当たり前のことばかり。
10枚のコインが手に入ったら、使うのは9枚まででやめておく。
投資の際は元本を確保し、落とし穴の可能性がある時はかならず経験者の知恵を借りる。
年老いた時の金を用意しておく。
お金にルーズな人には目からウロコかも知れないが、それ以外の人が読んでも拍子抜けするだけだ。
また、紹介されるストーリーも、道徳の本のストーリーのようなつまらなさがあった。
1、主人公の男は兄の犯罪の尻拭いをするべく、父親に奴隷に売られる。
2、男は奴隷市場に連れて行かれる。売れ残った者は、レンガ運びの仕事をやらされる予定だった。思いカゴを背負って鞭で打たれ、立てなくなると通路脇に放置され、死ぬのを待つばかりの仕事だった。
3、そんな時、奴隷を買い取ろうとするパン屋がやってきた。男は自分はよく働く人間だと猛烈にアピールする。パン屋は感心し、男を買い取る。
4、男はパン屋の元で懸命に働き、自由権を買うための金を貯め、希望を見出しいく。男と親しくなった商人は、男の働く意思に感心し、男の叱咤によって主人にしがみつくのをやめ、自由への道を踏み出した。
パン屋はどんどん金が入ってくるため喜んでいる。働くことによって、全てがうまく回り出す。
5、パン屋が賭博に手を出して負ける。男の運命は再び暗転する。
6、男は新しい主人の元に連行され、炎天下の地獄のような環境で働かされることになった。男は弱っていき、働くことで本当に素晴らしいことが起きるのか、疑問を持つようになる。
7、そんな日々が続いたある日、男は主人から呼び出される。彼を待っていたのは、彼が叱咤したあの時の商人だった。男は涙を流して喜ぶ。
働くことは素晴らしいことですね。
いや、どこが?
商人と会わなかったら果たしてどうなっていたのだろう。
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