著者は、博識で優れた語り手だけに、いろいろな肉付けがあって、ストーリーを読むだけでも目新しく、おもしろい。(史実と絡ませて語る前半より、奇想天外な後半の方が読みやすい。)
でも、書きたかったテーマは何だろうか?と思ったら、
歴史は権力者による脚色や(時には)嘘があり、聖遺物も人間が作り出したものもある。信仰は、本来は行動規範であって、お互いに争い合うものではないはずである。それでも、過去に幾多の争いで数多の血を流してきた。そして今も続いている。。。
そんなことをエーコ は伝えたかったのかなと、思いました。また読んで、じっくり考えてみたいです。
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