満点ですw
心理描写とか、サイドストーリーとか若干掘り下げてあるようですが、映像を見てから出ないと、そこに没頭できません。
見てから読むか、呼んでから見るか、的な選択肢は皆無です。
見てから読む一択w。
パシフィック・リム (角川文庫) (日本語) 文庫 – 2013/7/25
アレックス・アーバイン
(著),
富永 和子
(翻訳)
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本の長さ411ページ
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言語日本語
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出版社角川書店
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発売日2013/7/25
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ISBN-10404100926X
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ISBN-13978-4041009260
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
2013年8月11日、太平洋の深海から巨大生命体が突如現れ、サンフランシスコに上陸。米軍の攻撃をものともせず、核攻撃によりようやく殺された。だが、巨大生命体はその後も出現。人型巨大兵器“イェーガー”を創り出し一度は優位に立った人類だが、巨大生命体の出現間隔はどんどん縮まり、彼らは一体ごとに大きく、強く、賢くなっていく。巨大生命体の正体は?人類は絶滅の危機を脱することができるのか?
登録情報
- 出版社 : 角川書店 (2013/7/25)
- 発売日 : 2013/7/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 411ページ
- ISBN-10 : 404100926X
- ISBN-13 : 978-4041009260
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 585,541位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
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- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年8月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画をみた後に購入しました。
まだあまりよみすすめていませんが映画の内容をより細部まで描いてくれています。
映画に好感が持てた、久々にかっこいいsf映画が見れた私としては買いです。
登場人物などの心情が文字として読めるというのも嬉しいですね。
少々高い気がしますが、読んだ後に映画を見るというのも良いかもしれませんね。買って損はしない内容です。
ぜひ購入してみてください。
まだあまりよみすすめていませんが映画の内容をより細部まで描いてくれています。
映画に好感が持てた、久々にかっこいいsf映画が見れた私としては買いです。
登場人物などの心情が文字として読めるというのも嬉しいですね。
少々高い気がしますが、読んだ後に映画を見るというのも良いかもしれませんね。買って損はしない内容です。
ぜひ購入してみてください。
2013年8月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画「パシフィック・リム」がとても面白かったので、二度目を見に行く前に、細かい部分で分かりにくかった事や、おそらく膨大にあるだろう作品内設定を一つでも多く知る事ができれば…という興味があって、久しぶりに映画のノベライゼーションなるものを買ってみた。(しかし、この文庫が特殊なんだろうか、400ページで940円ってどうよ? どうせ映画のファンしか買わないんだからとでも思っているのか、出版社、強気ですね。)
結論から言えば、映画が楽しめたので、より広く、また少しでも深く「パシフィック・リム」の世界にひたりたいという方には、それなりに読めるノベライゼーションといった感じ。
大筋は映画のまんま。枝葉末節で細かい変化があったりするが、基本的に起こる事件、主人公たちが思い出す過去のエピソード(ここは描き込みが多い)、登場人物たちが口にするセリフ、95%は映画と同じ。
ノベライゼーションの良い所は、映画では尺の都合や演出上の理由で、こと細かく語ることができなかった部分を描ける点。環太平洋防衛軍の人物の内面描写や、JAEGER、KAIJUの設定の掘り下げが読みどころだと思うが、これはまあまあの出来。映画とまったく同じに進むストーリー部分は明朝体。その章の合間に律儀に、新聞が発表したニュース記事や、「環太平洋防衛軍人物ファイル」として軍に所属する主要人物のプロファイル、「環太平洋防衛軍兵器ファイル」と称する各JAEGERの武装や戦績が並んだり(しかし、なぜ全高や総重量の表記がない?)、面白いところではJAEGERの大ファンである一飛行機パイロットの着陸時の機内アナウンスであるとか、命を落としたJAEGERのパイロットのための記念碑設立募金を世界中に呼びかけるユーザーのネット書き込みなどというものがゴチック体で挿入され、映画「パシフィック・リム」を楽しんだファンにとって、その作品世界をより多くの視点、角度から楽しめるよう工夫がなされている。ここは純粋に楽しめた。
しかし、問題は肝となるバトルシーンの表現だ。これがかなり期待はずれ。映画の空前絶後の迫力映像に感動して、JAEGERとKAIJUの壮絶などつき合いを文字で追って想像し楽しむことを目的に本書を手に取りたいと思っている方にはまったくお勧めできない。(まあ、ノベライゼーションからこの作品に入る人はいないでしょうが。少しでも興味があればDVDやBlu-rayソフトになるまで待ってはいけません。こんなレビューなど放っておいて、今すぐ劇場へ走って下さい!)
作者のアレックス・アーバイン氏は、本書以外にも様々なアメコミヒーローものを題材に小説を発表されている売れっ子らしく、私は米アマゾンでの星4.5という評価をあてにして映画鑑賞後に即本書を購入したが(※2013年8月9日)、ことこの「パシフィック・リム」のノベライゼーションに限って言えば、脚本に本当に忠実に描かれており、ノベライゼーションのみのオリジナルエピソードなどもほぼ無いため、どうも全体的に無難な出来に落着いてしまっている感がある。人物描写にも、巨大なJAEGERとKAIJUがぶつかり合う戦闘シーンにも、読者をぐいぐい引き込む作者側の思い入れや熱さのようなものが足りない。著者の勝手な思い入れで映画のイメージを損なわないため、わざとそう書いているのだろうことは想像に難くない。が、映画を体験してしまった者としてはそこがまったく物足りない。私などは、映画でもっとも盛り上がったあの対決シーンを、今度は小説家の腕でどう読ませて熱くさせてくれるか!?と大いに期待したが、そのような場面の一つ一つがどれもこれもあまりに淡々としていて「え、あの迫力のシーンをこれだけの文字量、そんな平凡な文章で済ますの?」と、何度も拍子抜けした。だから読んでいる間たびたび、まるで見た映画のストーリーの確認作業、おさらいでもしているような気分になってしまった。
よく言えば映画を忠実にまとめた読み物。悪く言えばただ淡々と「まとめてしまった」作品。
「なぜ国連はJEAGERプロジェクトを停止してまで無駄な壁を作ろうとしたのか」、「怪獣なんてミサイルで攻撃すればいいじゃん、どうしようもなければ戦術核を使うしかないだろう?」、「JEAGERが負った損傷をラグなしで痛みとしてパイロットにフィードバック(?)するシステムに意味あるの?」というような初歩的な疑問には説得力のある説明が用意されており、なるほどと納得させられもする。しかし、では独立して一つの小説作品として読んで面白いのか、映像とはまた違った手に汗握る力の入った文章が楽しめるかと聞かれれば、いまいちとしか答えようがない。「パシフィック・リム」という作品が持つ強大な創造性と破壊力は、このノベライゼーションにある無難にまとまった文章からはほんの少ししか伝わって来なかった。
ああそうそう。設定画は公開されてはいないけれど、数十機もの引退したJAEGERや、映画には一切登場しないが過去に倒された数々のKAIJUの名前がゾロゾロと出て来るのは良かった。デル・トロ監督によって「オーディション」で泣く泣く落とされたキャラクター達が山ほどいることが窺われて、是非その姿だけでも見てみたいと思わされる。
(※2013年8月20日追記)
さて、以下本商品とは直接関係ない話で恐縮ですが、私が見た回はあまりにも観客が少ないように感じたので…。
もしもこの長ったらしいレビューに目を通してくれている現在中高生の男子がいれば、「パシフィック・リム」は2013年夏の諸君にとって必須科目とも呼ぶべき映画、傑作です。とりあえず夏休みの宿題などは後回しでかまいません。いや、どうか真面目な話だと思って聞いてもらいたい。すでに劇場で二度見ている、かつて男の子だったオッサンの私には嘘はつけません。まだ「パシフィック・リム」を見ていない君。できるだけ多くの友達に誘いをかけて、友達がいなければ堂々と胸を張って一人で、今すぐ映画館へ行って下さい! 「どうせそのうちテレビでやる」なんて思わないこと。もう一度言いますが、「パシフィック・リム」は中高生男子の必須科目です。見るだけで体に吸収されるカルシウムやタンパク質のかたまりだと思って下さい。大スクリーンとしっかりした音響の整った状況で、体全体で「パシフィック・リム」を受け止めておくことは、きっと若い諸君らの血肉となります。この映画を世に送り出したメキシコ人の映画監督ギレルモ・デル・トロさんは、男の子魂の持ち主にとっては頼れる親戚のおっちゃんのような人です。この面白いおっちゃんを応援しておけば、諸君らにとっての映画の未来は今よりもずっと明るくなりますよ。
結論から言えば、映画が楽しめたので、より広く、また少しでも深く「パシフィック・リム」の世界にひたりたいという方には、それなりに読めるノベライゼーションといった感じ。
大筋は映画のまんま。枝葉末節で細かい変化があったりするが、基本的に起こる事件、主人公たちが思い出す過去のエピソード(ここは描き込みが多い)、登場人物たちが口にするセリフ、95%は映画と同じ。
ノベライゼーションの良い所は、映画では尺の都合や演出上の理由で、こと細かく語ることができなかった部分を描ける点。環太平洋防衛軍の人物の内面描写や、JAEGER、KAIJUの設定の掘り下げが読みどころだと思うが、これはまあまあの出来。映画とまったく同じに進むストーリー部分は明朝体。その章の合間に律儀に、新聞が発表したニュース記事や、「環太平洋防衛軍人物ファイル」として軍に所属する主要人物のプロファイル、「環太平洋防衛軍兵器ファイル」と称する各JAEGERの武装や戦績が並んだり(しかし、なぜ全高や総重量の表記がない?)、面白いところではJAEGERの大ファンである一飛行機パイロットの着陸時の機内アナウンスであるとか、命を落としたJAEGERのパイロットのための記念碑設立募金を世界中に呼びかけるユーザーのネット書き込みなどというものがゴチック体で挿入され、映画「パシフィック・リム」を楽しんだファンにとって、その作品世界をより多くの視点、角度から楽しめるよう工夫がなされている。ここは純粋に楽しめた。
しかし、問題は肝となるバトルシーンの表現だ。これがかなり期待はずれ。映画の空前絶後の迫力映像に感動して、JAEGERとKAIJUの壮絶などつき合いを文字で追って想像し楽しむことを目的に本書を手に取りたいと思っている方にはまったくお勧めできない。(まあ、ノベライゼーションからこの作品に入る人はいないでしょうが。少しでも興味があればDVDやBlu-rayソフトになるまで待ってはいけません。こんなレビューなど放っておいて、今すぐ劇場へ走って下さい!)
作者のアレックス・アーバイン氏は、本書以外にも様々なアメコミヒーローものを題材に小説を発表されている売れっ子らしく、私は米アマゾンでの星4.5という評価をあてにして映画鑑賞後に即本書を購入したが(※2013年8月9日)、ことこの「パシフィック・リム」のノベライゼーションに限って言えば、脚本に本当に忠実に描かれており、ノベライゼーションのみのオリジナルエピソードなどもほぼ無いため、どうも全体的に無難な出来に落着いてしまっている感がある。人物描写にも、巨大なJAEGERとKAIJUがぶつかり合う戦闘シーンにも、読者をぐいぐい引き込む作者側の思い入れや熱さのようなものが足りない。著者の勝手な思い入れで映画のイメージを損なわないため、わざとそう書いているのだろうことは想像に難くない。が、映画を体験してしまった者としてはそこがまったく物足りない。私などは、映画でもっとも盛り上がったあの対決シーンを、今度は小説家の腕でどう読ませて熱くさせてくれるか!?と大いに期待したが、そのような場面の一つ一つがどれもこれもあまりに淡々としていて「え、あの迫力のシーンをこれだけの文字量、そんな平凡な文章で済ますの?」と、何度も拍子抜けした。だから読んでいる間たびたび、まるで見た映画のストーリーの確認作業、おさらいでもしているような気分になってしまった。
よく言えば映画を忠実にまとめた読み物。悪く言えばただ淡々と「まとめてしまった」作品。
「なぜ国連はJEAGERプロジェクトを停止してまで無駄な壁を作ろうとしたのか」、「怪獣なんてミサイルで攻撃すればいいじゃん、どうしようもなければ戦術核を使うしかないだろう?」、「JEAGERが負った損傷をラグなしで痛みとしてパイロットにフィードバック(?)するシステムに意味あるの?」というような初歩的な疑問には説得力のある説明が用意されており、なるほどと納得させられもする。しかし、では独立して一つの小説作品として読んで面白いのか、映像とはまた違った手に汗握る力の入った文章が楽しめるかと聞かれれば、いまいちとしか答えようがない。「パシフィック・リム」という作品が持つ強大な創造性と破壊力は、このノベライゼーションにある無難にまとまった文章からはほんの少ししか伝わって来なかった。
ああそうそう。設定画は公開されてはいないけれど、数十機もの引退したJAEGERや、映画には一切登場しないが過去に倒された数々のKAIJUの名前がゾロゾロと出て来るのは良かった。デル・トロ監督によって「オーディション」で泣く泣く落とされたキャラクター達が山ほどいることが窺われて、是非その姿だけでも見てみたいと思わされる。
(※2013年8月20日追記)
さて、以下本商品とは直接関係ない話で恐縮ですが、私が見た回はあまりにも観客が少ないように感じたので…。
もしもこの長ったらしいレビューに目を通してくれている現在中高生の男子がいれば、「パシフィック・リム」は2013年夏の諸君にとって必須科目とも呼ぶべき映画、傑作です。とりあえず夏休みの宿題などは後回しでかまいません。いや、どうか真面目な話だと思って聞いてもらいたい。すでに劇場で二度見ている、かつて男の子だったオッサンの私には嘘はつけません。まだ「パシフィック・リム」を見ていない君。できるだけ多くの友達に誘いをかけて、友達がいなければ堂々と胸を張って一人で、今すぐ映画館へ行って下さい! 「どうせそのうちテレビでやる」なんて思わないこと。もう一度言いますが、「パシフィック・リム」は中高生男子の必須科目です。見るだけで体に吸収されるカルシウムやタンパク質のかたまりだと思って下さい。大スクリーンとしっかりした音響の整った状況で、体全体で「パシフィック・リム」を受け止めておくことは、きっと若い諸君らの血肉となります。この映画を世に送り出したメキシコ人の映画監督ギレルモ・デル・トロさんは、男の子魂の持ち主にとっては頼れる親戚のおっちゃんのような人です。この面白いおっちゃんを応援しておけば、諸君らにとっての映画の未来は今よりもずっと明るくなりますよ。
2013年9月13日に日本でレビュー済み
アレックス・アーバイン氏のノベライズは、映画で描写されていない部分を補強していてとても読み応えがあります。
問題は翻訳です。
機械工学を始めとした専門知識を要する訳語がぴんとこないものばかりなのも、意味の取りにくい直訳が頻出するのも、『メタルギア ソリッド (角川文庫)』『MORSE―モールス (ハヤカワ文庫NV)』の富永和子氏なら仕方がないと思っていました。
しかし、原書と照らし合わせた方がこの邦訳が虫食い状態のものであることを突き止めてくださいました。
どんな意図があって原文にはあった登場人物のモノローグを訳していないのでしょう?
8体だったはずのクリムゾン・タイフーンが倒したKaijuの数が、なぜ7体となってるのでしょう?
文庫に1000円近い金額を出すのは覚悟が入りますし、それなりの品質を期待していたのでがっがりです。 たとえもっと高額になっても、きちんと原文に忠実な完全版の刊行を待ちたいと思います。
問題は翻訳です。
機械工学を始めとした専門知識を要する訳語がぴんとこないものばかりなのも、意味の取りにくい直訳が頻出するのも、『メタルギア ソリッド (角川文庫)』『MORSE―モールス (ハヤカワ文庫NV)』の富永和子氏なら仕方がないと思っていました。
しかし、原書と照らし合わせた方がこの邦訳が虫食い状態のものであることを突き止めてくださいました。
どんな意図があって原文にはあった登場人物のモノローグを訳していないのでしょう?
8体だったはずのクリムゾン・タイフーンが倒したKaijuの数が、なぜ7体となってるのでしょう?
文庫に1000円近い金額を出すのは覚悟が入りますし、それなりの品質を期待していたのでがっがりです。 たとえもっと高額になっても、きちんと原文に忠実な完全版の刊行を待ちたいと思います。
2014年4月7日に日本でレビュー済み
巨大怪獣や二足歩行の人型巨大ロボットなど誰もが子供の頃に思い描いた世界を実写としてスクリーンに見事に再現した大傑作スペクタルSF映画『
パシフィック・リム
』!
本書は、SF映画『 パシフィック・リム 』(監督:ギレルモ・デル・トロ、主演:チャーリー・ハナム)のノベライズである。
太平洋の海底から次々と現れる巨大怪獣に2人組みの兵士が操縦する巨大ロボットが立ち向かう勇姿を描いた展開に日本人の誰もが心を震わさずにはいられない。それもそのはず、本作を監督したギレルモ・デル・トロ氏が大の日本のロボットアニメと特撮怪獣映画のファンであった事から日本人ファンにはたまらない馴染みの深い要素がふんだんに含まれている。
幾度となく出現する巨大生命体(怪獣)に対抗するために人類が創り出した人型巨大ロボット“イェーガー”(巨大ロボに総称を命名するあたり『 機動戦士ガンダム 』の“モビルスーツ”に該当してロボットアニメファンの心をくすぐらせてくれる)!
イェーガーの操縦方法も神経とマシンを接続する「ドリフト」という方法でパイロットスーツに組み込まれた伝達回路と内部に注入される特殊なジェルによってパイロットの動作をイェーガーに伝達させるという要素や操縦士への負担がかかりやすいところから右脳と左脳の役割を分担してお互いの意識と記憶を共有して同調する力が必要である事など操縦設定もファンのツボを押さえている(例えば、イェーガーがパンチを繰り広げる時にも二人の操縦士が互いに絶叫しながら力を込めて同時にパンチを繰り出す場面は圧巻!)。
登場人物も巨大怪獣との戦いで兄のヤンシーを亡くし、以来心にトラウマを負ったパイロット・ローリー・ベケット、幼い頃に巨大怪獣に両親を殺された過去を持つパートナーのパイロット・マコ・モリ、ローリーとマコの上司でかつてはイェーガーのパイロットであった司令官・スタッカー・ペントコスト、同じイェーガーのパイロット仲間で数々の歴戦を勝ち抜いてきたエリートパイロット・ハーク・ハンセン、その息子で偉大な父親にコンプレックスを抱いているパートナー・チャック・ハンセン、大の怪獣オタクで巨大怪獣のヒントを探り出す博士・ニュートン・ガイズラー、その同僚でニュートンとそりが合わず数学を駆使して怪獣の攻撃頻度を予測する博士・ハーマン・ゴットリーブ、……などそれぞれの登場人物の設定にも何かしらトラウマを抱えており(主人公・ローリーが搭乗を拒否する設定自体もはやロボットアニメの定番!?)、何よりも主人公のローリーとマコの二人が互いに過去を引きずりながらも共に心を通わせて立ち向かう展開にはそれだけでも身震いする思いだ。
内容自体はほとんど映画に忠実に描かれているが、本作にかぎっていえばネタバレになったからといって作品自体を損なう事はないので読んでからみても大丈夫です。ただし、映画自体は劇場(できればアイマックスがオススメ)で観る事をオススメします。やはり、大音響の行き届いた大画面で観てこそ、あの迫力が伝わるものと思っているので機会があれば是非劇場で観られた方がイイです。
とにかく日本人なら絶対観るべき映画だと思います。
本書は、SF映画『 パシフィック・リム 』(監督:ギレルモ・デル・トロ、主演:チャーリー・ハナム)のノベライズである。
太平洋の海底から次々と現れる巨大怪獣に2人組みの兵士が操縦する巨大ロボットが立ち向かう勇姿を描いた展開に日本人の誰もが心を震わさずにはいられない。それもそのはず、本作を監督したギレルモ・デル・トロ氏が大の日本のロボットアニメと特撮怪獣映画のファンであった事から日本人ファンにはたまらない馴染みの深い要素がふんだんに含まれている。
幾度となく出現する巨大生命体(怪獣)に対抗するために人類が創り出した人型巨大ロボット“イェーガー”(巨大ロボに総称を命名するあたり『 機動戦士ガンダム 』の“モビルスーツ”に該当してロボットアニメファンの心をくすぐらせてくれる)!
イェーガーの操縦方法も神経とマシンを接続する「ドリフト」という方法でパイロットスーツに組み込まれた伝達回路と内部に注入される特殊なジェルによってパイロットの動作をイェーガーに伝達させるという要素や操縦士への負担がかかりやすいところから右脳と左脳の役割を分担してお互いの意識と記憶を共有して同調する力が必要である事など操縦設定もファンのツボを押さえている(例えば、イェーガーがパンチを繰り広げる時にも二人の操縦士が互いに絶叫しながら力を込めて同時にパンチを繰り出す場面は圧巻!)。
登場人物も巨大怪獣との戦いで兄のヤンシーを亡くし、以来心にトラウマを負ったパイロット・ローリー・ベケット、幼い頃に巨大怪獣に両親を殺された過去を持つパートナーのパイロット・マコ・モリ、ローリーとマコの上司でかつてはイェーガーのパイロットであった司令官・スタッカー・ペントコスト、同じイェーガーのパイロット仲間で数々の歴戦を勝ち抜いてきたエリートパイロット・ハーク・ハンセン、その息子で偉大な父親にコンプレックスを抱いているパートナー・チャック・ハンセン、大の怪獣オタクで巨大怪獣のヒントを探り出す博士・ニュートン・ガイズラー、その同僚でニュートンとそりが合わず数学を駆使して怪獣の攻撃頻度を予測する博士・ハーマン・ゴットリーブ、……などそれぞれの登場人物の設定にも何かしらトラウマを抱えており(主人公・ローリーが搭乗を拒否する設定自体もはやロボットアニメの定番!?)、何よりも主人公のローリーとマコの二人が互いに過去を引きずりながらも共に心を通わせて立ち向かう展開にはそれだけでも身震いする思いだ。
内容自体はほとんど映画に忠実に描かれているが、本作にかぎっていえばネタバレになったからといって作品自体を損なう事はないので読んでからみても大丈夫です。ただし、映画自体は劇場(できればアイマックスがオススメ)で観る事をオススメします。やはり、大音響の行き届いた大画面で観てこそ、あの迫力が伝わるものと思っているので機会があれば是非劇場で観られた方がイイです。
とにかく日本人なら絶対観るべき映画だと思います。