ハーバードの小児科教授の著作です。第2章まで読み終えましたが、肥満・炭水化物・人工甘味料について等身体の太る痩せる健康不健康のメカニズムが、わかりやすくきちんと丁寧に解説されています。こういう内容はなかなか今までなかったと思います。
マイナスにした点は2つです。
1.翻訳者の名前と経歴の記載が全くありません。こういう本では非常に珍しいことです。ただ、文章は硬いけれども非
常に読みやすくわかりやすいです。おそらく原著の文章が簡潔でわかりやすいのでしょうね。
2.食材がわかりにくい。直訳でしょう。例:ヘビークリームなど。(多分生クリームのことだと思わ
れますが。)
3.文中にある*(解説)のページが巻末にあるので開くと全て英語の文献がずらっと記載されているだけ。
これなら日本版では削除されている方がまだましかも。ダイエットに使用するワークシートが記載不充分(博士のHP
ではデイリー・ウイークリー・マンスリーと全て英語のものがDL可能なのですが)。一部しか掲載されておらず、む
しろワークシートを全部掲載しておいてほしかったと思いました。博士のHPはいくつかのカテゴリに分かれているの
で英語に慣れない読者には、ワークシートをDLするページにたどり着くのに時間がかかると思われました。
以上の3点を差し引いても、読み応えのある非常にわかりやすい理論です。糖質制限ダイエットに限界を感じている方は一読されてみてはいかがでしょうか。自分としては糖質制限にこちらを取り入れつつ実践してみようと考えています。
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