロッパまでを、膨大な資料と調査に基づいて一望する。
貴重な写真図版も多数収録。
世界各地・諸民族・各家庭で多種多様に継承された、パンの姿と歴史と文化が、この一冊に。
日本語で書かれた、ほぼ唯一の、パンの文化人類学。 --このテキストは、文庫版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

メソポタミアからアルプスまで。ムギ栽培から人工培養イーストまで。古今東西、膨大な調査結果がここに。貴重な図版写真を多数収録。 --このテキストは、文庫版に関連付けられています。

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登録情報

  • 単行本: 314ページ
  • 出版社: 朝日新聞社 (1998/01)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4022596929
  • ISBN-13: 978-4022596925
  • 発売日: 1998/01
  • 商品パッケージの寸法: 18.6 x 12.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0 12件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 224,719位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

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形式: 単行本
読めば読むほどすごい本だと思う。著者自身もあとがきの冒頭で「多岐にわたり」と書いているように、広範囲で深い。文節各すら出展が明示されている。明細な目次と、辞書もどきの詳細な索引すらついている。全ての論旨には明瞭な裏書がされていて、検証が可能となっている。この本一冊で、複数の博士号を取れるのではないかと思われるほどだ。詳細で重厚な論文でありながら、平易で明るい旅行記を読むような楽しい探求を追体験させてもらえるのは、著者の尋常でない能力だと驚嘆する。「パン」をキーワードとした文化人類学論文集を一人で書き上げてしまったようなものではないかとすら思う。軽妙な朝日選書というソフトカバーの体裁で「パンの文化史」という軽く見える表題のため損をしているとみるか?否、得をしているとみるか、、
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形式: 単行本
パンというと欧米というイメージを浮かべるかもしれないが、ユーラシア大陸
ではその大半がパン食地帯なのだ。
そもそも文明発祥の地とされるメソポタミアで農業が始まって麦を育てるようになり、そしてパンを作るようになったのだ。
パンは人類史にとっても重要な食べ物なのだ。
それが、ヨーロッパでどのような発達をとげていくのか・・・
身近なようで知らないパンの歴史がよく分かる1冊です。
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形式: 文庫
 本書のパンの定義は「素材は火を通していない生の穀物。それを砕いたり、すりつぶしたり、ついたり、挽いたりして、ともかく粉にする。これを水でこねて焼いた固形物」です。この定義によるとパンは実に幅広いヴァリエーションがある。イースト発酵させた白パン、ライ麦の黒パン、トウモロコシから作るトルティーヤはおろか、クレープ、春巻きの皮までパンだというのです。炭水化物の摂取をパンに依存する粉食文化圏の広がりはユーラシア大陸全域を覆い、アフリカや新大陸に及んで、じつに多様な食文化複合体を作り上げている。

 私たち日本人が主食とする米は、煮れば食べられるという、いたってシンプルで効率的な食料。それに比べるとパンは脱穀してから焼くまで複雑な工程をふまねばならず、道具立ても大がかり。そのため粉食文化圏の人々は、おいしいパンを食べるのにいろいろな工夫をかさねてきました。パン自体はメソポタミア文明のころからあったのですが、オーブンがない。だから最初のうちは灰にうずめて焼いたり、壺に入れて焼いたり。石焼かまどができたのはようやくローマ時代になってからのこと。これが完成するとパン焼き作業の基本パターンは変わらず、20世紀に電気オーブンが普及するまで、パン焼きの技術は家庭の主婦によって綿々と受け継がれてきました。
 著者はその技が残るオーストリアやチロルの山奥の農家にホームステイし
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形式: 単行本
ヨーロッパでは当然のことながら主食である、パンは。

作りたてに価値があり。あとは劣化をたどる我が国のおやつのようなパンや
お惣菜のようなパンや
見た目がかわいいだけのパンに囲まれていると
決して見えないパンの姿だが

この本を読むと
貧富の象徴の白パン(ハイジの白パンなどと安易な名前が恥ずかしくなる・・・)や
家庭の窯で火事が起きるので
広場で集団で焼いていた話
窯によって癖があるので
パンの作り方は義理母が嫁に継がれていく事情などなど詳しい。
作者は日本人。

ドイツ語でも書かれている。
こちらの本はカラーで写真が美しい。
内容は全然別のものだが
現地のレビューで
今までになかったパンの本で
文化が違うのに
これだけの内容とは!!
と、
「これを書いたのは日本人だよ。」
と脱帽、絶賛の評価だった。

これを読んでいると
パンの文化がよくわかると共に
歴史の背景が見えてくる。
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形式: 文庫
非常に面白かったので、ぶっとおしで最後まで読み終えてしまった。

特に面白いと思ったのは次の3点。

1 パンは地域ごとに大きさ、厚さ、形、作り方が決まっている。
パンの形からその地域の食文化や、土地柄を語ることも可能。

2 今私たちが普通に食べている白いパン(小麦から作られる)は、昔のヨーロッパでは貴族のパンだった。
庶民は黒いパン(ライ麦やエンバクから作られる)を食べていた。
パンの色が階級を表していたのである。

3 パン屋には焼き方、売り方に細かいルールが課されていた。
(例)パンの値段は勝手に決めてはならず、パン組合で決める。
   小さすぎるパンを焼き、通常の値段で売った者には、罰金が課される。
パンが当時の人々の生活に密接に関わっていたことの表れである。
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