専門性かけあわせのススメ
医学部卒業後、医師として研鑽を積みつつ英語を勉強し、ハーバード大学へ留学。並行してボストン大学でエグゼクティブMBAを取得し、現在は病院に勤務しながら、IoT(モノのインターネット)を医療に応用するIoMT(医療機器のインターネット)の普及を目指す社団法人を設立。異色のキャリアを可能にした効率のよい勉強法を、平易な文章でまとめた本だ。
「今や、ひとつの専門分野だけをいくらがんばっても、よほどの能力や運がなければトップクラスには入れない。でも、複数の専門性を組み合わせれば、その人にしかできない道をひらくことができる。著者はまさにそうした生き方を実践している方で、そこが読者に響いているのだと思います。忙しい社会人でも本業の仕事と勉強を両立させて、新しい領域を身につける方法を書いてもらいました。勉強法の本ですが、著者同様に留学を検討されている方やその親御さんに、ある種の指南書としても読まれているようです」(担当編集者の千葉正幸さん)
刊行当初から順調な売れ行きを見せた本書だが、セカンドブレイクの起爆剤は表紙の掛け替えだという。
「刊行当初はビジネスパーソンをターゲットにした装丁にしていたのですが、もともと幅広い層に役立つ普遍性のある内容だと確信していました。そこで重版分から、学生や主婦の方の目にとまりやすい、現行のカジュアルな装丁に切り替えたんです」(千葉さん)
評者:前田 久
(週刊文春 2016.11.16掲載)
内容(「BOOK」データベースより)
時間管理、集中力、記憶術、モチベーション向上、英語学習etc。医師として勤務しながら、語学力ゼロからハーバードに留学し、同時にMBAを取得した著者が教える、限られた時間で最大の成果を上げる技術。
著者について
猪俣武範(いのまたたけのり)
1981年5月、千葉県船橋市生まれ、茨城県取手市育ち。2006年順天堂大学医学部医学科卒業。2008年東京大学附属東大病院初期臨床研修医終了。2012年順天堂大学大学院眼科学にて医学博士号ならびに眼科専門医取得。2012年からハーバード大学医学部眼科スケペンス眼研究所へ留学。留学中にはボストン大学経営学部Questrom School of BusinessでMBA取得。2015年11月より順天堂大学医学部附属病院眼科助教として、臨床、研究、教育、経営に携わる。日本の医療従事者の海外留学を支援する一般社団法人JGMS(Japan Global Career Support)を設立し、日本の医療のグローバル化に貢献。趣味は硬式テニス。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
猪俣/武範
1981年5月千葉県船橋市生まれ、茨城県取手市育ち。2006年順天堂大学医学部医学科卒業。2008年東京大学附属東大病院初期臨床研修医終了。2012年順天堂大学大学院眼科学にて医学博士号ならびに眼科専門医取得。2012年からハーバード大学医学部眼科スケペンス眼研究所へ留学。留学中にはボストン大学経営学部Questrom School of BusinessでMBA取得。2015年11月より順天堂大学医学部附属病院眼科助教として臨床、研究、教育、経営に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)