個々の論文は記述が浅く、内容的に薄すぎる。
こうしたものを複数の著者で作成するのは、個々の著者の実力不足の露呈。
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ハーモニー探究の歴史 思想としての和声理論 単行本 – 2019/1/14
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音楽専門外の読者にも開かれた、和声理論の根幹を解き明かす書。近年の学生たちの関心は、クラシック音楽の鑑賞や、すでに一般的になった(ドイツ・オーストリア中心の)音楽史の叙述にとどまらず、もっと音楽理論的な部分を知りたい、音楽の神秘的な部分を分かりたい、という欲求へと広がっている。本書は、そうした欲求に応えるべく、作品の「中身」を理解するための多様な方法のうち、特にハーモニー(和声)に焦点を当て、各時代の人間たちが、いかにそれを理論化しようとしたのかを、分かりやすく解説した。各時代を画する和声理論を取り上げ、ドイツ的視点とフランス的視点の両面からバランスよく考察し、さらに、イタリア、アメリカの視点を加えた。
- 本の長さ189ページ
- 言語日本語
- 出版社音楽之友社
- 発売日2019/1/14
- ISBN-104276102545
- ISBN-13978-4276102545
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ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
西洋の人々は音楽の神秘をどう解き明かそうとしたのか?和声に焦点を絞り、その流れを追う。
著者について
編著:九州大学大学院芸術工学研究院助教。博士(音楽学)。著書に『ハインリヒ・シェンカーの音楽思想――楽曲分析を超えて』(九州大学出版会、2018年)
編著:北里大学一般教育学部専任講師。博士(音楽学)。共訳書にダランベール『ラモー氏の原理に基づく音楽理論と実践の基礎』など。
著:同志社大学文学部准教授。博士(文学)。共著書に『カルチャー・ミックスII――「文化交換」の美学応用編』(晃洋書房、2018年)。
著:2009年、東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程(音楽学専攻)修了。博士(音楽学)。共訳書にダランベール『ラモー氏の原理に基づく音楽理論と実践の基礎』(春秋社、2012年)。
著:2013年、東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程(音楽学専攻)修了。博士(音楽学)。在ニューヨーク。
編著:北里大学一般教育学部専任講師。博士(音楽学)。共訳書にダランベール『ラモー氏の原理に基づく音楽理論と実践の基礎』など。
著:同志社大学文学部准教授。博士(文学)。共著書に『カルチャー・ミックスII――「文化交換」の美学応用編』(晃洋書房、2018年)。
著:2009年、東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程(音楽学専攻)修了。博士(音楽学)。共訳書にダランベール『ラモー氏の原理に基づく音楽理論と実践の基礎』(春秋社、2012年)。
著:2013年、東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程(音楽学専攻)修了。博士(音楽学)。在ニューヨーク。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
西田/紘子
九州大学大学院芸術工学研究院助教。ロータリー財団奨学金を得て2005年より2年間、ウイーン音楽演劇大学博士課程で音楽理論・分析を学ぶ。2009年、東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程(音楽学専攻)修了。博士(音楽学)
安川/智子
北里大学一般教育部専任講師。パリ・ソルボンヌ(パリ4)大学メトリーズ課程修了。2008年、東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程(音楽学専攻)修了。博士(音楽学)
大愛/崇晴
同志社大学文学部准教授。2005~06年、イタリア政府奨学生としてボローニャ大学で16~17世紀の西洋音楽思想を学ぶ。2009年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程(美学芸術学)修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(PD)、東京大学大学院人文社会系研究科助教を経て、2013年より現職
関本/菜穂子
2009年、東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程(音楽学専攻)修了。博士(音楽学)。ロータリー財団奨学金(2004~05年)、フランス政府給費(2006~08年)、ロームミュージックファンデーション奨学金(2008~12年)を得て、パリ・ソルボンヌ(パリ4)大学博士課程で音楽理論史を学ぶ。2006年、パリ・ソルボンヌ大学修士課程修了
日比/美和子
東京藝術大学大学院在学中に、日本学術振興会の支援を得て2010年より1年間、ニューヨークのコロンビア大学大学院にて音楽理論を学ぶ。2013年、東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程(音楽学専攻)修了。博士(音楽学)。2015年渡米。ニューヨーク、ロサンゼルスを経て現在サンフランシスコ在住。イーストベイの私立学校で講師を務める傍ら、曲目解説やCDライナーノーツの執筆、米国の主要都市でクラシック音楽のレクチャーを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
九州大学大学院芸術工学研究院助教。ロータリー財団奨学金を得て2005年より2年間、ウイーン音楽演劇大学博士課程で音楽理論・分析を学ぶ。2009年、東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程(音楽学専攻)修了。博士(音楽学)
安川/智子
北里大学一般教育部専任講師。パリ・ソルボンヌ(パリ4)大学メトリーズ課程修了。2008年、東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程(音楽学専攻)修了。博士(音楽学)
大愛/崇晴
同志社大学文学部准教授。2005~06年、イタリア政府奨学生としてボローニャ大学で16~17世紀の西洋音楽思想を学ぶ。2009年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程(美学芸術学)修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(PD)、東京大学大学院人文社会系研究科助教を経て、2013年より現職
関本/菜穂子
2009年、東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程(音楽学専攻)修了。博士(音楽学)。ロータリー財団奨学金(2004~05年)、フランス政府給費(2006~08年)、ロームミュージックファンデーション奨学金(2008~12年)を得て、パリ・ソルボンヌ(パリ4)大学博士課程で音楽理論史を学ぶ。2006年、パリ・ソルボンヌ大学修士課程修了
日比/美和子
東京藝術大学大学院在学中に、日本学術振興会の支援を得て2010年より1年間、ニューヨークのコロンビア大学大学院にて音楽理論を学ぶ。2013年、東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程(音楽学専攻)修了。博士(音楽学)。2015年渡米。ニューヨーク、ロサンゼルスを経て現在サンフランシスコ在住。イーストベイの私立学校で講師を務める傍ら、曲目解説やCDライナーノーツの執筆、米国の主要都市でクラシック音楽のレクチャーを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 音楽之友社 (2019/1/14)
- 発売日 : 2019/1/14
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 189ページ
- ISBN-10 : 4276102545
- ISBN-13 : 978-4276102545
- Amazon 売れ筋ランキング: - 302,155位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 674位音楽学・音楽教育学
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年3月16日に日本でレビュー済み
音楽理論が時代を経て積み重ねられた思想である一面から、和声法の本質をその歴史を通じて解き明かす、コンパクトかつボリュームのある一冊です。
第1章では古代から中世に音楽理論の基礎にあったピュタゴラス、ボエティウスから、16世紀イタリアのザルリーノ、17世紀のデカルトにいたる数と協和音のあり方が読み解かれます。第2章では、自然と音楽という視点で、18世紀フランスの作曲家ラモーや科学者エステーヴ、ドイツのオイラー、そしてイタリアの「悪魔のトリル」作者タルティーニの差音や調和分割が明確に図解されます。
その後の第3章では19世紀、チェコ生まれでウィーン古典派と時代を共にし、パリ音楽院でのベルリオーズやグノー、フランクの師であるレイハの旋律論や作曲法講義に見られる音楽的文法が魔笛のパパゲーノのアリアを例に、分かりやすく語られます。続いて、和声的調性というフェティスの教授法に、ヘーゲル哲学をフランスに紹介したクーザンの哲学と歴史の折衷主義を見てとりながら、後の民族音楽学的アプローチもそこに見いだしています。
第4章以降も、19世紀ドイツのリーマン理論がネオ・リーマン理論に三度の音の網を通じて展開され、第5章ではワーグナーのトリスタン和音、フォーレの旋律和声、ドビュッシーの自然の共鳴(ヘルムホルツの響きの訳語)を経て、新しい聴き方に耳を変え、20世紀初頭には世界の音階理論へと展開していき、他方第6章でシェンカー、第7章でシェーンベルクとビートルズの違いに、第8章ではポスト調性理論にまで詳しく言及されています。
コンパクトながら、音楽理論の専門家と一般音楽愛好家の対話を実現した、素晴らしい一冊です。
第1章では古代から中世に音楽理論の基礎にあったピュタゴラス、ボエティウスから、16世紀イタリアのザルリーノ、17世紀のデカルトにいたる数と協和音のあり方が読み解かれます。第2章では、自然と音楽という視点で、18世紀フランスの作曲家ラモーや科学者エステーヴ、ドイツのオイラー、そしてイタリアの「悪魔のトリル」作者タルティーニの差音や調和分割が明確に図解されます。
その後の第3章では19世紀、チェコ生まれでウィーン古典派と時代を共にし、パリ音楽院でのベルリオーズやグノー、フランクの師であるレイハの旋律論や作曲法講義に見られる音楽的文法が魔笛のパパゲーノのアリアを例に、分かりやすく語られます。続いて、和声的調性というフェティスの教授法に、ヘーゲル哲学をフランスに紹介したクーザンの哲学と歴史の折衷主義を見てとりながら、後の民族音楽学的アプローチもそこに見いだしています。
第4章以降も、19世紀ドイツのリーマン理論がネオ・リーマン理論に三度の音の網を通じて展開され、第5章ではワーグナーのトリスタン和音、フォーレの旋律和声、ドビュッシーの自然の共鳴(ヘルムホルツの響きの訳語)を経て、新しい聴き方に耳を変え、20世紀初頭には世界の音階理論へと展開していき、他方第6章でシェンカー、第7章でシェーンベルクとビートルズの違いに、第8章ではポスト調性理論にまで詳しく言及されています。
コンパクトながら、音楽理論の専門家と一般音楽愛好家の対話を実現した、素晴らしい一冊です。
2019年2月3日に日本でレビュー済み
ソフトカバー装丁の貧弱な外観とは裏腹に、和声・コードに関する疑問をクラシック音楽のみならずジャズ体系から照らし合わせても一気に疑問が払拭される詳らかな内容がとても素晴らしいと思います。私のような浅学非才な読者からすれば、ジャン゠フィリップ・ラモー以降に挙げられる和声二元論やネオ・リーマン理論など、その後のジャズ・フィールドで応用されたシリンガー・システム、中心軸システム、ネガティヴ・ハーモニー、リディアン・クロマチック・コンセプトetcの一定の知識を得ても、新たな疑問が生じてはそれらをまとめる事がなかなかできない寸断された知識を得ているようなもどかしさがありましたが、本書を読んでそれらの疑問がすべて払拭された思いです。
著者は章毎に登場する主要な人物としてザルリーノ、ラモー、フェティス、リーマン、ダンディ、シェンカー、シェーンベルク、フォートを冒頭に挙げるが、これらの人物に関わる他の知られざる重要人物や援用される関連文献の圧倒的な量の前にはただただ敬服するあまり。素晴らしい内容でした。
著者は章毎に登場する主要な人物としてザルリーノ、ラモー、フェティス、リーマン、ダンディ、シェンカー、シェーンベルク、フォートを冒頭に挙げるが、これらの人物に関わる他の知られざる重要人物や援用される関連文献の圧倒的な量の前にはただただ敬服するあまり。素晴らしい内容でした。
2019年3月2日に日本でレビュー済み
ハーモニーの歴史を理解することで、和声を今勉強している学生さんはより興味を持つきっかけになると思います。非常に貴重な一冊です。