世界の歴史において知らない人はいないだろうマリー・アントワネット。
彼女の処刑のシーンから、物語は始まります。筋肉を主題としたこの作品が、世界史をどのようにひっくり返していくのか、そこが楽しむポイントであると思います。
出オチ、ネタ作品と言うなかれ。この作品にはさまざまな愛が詰まっています。
親子愛、王家と国民の間にある慈悲と忠誠、そして作者と読者の間の愛。
読み終わった方はぜひあとがきにも目を通していただきたいと思います。
この作品の生まれと育ちを知り、そしてリアルタイムにツイッター上で作品に触れていたら……と思いを馳せていただければ。
ツイッターでも遡ってみることが出来る作品ですが、ファンとしては皆様の書庫に入れておいて欲しいと思います。それだけのエネルギーが満ちた作品であることは疑いありません。
最後に。
筋肉と書いてフランスと読む！
筋肉万歳！
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出版社より
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「私はフランス。たった一人のフランス」革命広場でマリーは怒る！ ついにはハプスブルク家の「筋肉の秘術」で屈強な姿に変貌し、ギロチン台を爆散させた。 |
「美しい」誰かがつい、ぼそりと、そう漏らしていた。殺気に満ちていた兵士らが一瞬心を奪われるほどに、マリーの筋肉（フランス）は美しかったのだ。 |
「これなら強化兵たちも一撃ね」破壊したギロチンの刃を加工したギロチンブレードを振るって戦うマリー。王家の百合が描かれたエレガントな大剣は彼女の未来を切り開く！ |
