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バビロニア・ウェーブ 文庫 – 2007/2/21

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

太陽系から3光日の距離に発見された、銀河面を垂直に貫く直径1200キロ、全長5380光年に及ぶレーザー光束―バビロニア・ウェーブ。いつから、なぜ存在するのかはわからない。ただ、そこに反射鏡を45度角で差し入れれば人類は膨大なエネルギーを手中にできる。傍らに送電基地が建造されたが、そこでは極秘の計画が進行していた。日本ハードSFを代表する傑作。星雲賞受賞。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

堀/晃
1944年、兵庫県生まれ。大阪大学基礎工学部卒。1970年、短編「イカルスの翼」が『SFマガジン』に掲載されデビュー。1981年『太陽風交点』で第1回日本SF大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


登録情報

  • 文庫: 432ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2007/2/21)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4488722016
  • ISBN-13: 978-4488722012
  • 発売日: 2007/2/21
  • 商品パッケージの寸法: 14.8 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9 15件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 409,718位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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形式: 文庫
本作品はなんと言っても「銀河面を垂直に貫く直径1200万キロ、全長5380光年に及ぶレーザー光束」の謎解きの過程が一番の魅力だが、私は「宇宙」の表現方法にも感慨を覚えた。今まで少なからずSF作品を見てきたが、ここまでリアリティの溢れた「宇宙」が表現された作品は初めてだった。本当に「宇宙」をそこに感じた。

天文学的・物理学的知識に基づいた正確な数値の羅列が「宇宙」を正確なものにしていることは疑いない。しかし最も有効だったのが“光”の捉え方がうまかったことだと感じる。本作品は“反射”がバビロニア・ウェーブの謎を探る重要なキーワードとなっているので、“光”の屈折の仕方や宇宙空間における物体の見え方にとことんこだわっていた。

最終的にはバビロニア・ウェーブの謎を媒介することによって、太陽系だけでなく銀河系の謎をも解いてゆくという壮大なものになっている。一度読めば何度も読み返してしまうだろう。読後感はすごくよかった。一読をオススメする。
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形式: 文庫 Amazonで購入
何かのSF作品(文庫)の巻末の紹介で知った作品。
スケールはでかいしその正体は??と気になってましたが、満を持して入手。

”そして誰もいなくなりそうな展開”は予想もしてませんでしたが、エイリアンも出ないのになかなかスリリングです。
まぁもう少し展開早くしていい場面も多かったところですが、久しぶりに続きが気になって止め時が難しかった物語りでした。
ラス前、マキタがダムキナ基地へ向けてBWを突っ切る航路をとり、いったいこの後どうなる?
と思わせてからの、終章への流れがいいですね。

私が思うにBWというのは、進化を促すための創造主の配剤の様な気がします。
ある程度文明が進み、ここからエネルギーを取り出せるまでになったら、
恒星間航行までジャンプアップさせて上げようみたいな。
なので”エネルギー取り出す用途”以外の行動を行うと、手痛い”しっぺ返し”をくらってしまうのではないかな。
それが地球人類にとってはたまたま致命的なだけで。
(空想上のものに対する更なる妄想に過ぎませんが)
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投稿者 TAKE 投稿日 2007/8/12
形式: 文庫
日本人の書く宇宙SFはあまり多くないが、堀晃さんの作品は本格的で面白い。
本作も宇宙SFとして立派な作品。もっと評価されて良いと思う。
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形式: 単行本
かつてハードSF作家と言えば、A.C.クラーク、ブライアン・オールディス、光瀬龍、J.P.ホーガンなど、圧倒的に「宇宙もの」の作家が多かったように思う。この状況が変わったのは多分、1980年代後半以降、遺伝子ものや量子論ものが書かれるようになってからだ。
 堀晃の『バビロニア・ウェーブ』は、古典的と言えるほどの「宇宙もの」ハードSF。深宇宙(ディープ・スペース)の光景や無重力状態での作業の緻密かつ正確な描写、スペースコロニーの人工重力で育ったスペース・マンの「地球の重力には慣れることができない」という感覚など、全てリアルそのもの。中でも圧巻はタイトルにもなっている謎のエネルギー波を利用した恒星間宇宙船の描写だ。
 太陽系に無尽蔵とも言えるエネルギーを供給している一方で、人類の宇宙進出を阻むようにも見えるバビロニア・ウェーブの謎とは? 謎解きのサスペンスもあくまでハード(非情)で、エイリアンなども出てこないが、古き良き宇宙ものハードSFが好きな人にはお薦め。
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形式: 文庫
 ハードSFなのは間違い無い。が、しかし本作の場合は宇宙物理学の素養が
必須です。ストーリーだけではこの物語の世界がどれだけ精緻に組まれている
かが理解出来ないのです(私も出来ない方に属します)。

 設定は二重丸を超えて、三重丸でも良いのでしょう。ただ、ストーリーは
結局、主人公の自分探し(自分の真の姿を探すの意味では無く、居場所を
見つけるの意)にタイトルにもある摩訶不思議なウェーブ(光の波)の秘密
探しを絡めただけ。

 登場人物の殆ど(主人公以外)が研究者だからかもしれませんが、余りに
他人に対してあっさりしすぎている(感傷的にならないのであれば、ならない
なりの理由がいるでしょ?)のも、イマイチ話の中に入れなかった理由の一つ
かな、と。

 読む人を選ぶ一冊です。
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