≪(1)呪われた海賊たち(2)デッドマンズ・チェスト(3)ワールド・エンド を通して≫
さらりと流し観るだけでも見事な映像・音楽で十分楽しめますが、
細かく観て行けば(2)(3)で様々な人物関係が見えてよりストーリーを楽しめると思います。
(1)〜(3)を本に例えると、第1巻:呪われた海賊たち、第2巻・上:デッドマンズ・チェスト、下:ワールド・エンド
のようなもので、(2)を良く覚えている状態で(3)をご覧になるほうが良いかもしれません。
(3)の結末を知ってから観た(1)の最後辺りのセリフにハッとして
「まだ何か見つかるかも…もう一周したい」と思わせてくれます。
大画面・大音響の映画館で客席の人達と共有する魅力は言うまでもありませんが、
さらに家庭で繰り返し観ても楽しめるように配慮されているんでしょうか…
≪(3)ワールド・エンド について≫
(1)呪われた海賊たち、(2)デッドマンズ・チェスト が軽快な印象だったことを振り返れば、
(3)ワールド・エンド はやや重め。
そう感じるのはもしかしたらコミカルな海賊達でありながら、
現実社会の厳しさが滲むストーリーだったからかもしれません。
そんな展開にリアリティを感じて、自分だったらどんな行動をとるだろうと考えた場面も多々ありました。
それぞれのキャラクター達が納まった場所に目を向けると、現実的だと思える反面
「これで良かったのだろうか」
「不憫な…じゃあどうしたら良かったんだろう」
「こういう結果になった原因をたどって行くと…」
とあれこれ考えてしまいました。それも含めてとても面白かったです。
面白いのですが詰め込まれた感じがあり、くるくると変化する状況の把握に務めた1回目を経て
2回目でやっと肩の力を抜いて観れました。
考えれば考えるほど増えるジャックやデイヴィ・ジョーンズ・ロッカー往復など、
とても見事だったなと思います。
(1)(2)(3)全てとてもお気に入りの映画。
Pirates of the Caribbean: At World's End[CD]も愛聴しています。
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