店頭で直感で買ったが外れを引いた作品。
まず、内容ですが、毒親に育てられている主人公惣太が学校の噂話をきっかけに女子高生と出会い、彼女との交流や周囲との関係の変化を軸にした展開となっています。ですが、あらすじ、特に同ページ内の編集担当の「貧困化する時代を捉えた青春ラブストーリー」というコメントは違いすぎます。
どちらかと言えば、新刊の帯に書かれている「毒親持ちの貧困少年が小銭と引き換えにちょっと優しくしてもらう」という別の紹介文のほうが内容を反映しています。
けど、親や女子高生の春、同級生の少女高崎の設定は及第点を与えられますが、惣太の設定が中途半端で、特に惣太をどういうキャラにするか決めきれないせいでな物語が迷走しています。
毒親の存在を知る人々からの視線や自分の言動を気にする割には、バレないようにはぐらかしたり、人目を避けて息をひそめるような日常を送るというわけでもない。また、春の優しさに飢餓感を抱いた割には、それを満たすためにお金が必要という設定に対し、お金の集め方も小学生レベルで、盗むといった狂気などのお金に対する異常な執着心が芽生えることもない。
また、第5話で思惑はあっても、一応心配している高崎に対して、春との関係について、知らないなどの嘘や否定をするならまだしも、売春をある種肯定する言動ってどうなの? それどころか、そのあとの話で名前を知れて喜びをかみしめる姿には嫌悪感すら芽生えた。
1巻の内容だけみれば、そこそこ重い題材を扱っている割には内容に生かすことができておらず、あの家庭環境を考えれば、惣太の設定が中途半端であり、何がしたいのか迷走している物語になっている。せめて、惣太の設定を環境のせいで委縮している設定か周囲に知られないように綱渡りの生活をしている(ラブコメでよくある家の事情を知られたくないみたいな)設定であれば、内容の迷走感が緩和したと思われる。
そのため、ラブストーリーにしても、惣太と春が触れ合う描写が薄っぺらすぎて、これだけしかないのという感想が先行する。また、人間関係を描いた内容で見ても、焦点が定まっていないせいか、母親の毒親の描写以外の人に関する描写が軽いせいか、特筆する内容がない。一応、2巻で大化けする可能性もゼロではないが、この展開を続けるなら別の意味できついため、もう一歩踏み込んだ内容なってほしいが、それは難しそうである。
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バイ・スプリング(1) (ビッグコミックス) Kindle版
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言語日本語
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出版社小学館
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発売日2020/3/30
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ファイルサイズ50142 KB
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カスタマーレビュー
5つ星のうち3.9
星5つ中の3.9
17 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年5月24日に日本でレビュー済み
作画の林マキ氏はボーイズラブ系の作品も手がけた奇才。
ビッグコミックスペリオール2019年22号から連載が始まった恋愛漫画。1話から2020年3号の第6話までを掲載、巻末書き下ろしは乃木春と高崎ゆり両翼ヒロインのデート構図絵。
シングルマザーの家庭で生まれた主人公・三浦惣太は14歳の中学1年生。スナック勤務の母の芙美と共に暮らしているが極貧生活で小遣いはなく、携帯電話も持たされない。そのため内気だが優しく、母には従順。入学式の時に足を痛めていた高崎ゆりに絆創膏を1枚手渡した切っ掛けで高崎に淡い想いを寄せる。
春日橋の下で格安のウリをしている女子高生がいると言う噂を聞いた惣太は、ある日の夕方春日橋の土手を自転車で通りかかる。そこで目にしたのは、気懈そうに午睡をむさぼり、五月蠅そうな眼差しで惣太を睨む、金髪の女子高生だった。
母・芙美はスナック勤務の傍らで男に身を売るも、売春に嫌悪感を抱く歪な性格。極度の守銭奴であり、息子・惣太を異常なほど束縛したがる毒母。一方、学校のヒロインと持て囃される美少女・高崎ゆりは、入学式時の絆創膏の一件からぼっち・陰キャである惣太を気に掛けるも、やがてその想いは強い執着心として歪んでゆく、メンヘラ系。
清純で優しい陰キャ・三浦惣太と、24円の出逢いから惣太との繋がりに安らぎを感じる謎の女子高生。それは恋なのか、憧憬なのか。複雑かつドロドロとした関係が齎す結末はどのようなものなのか、始まったばかりである。
スペリオールで連載されている、押見修造氏「血の轍」「惡の華」とのオーバーラップが見受けられるが、主人公の境遇からすれば、惣太の方が遙かに不幸感は強い。
ビッグコミックスペリオール2019年22号から連載が始まった恋愛漫画。1話から2020年3号の第6話までを掲載、巻末書き下ろしは乃木春と高崎ゆり両翼ヒロインのデート構図絵。
シングルマザーの家庭で生まれた主人公・三浦惣太は14歳の中学1年生。スナック勤務の母の芙美と共に暮らしているが極貧生活で小遣いはなく、携帯電話も持たされない。そのため内気だが優しく、母には従順。入学式の時に足を痛めていた高崎ゆりに絆創膏を1枚手渡した切っ掛けで高崎に淡い想いを寄せる。
春日橋の下で格安のウリをしている女子高生がいると言う噂を聞いた惣太は、ある日の夕方春日橋の土手を自転車で通りかかる。そこで目にしたのは、気懈そうに午睡をむさぼり、五月蠅そうな眼差しで惣太を睨む、金髪の女子高生だった。
母・芙美はスナック勤務の傍らで男に身を売るも、売春に嫌悪感を抱く歪な性格。極度の守銭奴であり、息子・惣太を異常なほど束縛したがる毒母。一方、学校のヒロインと持て囃される美少女・高崎ゆりは、入学式時の絆創膏の一件からぼっち・陰キャである惣太を気に掛けるも、やがてその想いは強い執着心として歪んでゆく、メンヘラ系。
清純で優しい陰キャ・三浦惣太と、24円の出逢いから惣太との繋がりに安らぎを感じる謎の女子高生。それは恋なのか、憧憬なのか。複雑かつドロドロとした関係が齎す結末はどのようなものなのか、始まったばかりである。
スペリオールで連載されている、押見修造氏「血の轍」「惡の華」とのオーバーラップが見受けられるが、主人公の境遇からすれば、惣太の方が遙かに不幸感は強い。
2020年5月10日に日本でレビュー済み
あまりに不憫な主人公に非現実的なヒロイン2人が磁石のように挟まって、女を金で買おうとする男子中学生の集団のミソジニーぶりと最後まで胃がキリキリする読後感。
読み終わった時めくるページがなくてほっとした程。
せめて主人公には毒親から自立して幸せになってほしいとは思うものの、
土手にダンボールを敷いてパンツ見せながら無防備に寝る女子高生、正義感ぶってるけど実は病んでるクラス一可愛い女の子、今時の中学生が「金出せばやらせる」と女子高生に迫るのもどれもこれも設定として雑で都合が良くて、
「売春」を可愛く言い換えたタイトルの付け方からも売春はスリルがあって面白いというイメージを醸し出していて、
10代前半の子供が読んでどう思うのだろう…と少し怖くなった。
水商売の親は毒親設定もよく見る光景で、主人公に自分は持っているスマホを買い与えない(本当は買えるのに)母親にも1巻を読んだ限りでは全く同情も優しさも感じられないし、文房具一つすら買うことを躊躇させる狭小な人間で、なんでこんなのが親になれちゃうのだろうと悔しくなるほど。
健気になるしか選択肢がない主人公だけがなんとか売春(じみたこと)であっても前を向いて足掻いているという印象しか残らなかった。
読み終わった時めくるページがなくてほっとした程。
せめて主人公には毒親から自立して幸せになってほしいとは思うものの、
土手にダンボールを敷いてパンツ見せながら無防備に寝る女子高生、正義感ぶってるけど実は病んでるクラス一可愛い女の子、今時の中学生が「金出せばやらせる」と女子高生に迫るのもどれもこれも設定として雑で都合が良くて、
「売春」を可愛く言い換えたタイトルの付け方からも売春はスリルがあって面白いというイメージを醸し出していて、
10代前半の子供が読んでどう思うのだろう…と少し怖くなった。
水商売の親は毒親設定もよく見る光景で、主人公に自分は持っているスマホを買い与えない(本当は買えるのに)母親にも1巻を読んだ限りでは全く同情も優しさも感じられないし、文房具一つすら買うことを躊躇させる狭小な人間で、なんでこんなのが親になれちゃうのだろうと悔しくなるほど。
健気になるしか選択肢がない主人公だけがなんとか売春(じみたこと)であっても前を向いて足掻いているという印象しか残らなかった。
ベスト50レビュアー
貧困家庭&超絶毒親の母親を持つ主人公と、橋の下で売春をしているという噂のある金髪美女との恋愛ものと捉えていいと思いますが、本筋に集中できない要素が多い。
主人公の母親は自らが売春を行いながらその男たちを下品な男と蔑んでいる。そんな男たちと息子は同じではない。息子は自分が管理しているから…と息子には最低限以下の金銭しか与えず外との交流(特に女性)を持たせないように自宅にしばりつけるようなタイプで、嫌なタイプの毒親というか虐待の域です。
主人公は主人公で純粋なようにもみえるが、思春期らしい性的欲求も持ち合わせいます。売春の噂のある少女と出会って、多少の金銭のやり取りはありながら少女と交流を持つようになります。
恋愛的な要素が本筋なんだと思いますが、貧困家庭の問題だったり虐待的な問題だったりと他のことが気になって集中できません。
主人公の母親は自らが売春を行いながらその男たちを下品な男と蔑んでいる。そんな男たちと息子は同じではない。息子は自分が管理しているから…と息子には最低限以下の金銭しか与えず外との交流(特に女性)を持たせないように自宅にしばりつけるようなタイプで、嫌なタイプの毒親というか虐待の域です。
主人公は主人公で純粋なようにもみえるが、思春期らしい性的欲求も持ち合わせいます。売春の噂のある少女と出会って、多少の金銭のやり取りはありながら少女と交流を持つようになります。
恋愛的な要素が本筋なんだと思いますが、貧困家庭の問題だったり虐待的な問題だったりと他のことが気になって集中できません。