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バカの壁 (新潮新書) 新書 – 2003/4/10
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者と老人。互いに話が通じないのは、そこに「バカの壁」が立ちはだかっているからであ
る。いつの間にか私たちを囲む様々な「壁」。それを知ることで世界の見方が分かってく
る。
(目次)
まえがき
第一章 「バカの壁」とは何か
「話せばわかる」は大嘘/ 「わかっている」という怖さ/ 知識と常識は違う/ 現実とは
何か/ NHKは神か/ 科学の怪しさ/ 科学には反証が必要/ 確実なこととは何か/
第二章 脳の中の係数
脳の中の入出力/ 脳内の一次方程式/ 虫と百円玉/ 無限大は原理主義/ 感情の係数
/ 適応性は係数次第/
第三章 「個性を伸ばせ」という欺瞞
共通了解と強制了解/ 個性ゆたかな精神病患者/ マニュアル人間/ 「個性」を発揮す
ると/ 松井、イチロー、中田/
第四章 万物流転、情報不変
私は私、ではない/ 自己の情報化/ 『平家物語』と『方丈記』/ 「君子豹変」は悪口
か/ 「知る」と「死ぬ」/ 「朝に道を聞かば……」/ 武士に二言はない/ ケニアの歌
/ 共通意識のタイムラグ/ 個性より大切なもの/ 意識と言葉/ 脳内の「リンゴ活動」
/ theとaの違い/ 日本語の定冠詞/ 神を考えるとき/ 脳内の自給自足/ 偶像
の誕生/ 「超人」の誕生/ 現代人プラスα/
第五章 無意識・身体・共同体
「身体」を忘れた日本人/ オウム真理教の身体/ 軍隊と身体/ 身体との付き合い方/
身体と学習/ 文武両道/ 大人は不健康/ 脳の中の身体/ クビを切る/ 共同体の崩壊
/ 機能主義と共同体/ 亡国の共同体/ 理想の共同体/ 人生の意味/ 苦痛の意味/ 忘
れられた無意識/ 無意識の発見/ 熟睡する学生/ 三分の一は無意識/ 左右バラバラ/
「あべこべ」のツケ/
第六章 バカの脳
賢い脳、バカな脳/ 記憶の達人/ 脳のモデル/ ニューラル・ネット/ 意外に鈍い脳の
神経/ 方向判断の仕組み/ 暗算の仕組み/ イチローの秘密/ ピカソの秘密/ 脳の操
作/ キレる脳/ 衝動殺人犯と連続殺人/ 犯犯罪者の脳を調べよ/ オタクの脳/
第七章 教育の怪しさ
インチキ自然教育/ でもしか先生/ 「退学」の本当の意味/ 俺を見習え/ 東大のバ
カ学生/ 死体はなぜ隠される/ 身体を動かせ/ 育てにくい子供/ 赤ん坊の脳調査/
第八章 一元論を超えて
合理化の末路/ カーストはワークシェアリング/ オバサンは元気/ 欲をどう抑制する
のか/ 欲望としての兵器/ 経済の欲/ 実の経済/ 虚の経済を切り捨てよ/ 神より人
間/ 百姓の強さ/ カトリックとプロテスタント/ 人生は家康型人間の常識/
- ISBN-109784106100031
- ISBN-13978-4106100031
- 版第81
- 出版社新潮社
- 発売日2003/4/10
- 言語日本語
- 寸法18.2 x 11.3 x 2 cm
- 本の長さ204ページ
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| バカの壁 | 死の壁 | 超バカの壁 | 「自分」の壁 | 遺言。 | |
| 【新潮新書】養老孟司 作品 | 話が通じない相手との間には何があるのか。「共同体」「無意識」「脳」「身体」など多様な角度から考えると見えてくる、私たちを取り囲む「壁」とは――。 | なぜ人を殺してはいけないのか。死の恐怖とどう向きあうべきか。生死の境目はどこにあるのか。「死」に関する様々なテーマから、生きるための知恵を考える。 | ニート、「自分探し」、少子化、靖国参拝、男女の違い、生きがいの喪失等々、様々な問題の根本は何か。「バカの壁」を超えるためのヒントがここにある。 | 「自分探し」なんてムダなこと。「本当の自分」を探すよりも、「本物の自信」を育てたほうがいい。脳、人生、医療、死、仕事等、多様なテーマを語り尽くす。 | 私たちの意識と感覚に関する思索は、人間関係やデジタル社会の息苦しさから解放される道となる。知的刺激に満ちた、このうえなく明るい「遺言」の誕生! |
商品の説明
商品説明
著者は1937年神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学者として活躍し、95年に東京大学医学部教授を退官後は、北里大学教授、東京大学名誉教授に就任した。また数多くの話題の書を著し、『養老孟司の“逆さメガネ”』『まともな人』『いちばん大事なこと―養老教授の環境論』『唯脳論』などがある。
本書の魅力は、容赦なく社会を批判する痛快きわまりない養老節にある。「現代人がいかに考えないままに、己の周囲に壁を作っているか」、つまりあの人たちとは話が合わないという「一元論」が「バカの壁」の元凶であり、アメリカ対イスラムの構造や日本の経済の停滞などもすべてこの理論で説明されるという。一方で、イチローや松井秀喜、中田英寿の際立つ能力を、脳の構造で解明してみせたり、「学問とは生きているもの、万物流転するものをいかに情報に換えるかという作業である」という骨太の教育論をも展開している。解剖学者の真骨頂を堪能できる価値ある1冊である。(田島 薫)
メディア掲載レビューほか
我々人間は、自分の脳に入ることしか理解できない。学問が最終的に突き当たる壁は自分の脳である。著者は、この状態を指して「バカの壁」と表現する。知りたくないことは自主的に情報を遮断し、耳を貸さないというのも「バカの壁」の一種。その延長線上には民族間の戦争やテロがあるという。
現代人はいつの間にか、自分の周りに様々な「壁」を作ってしまった。例えば、情報は日々刻々変化し続け、それを受け止める人間は変化しないという思い込みや、個性や独創性を礼賛する風潮などはその典型例で、実態とは「あべこべ」だという。
「バカの壁」は思考停止を招く。安易に「わかる」「絶対の真実がある」と思い込んでは、強固な「壁」の中に住むことになると戒めている。
(日経ビジネス 2003/06/02 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
-- 日経BP企画
出版社からのコメント
「バカの壁」「話せば分かるなんて大うそ」と並んでいると、何だか世の中に喧嘩を売りまくっているドギツイ本のように見えますが、そういうわけではありません。
著者は、脳のなかでの情報の処理について、とてもかみくだいた語り口調で説明しています。
すると、どうして「話しても伝わらない」という事態が起こるのかが分かってきます。アメリカとイラクで話が通じない理由もわかります。子供にいくら説教しても効き目がない理由もわかってきます。
その結果、「なぜ私の話を分かってくれないのだ」「どうして俺の思いが伝わらないのか」とイライラしたり腹を立てたりということもなくなるかもしれません。
また、同時に私たち自身も、いつのまにか考えなくなっていること、脳から排除しち ¦しまっていることがたくさんあることも指摘しています。 これがわかると、現代社会特有の様々な問題の根本が見えてくるはずです。
「人生でぶつかる問題に、正解なんてない。とりあえずの答があるだけ」「知識と常識は違う」「知るということは、過去の自分が死ぬこと」「万物は流転するが、情報は流転しない」等々、目からウロコが落ちるような指摘も詰まっています。
「『バカの壁』はだれにでもあるのだということを思い出してもらえば、ひょっとすると気が楽になって、逆に(わからなかったことが)わかるようになるかもしれません」と著者は言います。
その言葉通り、読んだ後は、少し読む前の自分から生まれ変わっていて、何となく気が楽になっているはずです。
内容(「BOOK」データベースより)
著者について
医学部卒業後、解剖学教室に入る。1995年東京大学医学部教授を退官し、2017年11月現在
東京大学名誉教授。著書に『からだの見方』『形を読む』『唯脳論』『バカの壁』『養老
孟司の大言論I~III』など多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
1937(昭和12)年神奈川県鎌倉市生まれ。62年東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年東京大学医学部教授を退官し、現在北里大学教授、東京大学名誉教授。著書に『唯脳論』『人間科学』『からだを読む』など、専門の解剖学、科学哲学から社会時評まで多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- ASIN : 4106100037
- 出版社 : 新潮社; 第81版 (2003/4/10)
- 発売日 : 2003/4/10
- 言語 : 日本語
- 新書 : 204ページ
- ISBN-10 : 9784106100031
- ISBN-13 : 978-4106100031
- 寸法 : 18.2 x 11.3 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 888位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 11位新潮新書
- - 25位エッセー・随筆 (本)
- - 39位評論・文学研究 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について

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カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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大半が簡易な言葉と軽妙な語り口で書かれていますが,内容はかなり高度だと思います.私が読了した際に感じたことは,「本書を『壁』の向こう側にいる人たちに理解出来るだろうか?」ということでした.つまり,最も伝えたい相手に伝わらないのではないか,と思いました.
ベストセラーとされているにもかかわらず,本書のアマゾンレビューが賛否両論に分かれている理由が解った気がします.私は面白いと感じましたが,感じない人がいることも納得です.『壁』のどちら側に住むかは,その人それぞれの自由ですし,どちらが優れているという訳でもないので,つまらないと評している方々を批判するつもりでなはいことを,最後に付記しておきます.
あくまでも筆者の達観した目線から人間を観察をすると、若者の生き様が手に取るように判る、どうせなら合理的に考えてみてはどうかと言うような内容だ。
ここに書かれたことを真に受けて吹聴するようであれば、人としての温かみが欠けているようにも感じた。
正しいという理屈を振りかざして論破すれば勝ち、という冷たい人間や社会にはなってほしくはない、ぐらいの事を伝導してほしかった。有識者として世の中にもっと貢献してもらいたいものだ。
著者の養老孟司は教育者として東大医学部法医学教室で教鞭を奮っていた。
その際のエピソードと過去の対談をまとめ直したのが本書である。
作者が前置きで断っているのだが、世の中には様々な考えがあるがどうしてあの人には話が通じないのか?と思う時が多々ある事がタイトルの由来だったそうだ。
そこで最初に引き合いに出されるのが出産について男女に映像を見せた際にどんな性差があるかと言う実験で、出産と言う我が身に関わる女性の方が「色々と~が勉強になった」と具体的な意見が多く、男性は「そんな事は知っている」と言う物だったそうだ。
それを性差、良い悪いで片付けるのではなくて、何故そう言った結論に至ったのかを客観的に書いている。
また作者は自分の言った事を真に受けるのではなく考え方の1つとして欲しいと言っており、考え理解する事の大事さを教えてくれている。
最終章近くになると今日の教育現場の問題を教育者の視点から語っており、本書からの言葉を借りれば「教育者になってしまった人と教育者になった人」この差がまず教育問題を生むという事を実例を交えて書いている。
この部分だけでもいいから指導育成をする人は目を通して欲しい。この本は間違いなく薦められる。
しかし、その他の部分、特に社会的な事象に関する観察については、思い込み、片寄った知識、思い上がりに基づいた記述が多く、酒場で年寄りの自慢話と、放談、くりごとを聴いている気分。
酒を飲んでいたら不味くなる。
バカの壁を語る著者の頭の中にもバカの壁があることを示している意味では意味ある出版か。
「話し合ってもわからない人はわからない」というメッセージだけ受け取ったら、本棚に戻さず、古本屋に引き渡すべし。
この本は日本は二元論の考えを持ち、欧米では一元論の考えであるというところを主軸として書かれています。日本人は古来から八百万の神が主流である一方で欧米は一神教が主流でした。この古来からの流れから日本では仲間を尊重する社会である一方、欧米では個人を尊重します。この違いがこの本にとって大きなポイントになります。
そして、この一元論の考えがバカの壁に繋がります。例えばコロナの対応の仕方について考えればよくわかります。欧米の一元論であり個人が絶対の考えでは自分自身の考えを一番に考えています。自分さえ良ければいいという考えのためマスクをしない人がいたりします。また社会としては経済政策を優先しています。他社の利益を考えず自分の利益に奔走することが多いです。
マスクをしない人は壁の向こう側が見えていないのです。壁の内側だけが一元論的な自分だけの世界で向こう側が見えてない。このような人が欧米ではとても多いです。このような考えがバカの壁という本の所以です。バカの壁とは一元論に起因することが多いです。
その一方で日本は仲間意識が高く、共同体として一緒に守ろうという意識が高いです。しかし、この考えでは個人の考え方が弱くなってしまいます。自分の意見をはっきりと表明することが今後の世界では必要になってくるでしょう。
どちらの社会にも良い点、悪い点があります。どちらにせよ重要なことは逆折伏の考えでしょう。これは二元論的な考えですが、ある人の考えに対して反論せずじっくり聞き反応する姿勢です。個人に対してむやみに反論するのではなくその人を尊重するような姿勢がとても重要だと思います。私はこの本を読んで一元論や二元論の世界を理解し、受け入れようと思いました。バカの壁の前で立ち止まらず飛び越えるような考えを持ちたいです。
とても分かりやすい例も多く、とても読みやすいです。ページも200ページと少なく読みやすいのでとてもおすすめです。






