改めて心理を絡めた筋立ての妙に唸る。人がただならぬ行為に及ぶには、ただならぬ事態に直面したから。
嘘で塗り込めようとする心理。だがどうしても揺れてしまうのもまた心理。その揺らめきから真相の形を察して、香月たちは犯人の動揺を誘う。警察に頼れない学校という枠の中で自白まで持っていく流れもまた、妙。
二転三転する展開を強固に支える描写の妙も冴えを増す。特にウザさ溢れるおたくの描写、一目で作者のわかるレベルで精密に模写されたグッズの数々に密かなリスペクトを感じた。
そういう遊びの部分って継続の糧になるのだろうなー、と推測。
パズルゲーム☆はいすくーる (第3巻) (白泉社文庫) (日本語) 文庫 – 2001/3/1
野間 美由紀
(著)
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18巻中3巻: パズルゲーム☆はいすくーる
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本の長さ297ページ
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言語日本語
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出版社白泉社
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発売日2001/3/1
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ISBN-104592885716
-
ISBN-13978-4592885719
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年5月23日に日本でレビュー済み
今は新・パズルゲームはいすくーるやジュエリーシリーズなどを手掛けている作者ですが、やはり一番面白かったのはこの元祖です!
しかしなにせ20年以上も前からの連載なので、今読むと現代では出来ないトリックやシチュエーションがままありますが、それはまあ仕方がないので目を瞑って(笑)
でも、それを差し引いても今時に良くある探偵コミックものとは明らかに一線を画している漫画だと思います。
特にどの漫画とは敢えて言いませんが(笑)やたら人が死んだりする探偵コミックと違って、一貫して「学園の中で起こった不思議な出来事」を解決する、というスタンスがしっかりしているのが読んでいて面白い所なのだと思います。
わざわざ殺人事件じゃなくても推理ものは成り立つ事を雄弁に語っています。
(まあ長い連載なので、殺人事件も全くないって事もないんですが)
その不思議な出来事も、一見すると意味の分からない事象なんですが、次第に「その人が犯人でしかありえない」動機がはっきりしてくるというのが非常に面白いです。
ちょっと新シリーズは手抜き感が拭えないので、やっぱり私はこちらをオススメします。
作者ご本人も日本推理作家協会、本格ミステリ作家クラブなどにも所属しているほどです。
ドラマ化絶対いけると思うんですけどね〜。
どこかのテレビ局、是非お願いしたいです!
しかしなにせ20年以上も前からの連載なので、今読むと現代では出来ないトリックやシチュエーションがままありますが、それはまあ仕方がないので目を瞑って(笑)
でも、それを差し引いても今時に良くある探偵コミックものとは明らかに一線を画している漫画だと思います。
特にどの漫画とは敢えて言いませんが(笑)やたら人が死んだりする探偵コミックと違って、一貫して「学園の中で起こった不思議な出来事」を解決する、というスタンスがしっかりしているのが読んでいて面白い所なのだと思います。
わざわざ殺人事件じゃなくても推理ものは成り立つ事を雄弁に語っています。
(まあ長い連載なので、殺人事件も全くないって事もないんですが)
その不思議な出来事も、一見すると意味の分からない事象なんですが、次第に「その人が犯人でしかありえない」動機がはっきりしてくるというのが非常に面白いです。
ちょっと新シリーズは手抜き感が拭えないので、やっぱり私はこちらをオススメします。
作者ご本人も日本推理作家協会、本格ミステリ作家クラブなどにも所属しているほどです。
ドラマ化絶対いけると思うんですけどね〜。
どこかのテレビ局、是非お願いしたいです!